むかわ町が選ばれる理由。その秘密は安定した農業経営ができるから
北海道むかわ町は海に山、全国屈指の清流度を誇る川がある自然豊かな町。札幌から車で約90分、管内の主要な街・苫小牧や、新千歳空港からも約45分と都心部からのアクセスの良さが特徴です。広大な自然の中でのんびりと働き、必要な時にはすぐに都会に出られるので、北海道の中でも移住しやすい街といえます。
さらに、むかわ町は北海道の中でも雪が大変少なく、冬もビニールハウスでの栽培が可能です。新規就農のモデルケースとしてあげられるのは、トマトと春レタス。収益性の高く専業に適した作物なので、新規就農でも1年間を通して安定した農業経営が可能なんだそうです。
独立就農するまでの道のりがしっかりと用意されている!
新規就農を志す方が、農業未経験であってもしっかり独立できる研修制度が充実しているのも、むかわ町のポイントです。体験は2泊3日の「短期農業体験」と通年型の「長期農業体験」の2ステップ。この制度を利用して新規就農の夢を果たした先輩農家にお話を伺いました。
春レタスとトマトの農家として「通年型農業」に取り組む先輩農家のFさんは、関西のご出身。もともと経理の仕事をしていたこともあり、自分もいつか経営をしてみたいという夢がありました。安定した収入を得るためにどんな仕事が良いのか考えて、農業関係の就職イベントに参加したところ、出会ったのがむかわ町の担当者でした。説明を受ける中で、これが自分の理想の働き方だと感じ、新規就農を目指すことになりました。
「就農までの道のりがイメージできた」と当時を振り返るFさん。農業未経験だったため、先輩農家の元で長期農業体験に参加し、基本的な栽培方法から始まり、管理に収穫、出荷の一連の流れを経験。むかわ町は人が良く、新しいことにチャレンジする人を応援してくれるのも魅力だと感じていて、研修中もわからないことは色々な農家さんに教えてもらったそうです。
これからも美味しい野菜を作ることを第一に、ビニールハウスを増棟して、収量も意識した経営をしていきたいと夢を語ります。
長期農業体験は、年間を通した農業体験ができるので、農家としての経験を積めるだけでなく、経営する上で大変なことや出荷の喜びなど、全てをリアルに感じることができます。長期農業体験中は受入農家より研修手当として月に178,000円(最低賃金によって変動あり)が支給されるので、生活の心配は最小限に、農業に打ち込むことができます。また、住宅も相場の5分の1以下の7000円ほどで借りることができます。
独立への最終段階!「研修農場」で自分の農業を実践!
むかわ町では長期農業体験を終え、本格的に独立を目指す方に向けて、さらなる研修制度を用意しています。「研修農場」は地元農業者や関係機関の技術指導を受けながら、農業者と同じように作付けから収穫までを一貫して実践できる施設です。研修農場を経験したのち、新規就農の夢を叶えた農家はこれまでに12組。その9割以上が現在も経営を続けています。
月に3万円の利用料を払うだけで、100坪ハウスが11棟も並ぶ広い農場で、自分が就農した際に挑戦したい作物を栽培することができます。できた作物は「豊城ファーム」として実際に出荷され、売上に応じた研修助成金が支給される仕組みです。
先輩就農者の声
町内でレタス農家を経営する先輩のケースをご紹介します。東京で開催された農業フェアで、むかわ町には新規就農で生計を立てている農家が何組もいることを知り、就農の地に選びました。長期体験で1年ほど経験を積んだのち、研修農場へと進みました。
「研修農場はどのように栽培するか自分で決められる自由度が魅力だった。足りないものは自分で買い足す必要もあり、就農した時と同じような体験ができた」と当時を振り返ります。
研修中の助成金などは担い手センターに相談でき、農業に関する技術的な面はJA職員や近隣の農家が親身になって支えてくれたそうです。「体験で働いてみて、苦にならない人は農業に合っていると思います」と話します。今後は新人を支える立場としてむかわ町の農業を盛り上げていきます。
まずは気軽にご相談を
むかわ町地域担い手センターでは、むかわ町での農業を志す方に対し、技術面や金銭面での相談や各種サポートをしています。施設に露地、水稲に酪農など多様な営農体系に対応しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。通年農業が可能なむかわ町で安定した農業経営を目指してみませんか。
【お問い合わせ】
むかわ町地域担い手育成センター
〒054-0051
北海道勇払郡むかわ町文京2-2-1鵡川農業センター内
TEL:0145-42-5588