住友化学アグロ事業部が運営する「つなあぐ」
農業ニュースやコラムなどが読めるWebサイトや、病害虫をAIで判定できる病害虫診断アプリ 「EXPESTS」(エクスペスツ)、青果市況の価格データなどを手軽に確認できる青果市況情報アプリ 「YAOYASAN」(やおやさん)などのアプリが利用できるデジタルプラットフォームとして2023年にスタートした「つなあぐ」。
住友化学のアグロ事業部が運営する「つなあぐ」は、同社の農薬や肥料の知見はもちろん、グループ企業としての活動を基盤に充実したサービスを提供しています。会員登録で全てを無料で活用でき、必要なアプリを必要なだけ自由に使えることが特徴です。また「つなあぐ」の会員IDで同社の製品情報サイト「i-農力」へもログインできます。
今年7月には水稲生育診断アプリ 「稲作先生」がリリースされたばかり。そして、また新たなサービスとして「つなあぐポイント」をスタートすることが発表されました。
サイトやアプリの利用でポイントが貯まる
「つなあぐ」の会員向けの新サービス「つなあぐポイント」。
Webサイトへのログインや、アプリの利用、アンケート回答や友人の紹介でポイントが貯まります。
貯めたポイントは、AmazonギフトやAppleギフトなどの電子ギフト、食品や生活用品などの日用品などに交換が可能です。また今後は「つなあぐ」のオリジナル商品も追加される予定です。
更に、ポイントサービスには4段階の会員ステージ(ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ)が設けられ、上のステージほどボーナス特典が大きくなります。ステージ判定は、アプリの継続利用数。例えば2つ以上のアプリを継続利用したブロンズ会員は、翌年にシルバー会員に昇格するといった仕組みです。
今後はさらなる利便性の向上も
「アプリの利用という“アクション”をメインポイントに設計しているポイントサービスという意味では、農業界で新しいスタイル」だと語る同社。
今後も新たなアプリをリリースしていく予定です。また自社アプリのみならず、他社アプリとも連携していくことを視野に入れています。生産者の生産活動や販売活動をサポートするアプリを中心にラインナップが増えることが期待されます。
「幅広く、いろいろな農家さんに使っていただけるサービスを展開したい」と担当者は語ります。
生産者人口の減少や高齢化、気候変動リスクなど、日本の農業が抱えるさまざまな課題。同社はこれらの課題に直面する生産者に対して、さまざまな価値提供を行うことで「住友化学というブランドが安心と信頼のブランドになることを目指す」という。今後も、日本の農業の持続的な発展に貢献するためのサービスの発表が期待されます。
(編集協力:三坂輝プロダクション)