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とちあいかとはどんなイチゴ? 旬の時期や価格相場も解説

とちあいかとはどんなイチゴ? 旬の時期や価格相場も解説

とちあいかは、栃木県が開発した新しいブランドイチゴで、甘みが強く、酸味が控えめなことが特徴です。果皮の鮮やかな赤色と、縦にカットすると現れるハート型の断面が魅力的で、スイーツのトッピングにもぴったりです。この記事では、とちあいかの特徴や選び方、価格相場について詳しく解説します。

とちあいかとは?

とちあいかは、栃木県が誇る新しいブランドイチゴで、2019年秋に初出荷されました。その名は「栃木の愛される果実に」という意味が込められており、一般投票で名前が選ばれました。

見た目は美しい三角形で、果皮は鮮やかな濃い赤色が特徴。ヘタの部分がくぼんでいるため、縦にカットするとハート型の断面が現れます。かわいらしい見た目から、スイーツのデコレーションにもぴったりです。

味わいは、酸味が少なく甘さが際立つのがポイント。口に入れると、果汁がたっぷり広がり、すっきりとした後味を楽しめます。酸味が控えめなため、イチゴ本来の甘みを存分に味わうことができ、そのまま食べるのはもちろん、スイーツやジャムにも適しています。

更に、とちあいかは天候の悪い年でも安定して育ちやすく、病気に強い品種です。実がしっかり詰まっているため食べ応えがあり、輸送にも強いことから、全国への流通にも適しています。

とちあいかの旬の時期は?


とちあいかの収穫は10月下旬頃から始まり、最もおいしく味わえる旬の時期は12月から3月にかけて。寒さが厳しくなる冬にじっくりと育つことで、甘みがより引き立ちます。特に1月から2月は、糖度が安定し、酸味が少なく、濃厚な甘さを楽しめる時期です。

おいしいとちあいかの選び方は?


とちあいかを選ぶときは、鮮やかな赤色で光沢があり、果皮にハリがあるものを選びましょう。とちあいかは果実が大きめで、しっかりとした食感が特徴なので、形がふっくらとしていて均一なものがおいしいです。

また、ヘタの状態も重要なポイントです。濃い緑色でピンと反り返っているものは新鮮な証拠です。ヘタがしおれていたり変色しているものは鮮度が落ちている可能性があるので注意しましょう。更に、果皮の表面に傷や変色がなく、張りとみずみずしさが感じられるものを選ぶと、おいしいとちあいかに出会えます。

とちあいかは果肉がしっかりしているため、日持ちが比較的良いですが、なるべく早めに食べるのがおすすめです。

とちあいかの価格相場は?


とちあいかの値段は購入する場所や時期によって異なりますが、スーパーや直売所では1パック(約250g)あたり800円〜1,500円ほどが一般的な価格帯です。特に粒が大きく品質が高いものは、1パック2,000円以上になることもあります。

一方で、ネット通販では贈答用や産地直送のセット販売が多く、1kgあたり4,000円〜5,000円前後が相場です。特にプレミアムグレードのものは1kgあたり5,000円を超えることもあります。

スーパーでは比較的手頃な価格で手に入れやすいですが、ネット通販では産地直送の新鮮なものや高級品が多く、贈り物としても人気があります。用途や予算に合わせて、最適な購入方法を選んでください。

とちあいかは栃木県以外でも栽培できる?

とちあいかは栃木県が開発したオリジナル品種で、2024年に農林水産省の品種登録を受けました。これにより、栃木県は25年間の育成者権を持ち、とちあいかの苗を県外・国外に持ち出すことを禁止しています。そのため、県外の農家は栽培できず、一般向けの苗も販売されていないので家庭菜園でも栽培できません。

たとえ県外で栽培されたとしても、名称の商標権は栃木県が保持しているため、とちあいかと名乗ることはできません。

まとめ

とちあいかは、甘みが強く、酸味が控えめで、見た目もかわいらしい栃木県のブランドイチゴです。そのまま食べてもおいしく、スイーツのトッピングやジャム作りにもぴったり。スーパーやネット通販で購入できます。とちあいかの鮮やかな見た目を楽しみながら、季節の味覚として味わってみてはいかがでしょうか。

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