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新牛舎は驚きの全面アスファルト!省力化に取り組み、世界基準を見据えた経営スタイルで世界に誇れる和牛づくりにチャレンジ

新牛舎は驚きの全面アスファルト!省力化に取り組み、世界基準を見据えた経営スタイルで世界に誇れる和牛づくりにチャレンジ

和牛の生産量日本一を誇る鹿児島。2017年には、“和牛のオリンピック”といわれる「全国和牛能力共進会」で鹿児島和牛が日本一の称号を獲得しました。今回ご紹介する森ファームも4位入賞を果たし、日本一に大きく貢献しています。森ファームは、繁殖から生産、肥育まで一貫体制で取り組む和牛のプロフェッショナル集団です。鹿児島県内に6カ所、宮崎に1カ所(森ファーム宮崎)の農場を所有し、飼養頭数は6000頭にのぼります。積極的なIoT導入や設備投資で牛の管理体制やスタッフの労働環境を整えつつISO22000をいち早く取得して海外輸出の体制を整えるなど、常に先を見据えた経営スタイルで和牛生産に取り組んでいます。その裏側には、食べ物を作ることへの誇り、手をかけて育てている牛への深い愛情がありました。

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A4、A5等級が90%以上!
人材も和牛も共に育てる体制が良い牛づくりの秘訣

株式会社森ファーム 代表取締役の森義之さん

森ファームの特徴は、和牛の品質が高いこと。出荷される和牛はA4、A5等級が9割以上を占めており、これは一般的な和牛農家よりもかなり高い水準です。しっかり利益を確保して、さらには人材を育成していくために等級の高い和牛生産を目指すようにしている、と社長の森義之さんは言います。
「牛を育てるには人を育てることが大切です。そして人を育てる上で、現場で『A3でいいよ』 って言うのと『A4、A5を目指そう』と言うのではスタッフたちの張り合いが全然違います。A4、A5は肥育技術の勝負になってきます。牛は全部A5になる可能性を秘めているので、持っている能力をいかに引き出すか。それを追求していくように社員にも伝えています」。

IOT導入で作業効率が上がり、
牛のケアに時間をかけられるように

子どもの頃から畜産に携わる祖父の姿を見て育ち、休みのたびに牛の世話をしていた森社長にとって、牛は大切な存在。だからこそ、畜産業界をより良くしていきたい思いがあります。
「畜産は、いわゆる3K(きつい、きたない、くさい)と言われる職業。でも、和牛は日本が世界に誇る知的財産ですし、食料を生産している責任感もあって、かっこいい職業だと思います。後継者不足で年々この業界は衰退しているので、残していくためには畜産をもっと誰でもできるような仕事にしていかないといけないと考えていました」。
そこで、今まで「職人の勘」とされていた仕事の部分を、しっかり明確化・細分化して、誰もができる仕事にすべくマニュアル化。さらに、未経験で入社したスタッフの誰もが働きやすいように作業動線を考えて環境整備に取り組んでいます。

2018年に新設された下沢津農場は、これまでの森ファームの知見と最新の設備が詰め込まれています。給餌はフォークリフトを利用した移動式自動給餌器を採用。床は全面コンクリートで平らに整えているので機械が動きやすく、スタッフたちも管理がしやすい環境です。機械化で作業時間が短縮された分、牛の世話にたっぷり時間をかけられるように。さらに、U-motionの導入で牛の事故率も飛躍的に減少しました。

「スタッフたちには“作業”と“仕事”を区別して考えるように伝えています。設備や動線を整えて、誰でも対応できるようにした業務が作業。その作業からひとつレベルアップしたところが仕事。牛の変化に気が付いたり、状態を良く知るためにどうしたらいいかと考えたり。その仕事ができるようになるには、作業しながら経験を積み重ねることです」。

世界中の人々に、日本が誇る和牛を届ける

2015年にはISO22000という食品安全認証を取得。これにより、出荷にあたり明確なトレサビリティが添付されます。
「私たちは食べるものを作る責任があり、和牛業界は安心安全に対して各畜産家が様々なかたちで努力しています。だからこそ、それをきちんと第三者や認証機関に裏付けしてもらう必要があります。和牛は日本だけでなく海外のマーケットにも挑戦できる素晴らしいブランドだからこそ、国際基準を順守・クリアして勝負していかないといけません」。

