とちぎで始める林業～林業就業支援セミナーを開催！～

林業の仕事とは？

森林を維持管理しながら、育てた樹木を伐採して木材資源を生産する仕事です。
苗木を植え、豊かな森林にするために下刈り、枝打ち、除伐、間伐を行いながら持続可能な森林管理を行います。近年では地球温暖化防止に対する期待も大きく、森林の整備、保全が林業の重要な役割の一つとなっています。

林業の１年

1月　主伐

樹木が成長し、柱などの資材として利用できる時期に達した立木を伐り、枝葉を払い適当な長さに切る「玉切り」をします。近年では高性能林業機械を利用し作業の効率化を進めています。

2月～4月　地ごしらえ

伐採後、植え付けをするために散乱した伐採木の枝葉や残材を取り除き、整地する作業です。

5月～6月　植え付け

苗木を一定の間隔で植える作業です。近年は鹿などに食べられることがあり、保護カバーや獣害ネットを付けることがあります。

7月～8月　下刈り

苗木よりも雑草の方が早く成長するため、苗木が雑草に覆われ生育を妨げられます。そのため雑草木などを刈り払い、十分な日光が当たるようにします。一般的に植え付け後、数年間、毎年夏の間に行う作業です。

9月～10月　除伐

育てたい樹種の成長を妨げる他の樹種を伐る作業です。一般的に、下刈りの終了後、目的樹種の枝葉が互いに接するころまで数回行います。

11月～12月　間伐

樹木が成長し密集するとお互いの生育を妨げ、さらに日光が遮られるため下草が繁茂せず土壌が流出し森林が荒廃します。これを防止するために、混み具合に応じて一部の木を伐採して成長促進と光環境を改善する重要な作業です。

林業就業支援体制

STEP1 相談・情報収集

林業に興味を持った方や就業を考えている方を対象に、栃木県林業労働力確保支援センター等で説明会や相談会を実施しています。
林業を仕事にしたいと思ったら、就業への第一歩としてぜひ栃木県林業労働力確保支援センターホームページをご確認ください。

STEP2 林業体験

県や栃木県林業労働力確保支援センターでは林業への就業希望者を対象に、チェーンソーや刈払機等を使った林業体験を実施しています。
また、栃木県森林組合連合会が実施している林業就業支援講習では体験や見学のほか、業務で使える資格を取得できる実地講習もあり、原則無料で受講できます。

STEP3 技術の習得

令和6年4月、宇都宮市に栃木県林業大学校が開校します。林業大学校では、森林・林業・木材産業に関する幅広い知識と技術を習得することができ、未経験の方でも基礎からしっかりと学べます。また、林業に必要な資格も取得できます。
※2024年4月入学の募集は終了いたしました。

林業就業支援セミナー　※終了いたしました。

栃木の林業にご興味を持たれた皆様へ、栃木の林業をより知っていただけるセミナーを東京と栃木で開催します。　

■東京会場

・2023/12/23（土）東京国際フォーラム　会議室　G510
・東京都千代田区丸の内3丁目５-１　JR有楽町駅国際フォーラム口から徒歩1分

■栃木会場

・2024/2/3（土）道の駅うつのみや　ろまんちっく村　ヴィラデアグリ研修室
・栃木県宇都宮市新里町丙254

■各回共通

・時間：13:30～16:00（受付13:00）
・対象：林業に興味がある方
・参加無料
・定員：各会場20名
・オンライン同時開催（定員なし）

■セミナー内容　※オンラインは第1部のみ

第1部：セミナー（13:30～15:00）
・林業で働くためのステップと支援内容
・フォレストワーカーと語る！林業の魅力と日々の暮らし
第2部：林業体験＆相談会（15:00～16:00）
・VRシミュレーター体験、ハーベスタシミュレーター体験
・個別相談（希望者）