次世代施設園芸拠点の成否とは? 滑り出しを決める生産管理と労務管理
ライター:窪田 新之助
農林水産省の肝いり事業として2017年までの3年間で全国10カ所に整備された次世代施設園芸拠点。経営状況に関してまだ良い成果を耳にしたことがない。しかし「うちは3年目から黒字」と打ち明けるのは、高知県四万十町にある拠点で大玉と中玉のトマトを作る四万十とまと株式会社の代表・山本喜代晴(やまもと・きよはる)さん(67)。15年から1.4ヘクタールの施設を運営する中、成否の分かれ道は生産管理と労務管理にあったと実感している。