費用対効果も抜群!2つのアイテムで理想の栽培環境をカタチに
取材で訪れたのは、松﨑食品株式会社が運営する『結ファーム八女』。イチゴ高設栽培システムをはじめ、農資材の開発・製造・販売を手掛けるメーカーの営業から就農者へ転身し、農業統括を務める山口昭雄さんにお話を伺いました。
長年のメーカー営業で蓄積したイチゴ栽培に関する知識やノウハウを活かし、いつの日か自分でイチゴをつくりたいと考えていた山口さん。新規就農を会社で支援したいと考えていた松﨑食品の代表と出会い『結ファーム八女』を立ち上げました。
1シーズン目に4,000株、2シーズン目に13,000株、3シーズン目に28,000株を定植し、順調に事業を拡大。世界に名を馳せる一流ホテルのシェフが絶賛するほど高品質な『あまおう』を育てています。
スピードある事業成長の背景にあるのは、各地で得られた情報。山口さんが辿り着いたのは、日本ワイドクロスの『遮光・遮熱ネット スリムホワイト』『遮光・遮熱ネット ら~くらくスーパーホワイトライト』の2つのアイテムを上手に使い、イチゴにとってストレスフリーな環境を整えることでした。
※デュポン™およびタイベック®は米国デュポン社の商標もしくは登録商標です。
また、山口さんが絶賛するのが『遮光・遮熱ネット ら~くらくスーパーホワイトライト』です。経費をできるだけ抑えたくて、当初は購入を控えていましたが、温度や日射量が高くなった4月からイチゴの味が落ちてしまったのを理由に導入を決めました。
近隣のハウスではアザミウマ類の被害のため、5月初旬には出荷をストップする農家も多いそうですが、、『遮光・遮熱ネット スリムホワイト』の効果でアザミウマ類の防除を一度もしていないと語る山口さん。また、『遮光・遮熱ネット ら~くらくスーパーホワイトライト』の遮光・遮熱効果も相まって出荷期間を約2週間延ばせた結果、収量・収入アップにつながりました。初期投資を考えても費用対効果は十分だといいます。
地球温暖化から農家を守りたい!オーダーメイドの縫製加工で農業を支援
イチゴ栽培で山口さんがおすすめする2つのアイテムを生産するのは、九州にも生産工場や営業所を構える日本ワイドクロス株式会社 です。明治時代から蚊帳織りを製造してきた伝統技術を活かし、「防虫ネットのパイオニア」として農業資材の開発を続ける同社では、減農薬栽培の普及に貢献した功績が高く評価され、農林水産大臣賞を受賞。環境保全効果でも評価を受け、ゴールドエコテック賞を受賞しています。
山口さんの良き相談相手でもある九州営業所の主計(かずえ)所長をはじめ、営業や広報のみなさんから、2つのおすすめアイテムについて、さらに詳しい情報を教えていただきました。
『遮光・遮熱ネット スリムホワイト』
- アザミウマ類対策に効果抜群
- タイベックの乱反射光を利用した防虫対策
- 遮光・遮熱+防虫ネットとしても使用可能
タイベックの乱反射光を太陽光と誤認したアザミウマ類が混乱し、防虫対策にも効果を期待できる『遮光・遮熱ネット スリムホワイト』。目合いの細かい防虫ネットに比べ、広い目合いで風通しが良く熱がこもりにくくなり、温度上昇を抑える効果もあります。
『遮光・遮熱ネット ら~くらくスーパーホワイトライト』
- 反射率80%以上のスノーテックス素材を採用
- 太陽光を反射・拡散する驚異のダブル遮熱効果
- 遮熱性と採光性を兼備えた明るいハウス栽培環境
- 熱融着品なのでハウス部材への引っ掛かりを低減
- 軽量で作業性・耐久性・耐候性に優れた被覆資材
作物により遮光率を変えられるよう6段階で用意。朝陽や西日の向きで調整したい時でも品番違いのクロスをオーダーメイドで縫製加工できます。また、ハトメやロープ、ボタンホールなどの取付け加工も可能です。
組合せで効果アップ!栽培環境改善&防除におすすめの2アイテム
日本ワイドクロスでは、他にもさまざまな農業用資材を開発しています。今回はイチゴの栽培におすすめの2アイテムについて、追加で教えていただきました。
最初にご紹介するのは、高反射率による光合成促進効果が特長の『防草シート アグリシート シャインホワイト』です。
『防草シート アグリシート シャインホワイト』
- 太陽光を強力反射し、栽培環境を改善
- 透水性に優れ土壌水分管理が容易
- 環境に優しい滑りにくい素材で安全な作業環境
高い反射率で光合成促進を図り、果実の色づきにも寄与。収量アップを期待できるだけでなく、地温上昇の抑制や防除効果も得られるなど、ハウス内の環境改善ができます。
さらに、2020年から本格的にリリースされたサンサンネット『防虫ネット クロスレッドXR-2700』も注目を集めています。
『防虫ネット クロスレッドXR-2700』
- アザミウマ等微小害虫の防除効果UP
- キュウリ・トマトの黄化えそ病対策に効果的
- 風通しが良くハウス内の温度上昇を抑制
虫は赤い色が全体に黒く見えるため、ネットの向こうに作物があると認識できません。色の効果で虫の侵入を抑えられる『防虫ネット クロスレッドXR-2700』は、内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)次世代農林水産業創造技術」の研究成果を活用したもの。神奈川県農業技術センターと日本ワイドクロスによる共同開発品として、特許出願された商品です。
従来の『e-レッドSLR-2700』のたて糸にも赤糸を使用した結果、防除効果を向上。アザミウマ等微小害虫の外からの侵入を軽減し、防除効果を発揮しています。希望サイズに合わせて縫製加工できる製品です。
山口さんが、猛暑や害虫対策に欠かせないと語る『遮光・遮熱ネット スリムホワイト』『遮光・遮熱ネット ら~くらくスーパーホワイトライト』、そして日本ワイドクロスがおすすめする資材『防草シート アグリシート シャインホワイト』と『防虫ネット クロスレッドXR-2700』。これらの商品は、さまざまな課題を抱えるイチゴ農家にとって、欠かせないパートナーといえるのではないでしょうか。興味のある方は、ぜひお問い合わせしてみてください。
取材協力
結ファーム八女
〒834-0085 福岡県八女市立花町北山5110-1
TEL:0943-23-5675
お問い合わせ
日本ワイドクロス株式会社
〒582-0001 大阪府柏原市本郷3丁目784番地
TEL:072-971-5144
お問い合わせはこちら