センサーによる見守りで、牛の見回り業務を大幅に軽減する『U-motion®』

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センサーによる見守りで、牛の見回り業務を大幅に軽減する『U-motion®』

センサーによる見守りで、牛の見回り業務を大幅に軽減する『U-motion®』

最終更新日:2018年12月28日

センサー情報による牛の行動分析で、畜産や酪農の現場で注目を集めているデザミス株式会社の『U-motion®(ユーモーション)』。今回は、開発を担当するNTTテクノクロス株式会社 IoTイノベーション事業部の畠中将徳(はたなかまさのり)氏と佐々木克敏(ささきかつとし)氏に『U-motion®』の進化についてお話を伺いました。

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対処が必要な牛を検知して、生産効率をアップ

農業界全体の課題である「高齢化」と「労働力不足」の問題は、畜産・酪農の分野でも顕在化しています。近年、飼養戸数は肉用牛・乳用牛ともに減少傾向にある一方で、離農者から牛を引き受ける形で1戸当たりの飼養頭数は増加しており、残った生産者にもしわ寄せが見られます。

NTTテクノクロス株式会社

牛の飼育は、重労働な上に、病気や事故で一頭でも失うと大きな経済的損失が発生するというリスクも抱えています。そのため、生産者は牛の状態を常にチェックし、体調不良や起立困難などの危険な兆候を事前に察知して、対処していく必要があります。しかし、労働力不足の現状では、飼育するすべての牛の状態を丁寧に見守ることは容易ではありません。

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そこで、今、業界で注目を集めているのが、デザミス株式会社とNTTテクノクロス株式会社が協力して開発した『U-motion®』です。タグ型のセンサーを牛に装着することで、牛の行動を24時間リアルタイムに観察し“見える化”を実現。AI×IoT技術で、畜産や酪農の現場が抱える課題解決に取り組んでいます。

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『U-motion®』では、採食・飲水・反芻・動態・起立・横臥・静止などの牛の主要行動をセンサーで測定。詳細な行動データと蓄積データを機械学習や独自のアルゴリズムで分析することで、生産者が確認すべき牛の状態である疾病(体調不良)や発情兆候、起立困難を通知するサービスを提供しています。

すでに全国各地の牧場で導入が進んでおり、現在は肉用牛や乳用牛など、約5万頭からのデータをクラウドに収集し、そのビッグデータを分析することで検知精度を日々高めています。

『U-motion®』の導入で、生産者が365日24時間体制で行っていた見回り作業が大幅に軽減したのはもちろん、起立困難牛の検知事例も数多く報告されているといいます。その他にも、発情兆候を見逃さずに種付けができるようになり、繁殖の効率が上がったという生産者や、目視では分からないような体調不良も早めに対処ができるようになったなど、導入したユーザーからは高い評価を得ています。

開発チームに聞く――進化を続ける『U-motion®』

2017年の年末からは、肉用牛の突然死を防止する『起立困難牛検知アラート』の提供を開始するなど、ユーザーの声に対応したバージョンアップが図られ、サービスとしても進化を続けています。

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「肉用牛は肥育する中で、太りすぎて転んでしまうことが珍しくありません。自分では簡単に起き上がれないので、そのまま放っておくと胃にガスが溜まって窒息死してしまいます。こうした異常を検知すると、自動的にE-mailで通知し、すばやく対処ができるように開発したのが『起立困難牛検知アラート』です。今は肉用牛向けに提供していますが、今後、要望があれば乳用牛向けにも提供することを考えてみます」と畠中将徳氏は話します。

それでは、『起立困難牛検知アラート』にはオプション料金が必要なのかを確認したところ、『U-motion®』はそのようなスタンスではないといいます。

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「『U-motion®』は月額で利用料をいただきますが、これまでに追加したアラート機能でも、オプション料金はいただいていません。「U-motion®」というサービスが進化し、生産者の方々をサポートする機能が増えていく…ということです。『起立困難牛検知アラート』もオプションではなく、『U-motion®』の提供する機能のひとつという扱いです。サービスは常に進化させながら、料金体系はシンプルにすることで、生産者の方々に導入してもらいやすくしています」と佐々木克敏氏が補足します。

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また、「U-motion®」では、経験や勘に頼ることなく、管理画面で詳細な行動データをグラフの推移などで視覚的に確認することができるため、何かあれば迅速に対処することが可能です。「注意が必要な牛は、管理画面上でアラート表示されるのですぐに気づくことができます」―と話す佐々木氏の言葉からも分かるように、ユーザーの使いやすさを考えたサービスに仕上がっています。

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継続した研究開発で、データの活用範囲の拡大を目指す

「ユーザーによって『U-motion®』の活用度は異なります。投薬や分娩の情報、疾病や発情アラートの履歴などを記録して一頭ごとにライフログを作成している牧場や、朝のミーティングで『U-motion®』の管理画面を表示して従業員と注意すべき牛の情報を共有している生産者など、さまざまです」と畠中氏。

「ビッグデータから牛の動きを予測するアルゴリズムの検知精度をさらに向上させるために、たびたび現地に行って牛の行動をチェックし、その動きとセンサーデータの関連性を調べて分析に反映しています」と佐々木氏。

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現場での活用方法やユーザーの要望をしっかりと把握することはもちろん、牛の動きを自分の目で観察することが、サービスの品質向上につながっていくと開発チームのふたりは口を揃えます。

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また、『U-motion®』のタグには、加速度センサーや気圧センサー、位置検出センサーなど、複数のセンサーが組み込まれており、その収集データを新たな行動検知に活用できるように、常時研究が進められています。開発チームでは、ディスカッションを頻繁に行いながら既存機能の精度向上と新機能の開発に向け、仮説と検証を繰り返しながら日々センサーデータと格闘しています。まずは、特にユーザーからのニーズが強い「分娩のタイミングを検知して知らせるアラーム機能」の実装などを目指しているといいます。

このように『U-motion®』のサービスは常に進化を続けています。畜産や酪農を次のステージに引き上げる『U-motion®』の進化は、今後も注目する必要がありそうです。


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