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牧場で働いたことがない初心者でも始めやすい！
牧場と聞くと牛乳を生産する「酪農業」を思い浮かべる方が多いと思いますが、渋谷牧場は北海道でも珍しい肉牛の飼育農家。近隣の牧場でオスの牛が生まれた時にその牛を買い取り、6ヶ月ほど飼育して大きくしてから、肥育農家に引き渡す仕事です。
白と黒のホルスタインは乳牛のイメージが強いですが実は肉牛としても飼養されています。黒毛に比べて性格が穏やかで、病気にも強く、大きく成長する前の段階なので、牧場経験が少ない方でも扱いやすい牛と言えます。
渋谷牧場では生後数週間の牛をハッチに入れて飼育しています。仔牛の管理は難しく、風邪を引いたり、下痢を長引かせたりするだけで、その後の生育に影響が出てしまいます。日頃の観察が一番大切で、毛艶、食欲などあらゆるところに目を光らせて、病気の早期発見と予防に努めます。
仔牛は大きくなるにつれ、段階ごとに牛舎を引っ越しして育てます。フリーストールの牛床が綺麗に掃除され、新しいオガクズが敷かれると、牛たちは飛び跳ねるように喜んで小屋の中を走り回ります。動物の無邪気な様子が見られるのも、仔牛を育てる飼育牧場ならではの光景です。
昔ながらの「人の手」だけでなく、効率的にロボットが自動で授乳
（下）牛が入るとロボットが自動で授乳
授乳はロボットが自動で行います。牛が専用のブースに入ると、首にかけられた機器が自動で情報を読み取り、その牛に合わせて授乳します。1度飲んだ牛が再びやってきてもミルクは出ない仕組みです。また、飲んだ量や時間も数値化されるので、牛の健康管理にも役立ちます。
毎日の搾乳も突発的な分娩もないのでプライベートな時間を確保できる
酪農牧場との大きな違いは毎日の仕事に「搾乳」がないことです。搾乳は大きく朝と夕方にやる牧場が多く、朝は5時前から、夜も20時過ぎまで働くことが珍しくありません。この搾乳作業がない分、渋谷牧場の始業は6時30分、終業は16時と時間にゆとりがあるのも特徴です。
さらに「分娩」もないので、夜中に仕事が入ったり、突発的に昼の仕事が止まったりすることもありません。生活のリズムをしっかり保って働けるので、牧場経験がなくても、働きやすい環境といえます。
6:30 出社 朝のミルク・飼料をあげる
8:00 牛の観察・寝床の管理
11:00 お昼休憩
13:00 病気の牛の治療
14:30 夕方のミルク・飼料をあげる
16:00 片付け
16:30 退社
「自分のペースで働いてほしい」と笑う、代表の渋谷さん
「自分のペースで働きたい人にちょうどいい規模の牧場」と話す渋谷牧場・代表取締役の渋谷 拓美さん。アットホームな環境で、渋谷さんご夫婦とスタッフ3名が常勤しています。大勢がワイワイ働く牧場ではないので、人見知りな方でも安心です。
普通科の出身・牧場経験がゼロでも全く問題なし！
石本香央莉さんは北海道・知床の出身で、渋谷牧場に入社して今年で4年目を迎えます。
牧場の経験はなかったものの、友人からの紹介でこの業界に飛び込みました。現在は最も小さい仔牛の牛舎を中心に担当しています。
動物が好きなので毎日が楽しいと話す石本さん
牛が喜ぶ様子や、懐いて甘えてくる姿を見るのが何よりのやりがいだと話します。「繊細な仔牛の世話には私も敵わない」と代表の渋谷さんからもお墨付き。女性だからこそ活躍できるのも飼育牧場の特徴です。
キレイな社員住宅も完備、免許の取得もサポート！
すぐに生活を始められる住宅も用意されています。JAがサポートする社員寮に空きがない場合も、渋谷牧場が借りている住宅があり、半額の家賃で住むことができます。
新しいアパートに2万円以下で住むことができる
また、大型特殊免許を持っていなくても、一定期間働くことを条件に免許取得にかかる費用を全額補助。石本さんもこの制度を活用して、現在は大型のトラクターを乗りこなして作業に当たっています。
生まれて数週間から手間暇かけて育てた牛たちは、肉牛として大きく成長させるため300kgを超えると渋谷牧場から肥育牧場へと旅立ちます。健康な状態で引き渡すことがこの仕事の最も大切な部分です。
広い北海道の中でも、実は珍しい肉牛の飼育牧場。酪農に比べると時間の自由があって、初心者でも始めやすい。そんな環境が整った興部町の渋谷牧場で肉牛の飼育にチャレンジしてみませんか。わからないことは何でもお答えしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
小さかった牛たちも3ヶ月を超えるとこんなに大きく成長します
スタッフ間も仲が良く笑顔が絶えない環境です
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【お問い合わせ】
株式会社渋谷牧場
北海道紋別郡興部町富丘246-1
