北海道日高農業の特色と
就農までのステップ
日高地域の年間農業産出額は452億円で、部門別にはサラブレッド等で約55%を占め、乳用牛と肉用牛がそれぞれ約15%、野菜は約13%です。
※農林水産省 平成30年市町村別農業産出額(推計)より
水稲栽培では、年間約6,600tのうるち米を生産しており、馬舞米(うまいべ)、ニシパの恋人米、判官伝説、浦河特別栽培米、アポイ米、万馬券、トキノミノルといったブランド米としても販売。施設園芸では、美味ネギ君(長ネギ)、ニシパの恋人(トマト)、にいかっぷピーマン、太陽の瞳(ミニトマト)、みついし花だよりといったブランド作物も生産しており、一口に農業といってもその幅の広さが魅力です。
①情報収集 ②就農相談 ③現地訪問見学
④農業実習や体験研修 ⑤実践研修 ⑥新規就農
新規就農者向け支援制度
農業は未経験だけど、新規就農にチャレンジしたい!そんな方々を応援するために、日高地域の各町には農業技術を習得するまでの支援制度があります。
北海道日高地域では新規就農希望者のために、準備期間や研修期間、就農後まで様々な助成制度を用意。新規就農者の多くは、その地域の先進農家や、自治体などが運営する実践農場での研修を経てから就農することができます。管内の各町では、農業体験~就農して経営が安定するまで、地域一帯となってサポートする充実した支援体制が整っています。
■研修期間中
主な受入作物:水稲、施設野菜、肉牛、酪農、軽種馬
・条件
年齢:20~45歳
自己資金:概ね300万円
「農業支援員・地域おこし協力隊」として委託契約
家賃補助あり(研修生住宅)、農業大学校の経営研修受講費用を補助、研修手当支給
車輌借上・被服・通信費の補助 、
▼就農までの過程(施設園芸の場合)
1年目、先進農家等で農業体験
2年目、希望する作目を研修
3年目、就農準備
4年目、就農
■就農後
・リース:農協のリースハウス(一定期間後譲渡)
・農地・施設・機械の補助:2分の1(上限500万円)
■研修期間中
主な受入作物:トマト
・条件
年齢:20~45歳
自己資金:500万円程度
家族構成:夫婦であること
家賃補助あり(研修生住宅、家賃2万/月)、研修手当支給
農業大学校の経営研修受講費用を補助
▼就農までの過程(施設園芸の場合)
1年目、農家研修
2年目、実践農場研修
3年目、就農
■就農後
・リース:農協のリースハウス(一定期間後譲渡)
・施設・機械の補助:リースハウスの整備費用に対し、2分の1(上限500万円)
■研修期間中
主な受入作物:そ菜(ピーマンなど)
・条件
年齢:25歳~概ね40歳以下
家族構成:夫婦であること
「農業支援員・地域おこし協力隊」として採用
家賃補助あり(住宅賃料月3万円限度、農業支援員専用住宅も完備)、研修手当支給、
大特・けん引免許、その他技能研修費全額補助
車輌借上、被服、通信費の補助
▼就農までの過程(施設園芸の場合)
1年目、先進農家等で農業体験
2年目、希望する作目を研修
3年目、就農準備
4年目、就農
■就農後
・農地・施設・機械の補助:2分の1以内(上限500万円)
■研修期間中
主な受入作物:施設野菜(ミニトマト)、花き、肉牛
・条件
年齢:概ね20歳~就農時50歳未満
自己資金:就農時500万円程度
家賃補助あり(研修生住宅、研修中家賃無料)、研修手当支給
▼就農までの過程(施設園芸の場合)
【ミニトマト】
1年目、先進農家等で研修
2年目、町有施設で研修
3年目、就農
【花き】
1~2年目、町有施設で研修
3年目、就農
■就農後
・農地の補助:賃借料2分の1以内(5年間)
・施設の補助:ハウス資材2分の1以内 他
新ひだか町就農サイト
新ひだか町役場 農政課/0146-33-2113
■研修期間中
主な受入作物:夏秋いちご
・条件
年齢:就農時65歳未満
自己資金:500万円程度
家族構成:夫婦であることが望ましい
「地域おこし協力隊」として採用する場合あり(補助内容は異なります)
研修中、住宅を低家賃で貸付、研修手当支給
▼就農までの過程(施設園芸の場合)
1~2年目、先進農家等で研修
3年目、町のリースハウス等に就農
■就農後
・リース:町のリースハウス(一定期間後譲渡)
■研修期間中
主な受入作物:夏秋いちご
・条件
年齢:~65歳未満
「地域おこし協力隊」として採用する場合あり(補助内容は異なります。)
家賃補助あり(住宅賃料月4万円限度)※地域おこし協力隊の場合も同様、研修手当支給
研修・受講料全額補助※地域おこし協力隊の場合も同様
地域おこし協力隊の場合、車輌借上料・通信費の補助
▼就農までの過程(施設園芸の場合)
1~2年目、先進農家等で研修
3年目、町のリースハウス等に就農
■就農後
・リース:町のリースハウス(一定期間後譲渡)
・施設の補助:2分の1以内(上限300万円)
・機械の補助:2分の1以内
■就農後
・施設・機械の補助:2分の1以内
ここでは、就農研修時及び就農後の「支援内容の一部」を紹介していますが、この他にも国や道による助成制度も!町や国がしっかりサポートしてくれているので、新規就農を目指す方にとっては心強い環境です。
まずは短期滞在型の農業体験から始めてみませんか
これまでにも1泊2日の体験ツアーなどを実施しています。「農村生活に興味がある」「農家の働き方を知りたい」「農業に向いているか体験してみたい」など北海道の農業に興味がある方は大歓迎とのこと!
過去の農業体験では、ピーマン、イチゴ、馬の厩舎(きゅうしゃ)見学、農作業体験のほか、希望者には新規就農相談会も実施。農業体験が初めての方も安心して参加できる内容になっています。
▼参加申込サイトはこちら
https://www.hidaka.pref.hokkaido.lg.jp/ss/num/121742.html
【ひだか7MISSIONS】人と仕事のストーリー ひだかのチカラ
①農業・馬生産牧場
② 農業・馬産業人材育成
③農業・野菜生産
④農業・肉牛生産
⑤漁業
⑥林業
【お問い合わせ先】
北海道日高振興局産業振興部農務課
北海道浦河郡浦河町栄丘東通56号
TEL:0146-22-9349
FAX:0146-22-6343
メールアドレス:hidaka.nomu1@pref.hokkaido.lg.jp
ナナイロひだかポータルサイト
北海道日高振興局農務課ホームページ