- 病原菌や病害虫の汚染密度が極めて低い苗を安定供給
- 直接定植法で育苗を省略でき、鉢上げで収穫期の前倒しも可能
- 閉鎖型イチゴ栽培植物工場での周年生産の実現にも貢献
病害リスクを低減し、育苗時の不安を解消
イチゴ栽培において最も気を遣う作業の一つが育苗です。一般的な育苗期間は半年以上と長く、暑いハウス内での作業は生産者にとって大きな負担となります。従来のランナー育苗では、親株から病原菌が伝染するリスクもあり、炭疽病や萎黄病などが発生すれば収量の減少は避けられません。
そこで育苗に悩まされてきた生産者に紹介したいのが、第一実業株式会社(以下、DJK)が提供するイチゴ培養苗です。最先端の液体培養技術と装置を用い、生育から発送まで一貫してクリーンな環境で育苗された苗は、病原菌に侵されているリスクが極めて低いのが特長。親株で利用することで病害対策につながります。
収穫期に合わせた多様な栽培体系が可能
DJKのイチゴ培養苗はクラウン径2~3㎜の時点で発送されます。従来のランナー育苗の定植時期より少し早い8月下旬~9月上旬頃に直接定植すれば、育苗工程を省略することができます。早生品種であれば収穫開始は12月上~中旬頃からとなり、年明けの収穫量は増加します。育苗の省力化につながるため、観光農園を運営する生産者におすすめです。
■DJKのイチゴ培養苗の生産工程
また、届いた苗をポリポットに鉢上げした後、本圃に定植すれば11月下旬には収穫を始められ、需要が最も高まるクリスマス前に出荷できるようになります。DJKでは現在、育苗体制を強化しており、2022年には70万株を供給予定。試験栽培用の苗の供給は2021年から始めるとしています。少量で試してみたいとお考えの方は、一度相談してはいかがでしょうか。
- 生育旺盛なため、ランナーや脇芽の定期的な整理をお願いします。
- 肥料や環境に敏感なので栽培体系に応じた肥培管理をお願いします。
- 従来苗と同様に通常の病気対策の徹底をお願いします。
[問い合わせ先]
第一実業株式会社
第一実業ベリーズファーム(イチゴ苗植物工場)
〒350-0444
埼玉県入間郡毛呂山町旭台15番地
TEL:0492-77-4873