森ファームの和牛は、香港やシンガポール、アメリカと海外にも輸出されており、特に香港など中華圏から高い評判を得ています。中国にはまだ輸出されていませんが、中華圏での評判が高いので、大きなマーケットでの可能性を秘めています。
「世界にはいろんな牛がありますが、サシ(霜降り)を入れる能力は和牛が一番高いわけです。それは日本の畜産農家が100年かけて作り上げてきた財産。その和牛を、食材としてだけでなく、すき焼きや焼肉などの文化と一緒に届けたいです」。

共に一つの目標に向かう 若いスタッフが切磋琢磨できる環境

森ファームは若い社員が多く、和気あいあいとした雰囲気の職場環境です。下沢津農場のスタッフは全員20代。お互い協力しながら、共進会・共励会に向けて肥育に力を入れるなど、一つの目標に向かって共に努力する一体感があります。

28歳で農場長を務めるのは、徳之島出身の永吉将輝さん。実家が和牛生産農家で、鹿児島の農業大学校で学んだ後に森ファームへ入社。畜産未経験から入ったスタッフも仕事がしやすいように、牛についてわかりやすく教えています。
「生き物が相手なので、何が起こるかわかりません。牛が好きな子は自分から可愛がってくれたりするんですけど、そうでない人もいるので、スタッフにはまず牛はどういう生き物かを教えて、ケガをしない安全な作業の仕方を覚えてもらいます。例えば、牛舎に入るときは牛に声をかけてびっくりさせないようにとか基本のところを。命の大事さを一緒に感じてもらえたらと思ってやっています」。

スタッフの松林汐李奈さんは、森産業グループが運営するソフトボールチーム「MORI ALL WAVE KANOYA」の選手として森ファームに入社。未経験から畜産に携わることになり、今年で1年半になります。
「知識ゼロからでしたが、わかりやすく教えてもらって働きやすいです。子牛が生まれるところから見られて、成長して肥育牛になったり母牛に変わったり、最初から最後まで牛の成長を見られるところがすごくいいなと思います。自分が手をかけただけ、いい牛に育っていくところにやりがいを感じます」
特に子牛はちょっとしたことで風邪をひくなど体調を崩しやすいため、毎朝便の状態を確認して、早めの治療を心がけているそう。大変なことがあっても、その後に良い成績が出ると達成感を感じるのだとか。

「とにかく牛がエサを食べやすいようにしようとか、快適に過ごせるようにしようとか、牛に愛情をかけて働けるのが森ファーム一番の魅力です。すくすく育っていく子牛を見ていると、この仕事がすごく楽しい!って思いますね」と永吉さん。

現在は、社員一丸となって2022年10月の「全国和牛能力共進会」を目指して牛の調教中です。朝と晩に畑まわりを散歩させるなど、目標に向かって進んでいます。

2022年はインターンシップも実施!
畜産が初めての方も大歓迎

そんな森ファームは、2022年度のインターンシップを募集中。畜産課の学生はもちろん、少しでも畜産に興味があれば経験を問わず大歓迎だそうです。
「皆さんがよくスーパーで見る和牛について、まずは知ってもらいたいと考えています。牛を育てるには、どれだけの時間や労力がかかっているのか現場を見て欲しい。そうやって知ってもらうことが、今後長い目で見たら畜産業界へ理解を持ってくれる消費者が増えることにつながると思います」と森社長。
インターンシップでは、子牛のミルクやり、牛のエサやり、手入れ、分娩、寝床づくりなどが体験できます。牛が生まれる瞬間からトータルで関われるのは、一貫体制の森ファームならでは。和牛の世界について知るチャンスです。少しでも興味を持ったら、ぜひ連絡してみてください。

インターンシップの詳しい情報やご応募はこちら

【問い合わせ先】
株式会社 森ファーム
〒899-8511
鹿児島県鹿屋市輝北町市成3378番地1
TEL:099-481-1515
FAX:099-481-1500
※HPは森産業グループのページになります

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