引越し料金を安くするには、「手間」を増やす
「引越し料金を安くする」ことと「自分の手間が増える」ことは深い関係性があります。
コツとしては、楽に引越ししたい人ほど引越し料金が高くなり、逆に自分の手間を増やせば増やすほど引越し料金を安く済ませることができます。
とはいえ、全てを自分でまかなうのが難しい場合や、事情や状況などにより、業者さんに任せないといけないケースもあるかと思いますので、
「自分の手間をどれだけかけるか」別でお得度をまとめていますので、参考にしてみてください。
引越しする時期をずらす
引越しには「繁忙期」と「閑散期」が存在します。
繁忙期には、引越し料金の相場が上がり、逆に閑散期には、相場よりも安く引越しができる場合が多いのです。
ただ、引越しのタイミングをなかなか選ぶことができない方も多いと思います。
また、一括見積もりサービスを使うことで、引越し料金を安くできたり、どの引越し業者を使うかでも、引越し料金は変わってきますので、是非参考にしてコツを掴んでみてください。
引越し業者との交渉
引越し料金を抑えるコツの3番目は、引越し業者と直接交渉をすることです。
交渉なんてしたことない と思う方もいるかもしれません。
ですが、筆者が実際に成功した事例をまとめていますので、参考にしてみてください。
コツを掴めば、難しくはありませんよ。
1.「昨日A社に来てもらったんですが、○○円の見積もりをもらいました」
シンプルに他社がより安かった、という内容を伝えるパターンです。
コツとしては、出してもらった見積もり金額の「1割~2割」ほどの安く伝えるのがポイントです。
安く言い過ぎてしまうと、信ぴょう性が薄れてしまったり、値切ろうとしているのが、
丸わかりとなってしまいます。
2.「予算を伝えない」
想定している引越し料金の予算感を伝えない、というのもポイントの一つです。
自らの予算と引越し料金の相場に乖離がある場合、相場よりも高い金額を払ってしまうことになりかねません。
このような状況を避ける意味でも、予算を伝えるのは避けましょう。
あくまで、「他社がいくらで見積もりを出したか」を伝えて、交渉をすることがコツです。
3.「その場で即決しない」
その場で即決しないということも、重要なポイントとなります。
引越し業者の営業の方たちは、「今決めてください」と即決を求めてくる方が非常に多い傾向にあります。
ですが、どんなに安く提示してもらったとしても、絶対にその場で即決はしてはいけません。
「2.予算を伝えない」でお伝えした通り、出してもらった見積もり金額を、他社の引越し業者に伝えて、
更なる値引きが出来ないか交渉する必要がある為です。
ただ、何回も複数社を天秤にかけていると、「この人はうちで契約してもらえないだろう」と引越し業者が判断して、引越し料金を安くすることが出来なくなる場合もありますので、限度は2~3回と覚えておきましょう。
引越し料金お得度別の引越し作業とは?
