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野菜の価格動向、ホウレンソウ平年比22%高 天候不順や台風が影響

野菜の価格動向、ホウレンソウ平年比22%高 天候不順や台風が影響

農林水産省は10日、食品価格動向調査(2018年10月1~3日、全国平均)を発表しました。天候不順や台風の影響による生育不良などにより、調査対象8品目のうち、6品目の値上がりが見られました。

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6品目で平年より値上げ レタス、キャベツは20%以上安

同調査は、8品目(レタス、キャベツ、ネギ、玉ねぎ、トマト、ホウレンソウ、白菜、ダイコン)の野菜を対象に、2018年各都道府県10店舗(全国470店舗)について訪問調査をしたものです。

対象品目のうち、レタスとキャベツを除く6品目が、過去5年平均に比べて7~22%値上がりしました。

北関東を主な産地とするホウレンソウは、1キロ当たり1,393円(※)と平年に比べて22%高くなりました。農畜産業振興機構の調査によると、群馬県産は8月の高温期に種まきをしたものが発芽・生育不良だったことなどから、現在の出荷量は平年を下回っているものの、気温が低下する今後は回復する見込みです。茨城県産は、曇天・雨天の影響で生育が遅れていることから、引き続き平年を下回る出荷量となりそうです。

※特売価格を含まない税込み価格で、全調査店舗の単純平均(小売り価格の全国平均値)。

ネギは、北海道産が台風21号の影響による折損などで市場に出荷できる量が減ったことなどから、全国平均は平年比20%高となりました。

一方で、レタス(-21%)とキャベツ(-25%)は、生育状況が順調なため、それぞれ平年より安くなりました。レタスの価格は、主な産地である長野県の一部で曇雨天の影響で病害が発生していることや例年に比べて収穫時期が早いため、今後は上昇する見込みです。

【関連サイト】
食品価格動向調査(野菜)
野菜の需給・価格動向レポート

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