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新・農業人フェア発!! 2023北海道インターンレポート~その肆(よん)~

新・農業人フェア発!! 2023北海道インターンレポート~その肆(よん)~

こちらは前回の「新・農業人フェア発!! 2023北海道インターンレポート~その参~」の続編となります。まだ見ていない方はチェックしてみてくださいね!

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隣町に出かけ、夜は農場長さんと食事。濃い1日を過ごした4日目

4日目は午前中に哺乳、午後は搾乳を行いました。哺乳と搾乳については3日目までで触れてきた内容とほとんど同じのため、この説明については省きます。

この日はお昼の休憩がいつもより少し長めにいただけたため、昼食をとった後、隣町の弟子屈町(てしかがちょう)に行ってきました。弟子屈町は世界有数の透明度を誇る摩周湖や、100年以上の歴史を持つ温泉街、日本一大きなカルデラ湖の屈斜路湖、今なお噴気を上げる硫黄山など、森と湖と火山の織りなす、大自然が広がっています。
(詳細はこちら

道の駅に寄ったらさっそく足湯スポットがありました!

タオルを持って行っていなかったため、この極寒の中で入ったら風邪を引く…と泣く泣く入れませんでした。雪景色を見ながら入る足湯はきっと他にないような素敵な体験だったと思います。無料で入ることができるため、皆さんがもし行かれる際は是非タオルを持って向かってください!

道の駅ではそれぞれお土産を購入したり、町のフリーペーパーを見たりして楽しみました。

とても綺麗で充実していました

帰宅後は14:30より午後の搾乳を行いました。
作業終了後は農場長さんと一緒に夕食を食べて、たくさんの質問に答えていただきました。ここでは、私たちがお伺いした質問の中で特に印象に残った質問を6つ紹介します!

特に印象に残った質問

Q:この施設は新規就農者さんへ向けた研修施設とのことですが、現在働いているスタッフさんはどのような構成になっていますか?

職員はパートさん含め12、3人。19歳と21歳の方も働いており、若い世代から、おばあちゃんおじいちゃん世代まで幅広い方が就農していらっしゃいます。若い人が新規で入って酪農しているところは面白いですし、座学と実習で2年間の研修体制が整っているため農業高校の出身じゃなくても就農できます。
また、営農サポートセンターから派遣される”酪農ヘルパー”という本当に忙しい時期に手伝ってくださる方も数人いらっしゃいます。酪農ヘルパーは固定シフト制ではないため、昔と違って無理なく働くことのできる環境になっています。

農場長さん

Q:実際にこの研修センターから新規就農された方はどのくらいいますか?

この施設ができて8年目ですが、新規就農されたのは8人くらいです。
(年に1人も新規就農者が出ないことも珍しくないようで、この結果は多いことを示しています)

農場長さん

Q:ここで取れた牛乳はどこへ行くのですか?

ホクレン農業協同組合連合会に買い取られたのち、そのまま牛乳になったり加工されて出荷されたりします。みなさんおなじみの雪印メグミルクの”切れてるバター”は標茶町に工場があるため、ここで取れた牛乳も使われている可能性が高いです。

農場長さん

Q:牛のエサの仕入れ先はどこですか?

ホクレンと雪印です。牧草は基本的に自分たちで育てています。

農場長さん

Q:酪農は大変だというイメージが強いですが、実際のところどうですか?

朝早い点はやはり大変だと思います。ただ、体力面で言うと作業の機械化が進んでおり、以前に比べて人の負担はかなり減りました。酪農が”大変”など悪いイメージを持たれがちなのは、こちらからの発信不足も関係していると考えています。

農場長さん

Q:経営が上手い農家というのはどういった特徴がありますか?

よく言われることは、「施設のきれいさ」です。施設を見ればどのくらい経営が上手くいっているかを表すと言われています。また、経理担当者がしっかりしていると安心感が大きいです。とはいえ、何よりも大切なことは牛に愛情を持って接していることです。人間の扱い方が荒いと牛は逃げてしまいますし、ストレスがかかってしまいます。ストレスが過度にかかるとお乳が出なくなることもあるようです。

農場長さん

農場長さん、翌日も朝早い中、貴重なお時間をいただきありがとうございました!今回のインターンを通して、牛は神経質だけれども人慣れ出来る動物であると、私たちも身をもって痛感しました。ただし、その分人のことをちゃんと見極めていて、牛を怖がっていると容赦なく近づいてきて囲まれることもあります。牛に愛情を持って沢山触れ合うことこそがこの仕事において大切なことだと感じました。

【続き】最終日のレポはこちら

新・農業人フェア公式サイトはこちら
~来場予約お待ちしています!~

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