ここでは、引越し料金をお得度別で、どのような作業が必要なのかを分かりやすくまとめています。
★5~★2まででまとめていますので、参考にしてみてくださいね。
引越し料金お得度 ★★★★★
【引越し作業をほぼ全て自分で出来る方向け】
引越しをする上で、一番引越し料金を安くできる方法は、「全て自分で引越し作業をおこなう」です。
(引越し作業の主な項目)
・段ボールの準備
・荷造り(梱包)
・配送車両の用意
・配送車両への積み込み
・荷物の運搬(配送車両の運転)
・配送車両からの荷降ろし
・新居への運び込み
・荷解き(開梱)
上記の引越し作業を、すべて自分でおこなうことができる場合、引越し料金を大きく抑えることができます。
この際、必要な料金は、
●段ボール代
●配送車両の準備代(レンタカー・カーシェアなど)
●配送車両のガソリン代
●引越し元から引越し先が遠距離の場合、高速代
のみとなります。
さらに、
●段ボール代 → 近くのスーパーなどで持ち出し可の段ボールを使う
●配送車両の準備代 → 自家用車、車を借りることが出来る
●引越し元から引越し先が遠距離の場合、高速代 → 下道を使う(時間はかかる)
の場合は、さらに、引越し料金を抑えることができます。
※注意点
配送車両のサイズとしては、単身引越しでも「2トントラック」、ファミリー引越しの場合は「4トントラック」が必要となります。
◎引越しに使用するトラックの大きさ目安
トラックサイズ | 単身orファミリー | 引越し元住居のサイズ |
---|---|---|
軽トラック | 単身 | ワンルーム・1K程度 |
2トントラックショート | 単身 | ワンルーム~2K程度 |
2トントラックロング | 2人暮らし | 2K~2DK程度 |
3トントラック | ファミリー | 2K~3DK程度 |
4トントラック | ファミリー | 3K以上 |
2007年6月1日以前に、普通免許を取得した人については自動的に中型(8t限定)免許証に切り替わっていますので、普通自動車よりサイズの大きい車両でも運転が可能です。
(自分の免許証の「免許の条件等」の欄を確認してみてください)
ですが、大型車を運転できる資格があったとしても、普段トラックの運転をすることが無い方は、充分注意する必要があります。
普段大きな車両を運転することが無い場合、事故等に気を付けてください。
引越し料金お得度 ★★★
【お得にできるところはお得にして、引越し作業と引越し料金のバランスを取りたい方向け】
お得度★3つのこちらの方法は、引越し作業と引越し料金をバランスよく済ますことができます。
方法としては、
・引越し業者の手配、各種連絡
・荷造り(梱包)
・荷解き(開梱)
を自分で対応し、
・段ボールの準備
・配送車両の用意
・配送車両への積み込み
・荷物の運搬(配送車両の運転)
・配送車両からの荷降ろし
・新居への運び込み
を引越し業者に対応してもらう、というものになります。
自分で全て対応する場合に比べて、かなり作業工数を減らすことができますが、
“・引越し業者の手配、各種連絡”
この作業は、慣れていないととても大変なものです。
また、引越し業者に任せるといっても、少し検索しただけでもかなりの数がヒットしますので、「自分に一番合った引越し業者はどこなのか」「一番安くできる引越し業者はどこなのか」を調べるのは大変です。
おすすめは、「引越し一括見積もりサービス」を活用する方法です。
リクルートさんや、エイチームさんといったCMも出している企業さんの一括見積もりサービスは、最低限の情報を入力するだけで、自分に一番合った引越し業者がどこなのか、を調べることができます。
上記のサービスを使いながら、手間をかけることなく、一番安く引越しができる引越し業者を見つけましょう。
引越し料金お得度 ★★
【多少割高になってもいいから、とにかく引越し作業をしたくない、事情によりできない方向け】
引越し料金のお得度は一番低いこちらの方法は、とにかく引越し作業をやりたくない・できない方向けの方法です。
割高になってしまうのはしょうがない、とにかく引越し作業をしたくない! という方や、
仕事や家庭の事情により作業はできないが、引越しはしないといけない という方におすすめです。
◎サービスによりお任せできる対応
荷造り(梱包)・荷解き(開梱)
以下の引越し業者では、荷造り・荷解きのサービスがついた引越しプランを利用することができます。
・サカイ引越センターさん → まるごとおまかせフルサービスプラン
上記のように、大手引越し業者で利用できるサービスもありますので、是非活用してみてください。
金額は、各引越し業者により異なりますので、お問い合わせしてみてください。
この記事のまとめ
この記事では、引越し料金と引越し作業のバランスをどのように取るか、という内容をまとめました。
なるべくお得に引越しを済ませたい方も、なるべく引越し作業を少なくして負担なく引越ししたい方も、この記事を参考にしてみてください。
いまこれを読んでくださっているあなたが、新生活に向けて最適な引越しが出来れば幸いです。