ベランダ菜園を始めるポイント
風通し
風通しが悪いと病気や生育不良の原因になります。ベランダに植物を置く際は、台を設置して高さを出すと風通しがよくなります。また複数プランターを使う場合は、間隔をとれるスペースがあるかを先に確認することも大切です。
水
たっぷりの水をあげて野菜を育てていきます。植物や土の乾き具合を見ながら水やりをすることが重要です。植物の根は呼吸をしているので水が多すぎると酸素不足になり、根腐れの原因にもなります。土が乾いたときや、午前中に水やりをしましょう。マンションやアパートのベランダで栽培をする場合は、プランターから流れ出た泥や枯れ葉が排水溝を詰まらせてしまうことも。掃除を定期的に行いベランダをきれいに保つことも重要です。
日当たり
野菜を元気に育てるコツは、たっぷり日光にあてること。日の昇る東向き、午前中から日が当たる南向きはベランダ菜園に適した方角です。ただし盛夏期には注意が必要になります。1日中日光に当てずに西日が強い時は日陰で休ませましょう。家のベランダが西向きや北向きの場合は、プランターを日の当たる高さに置いたり、日陰でも育つ野菜を選ぶとよいかもしれません。
日陰でも育ちやすい野菜は次の通り
〇半日陰でも育つ植物
・イチゴ
・ホウレンソウ
・小松菜
・カブ
・レタス
・春菊
・パセリ
・しょうが
・アスパラガス
・ネギ
・ツケナ
・ハーブ
・シソ
・リーフレタス
〇光を好まない植物
・ミョウガ
・ミツバ
・ワサビ
おしゃれなベランダ菜園をつくるポイント
おしゃれなベランダ菜園は、棚や床などのアイテム使いや、ちょっとした野菜選びの工夫でつくることができます。おしゃれなベランダ菜園づくりのアイディアをご紹介します。
野菜選びをひと工夫
育ててみてはじめて気がつく、自然がつくる野菜の造形美。買うだけでは分からなかった、育つ過程のいとおしさを実感できる美しい野菜を選んでみるのはいかがでしょうか。
ミニトマト
光を浴びたトマトの赤は、ベランダを明るい印象にしてくれます。防虫効果や生育促進が期待できる「コンパニオンプランツ」を一緒に植えて、にぎやかなベランダにするのも◎。
ピーマン
大きく育つと存在感抜群のかっこいい出で立ちになります。麻袋を使うとより一層おしゃれな雰囲気になるかも。
アイテムを用意する
棚やラック
インテリアのようにベランダをおしゃれに楽しめるのはもちろん、植物の風通しをよくすることもできます。
テーブルやイス
テーブルとイスを置くことで、ちょっとした食事をしたり、リラックススペースとしても活用できます。天気の良い日の気分転換にも。
床づくり
コンクリートむき出しもシックでかっこいいですが、床にタイルを敷くと柔らかい印象のウッドデッキに早変わり。人工芝なら、のびのびとした空間にすることも可能です。
ライト
LEDライトをベランダに置くだけで、落ち着いた空間に早変わり。ゆっくりと読書をしたいときや、お茶やお酒を楽しみたいときなど点けるだけで落ち着いた夜をベランダで過ごせることでしょう。
ジョウロやスコップ
いきなり棚や床までそろえるのは大変。そんな人はジョウロやスコップなどのアイテムからそろえるのはいかがでしょうか。ちょっとしたアイテムでも、ぐっとおしゃれになります。
狭いベランダのおしゃれな活用方法
マンションやアパートの狭いベランダでもおしゃれにできる活用方法をご紹介します。
狭いベランダを活用する際のポイント
コンセプトを決めてスペースを確保
まずはベランダのスペースを確保して、完成図をイメージするところからはじめましょう。どんなものを置きたいか、どんな空間になればよいか。また、ベランダで洗濯物を干す場合は、そのスペースをどれくらい取るか考えてどんなベランダにするか決めると◎
床づくり
床にベランダタイルを敷いたり、人工芝を置くことで、のびのびとした空間にすることも可能です。ベランダを傷つけることなく簡単に取り付けることができるのでおすすめです。
目隠しの工夫
低層階に住んでいる場合や、高層階でも近くにマンションなどが建っている場合、外部の視線が気になることがあります。そんなときはウッドフェンスがおすすめ。目隠しだけでなく、室内からの眺めも素敵な雰囲気に変わります。
ベランダを活用する際の注意点
避難経路を妨害しない
ベランダは災害時の避難経路にも使われます。避難ハッチの前や隔て板の前に大きな家具や植物を置かないように気をつけましょう。
ゴミ箱を置く場合は蓋付きを選ぶ
フタのないゴミ箱はカラスに荒らされたり、悪臭がする可能性があります。近所への配慮として、ゴミ箱を設置する際はフタ付きのものを選ぶとよいでしょう。
定期的な掃除を忘れずに行う
ベランダ菜園を行うときは、枯れ葉が腐って虫が発生したり流れ出た土が、排水溝に詰まってしまうことがあります。定期的な掃除をすることで、ベランダをきれいに保ちましょう。そうすることでご近所に迷惑をかけることなく、楽しくベランダを活用できます。
マンションやアパートのベランダは住民の共有部分であることを意識しましょう。
リラックススペース
リビングの延長として、リラックススペースとして活用してみてはどうでしょうか。イスとテーブルを置いて朝食を食べてみたり、仕事の合間に休憩するスペースにするとQOLが上がります!
子どもやペットの遊び場
ベランダは子どもやペットの遊び場にも最適。夏はビニールプールを出したり、晴れた日はシャボン玉をしたり。家の中ではできないことを思いっきり楽しむことができるはずです。