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甘平(かんぺい)とはどんな果物? 旬の時期や価格相場を解説

甘平(かんぺい)とはどんな果物? 旬の時期や価格相場を解説

甘平(かんぺい)は、愛媛県でしか栽培されていない特別な柑橘で、シャキシャキとした食感と濃厚な甘さが魅力です。果肉がぎっしり詰まり、果汁もたっぷり。内皮ごと食べられるため、幅広い世代に人気があります。旬は1月下旬から3月頃で、スーパーやネット通販で購入可能。価格は1個300~500円程度ですが、高品質なものは800円以上することも。今回の記事では、甘平の特徴や旬の時期などを紹介します。

甘平とは?

甘平は、愛媛県でのみ栽培されている柑橘で、シャキシャキとした独特の食感と濃厚な甘さが特徴です。甘くて平らな形をしていることから、「甘平」と名づけられました。西之香(にしのかおり)とポンカンを掛け合わせて誕生した品種で、2007年に品種登録されました。果実は扁平で大きく、外皮は薄くてやわらかいため、手で簡単にむくことができます。また、内皮も非常に薄いため、袋ごと食べられるのも魅力です。

糖度は13度以上と非常に高く、酸味が少ないため、甘さが際立ちます。そのため、お子さまから年配の人まで幅広い世代に親しまれています。また、果肉がぎっしり詰まっていて果汁が豊富なので、食べると口いっぱいに濃厚な甘みが広がります。

更に、甘平の中でも特に品質の良いものは「愛媛Queenスプラッシュ」として販売されます。これは、糖度13度以上で、見た目が美しく、サイズが2L~4Lという厳しい基準をクリアした最高級品のみにつけられるブランド名です。

甘平の旬の時期は?


甘平(かんぺい)の旬の時期は1月下旬から3月頃までです。特に甘みがしっかりと乗るのは2月頃とされ、ジューシーで濃厚な味わいを楽しめます。年によって多少前後することはありますが、この時期に収穫されたものが最もおいしく、果肉のシャキシャキ感や甘さが際立ちます。

甘平は外皮が薄く、手で簡単にむけるのが特徴。更に、種がほとんどなく、袋ごと食べられるのでとても食べやすい柑橘です。お取り寄せや贈答用にも人気が高く、旬の時期にぜひ味わいたい一品です。

おいしい甘平の選び方は?

甘平を選ぶときは、まず果皮の色に注目しましょう。濃いオレンジ色でツヤがあり、ムラなく均一に色づいているものが新鮮です。また、果皮が張っていて、手に持ったときにずっしりと重みがあるものを選ぶと、果汁たっぷりの甘平に出会えます。

形は扁平で、皮に締まりがあるものが理想的。皮がフカフカしているものは、水分が少なく味が落ちている可能性があるので避けましょう。浮き皮が少なく果肉がぎっしり詰まっている甘平を選べば、シャキシャキした食感と濃厚な甘みを存分に楽しめます。

甘平の価格相場は?


甘平はスーパーで1個あたり300~500円程度で販売されることが多く、特に品質の良いものは800円以上することもあります。一方、ネットでは産地直送のセット販売が主流で、2kg(約6〜10個)で4,500円前後、5kg(約15〜25個)で7,500円前後が一般的な価格帯です。

スーパーや直売所では手軽に1個から購入できるのがメリット。一方、ネット通販では農園直送の新鮮な甘平を選ぶことができ、まとめ買いをすることで1個あたりの価格を抑えられる利点があります。贈答用としても人気があり、特に高品質なものは化粧箱入りで販売されることも多いです。

甘平は愛媛県以外で栽培できる?

甘平は愛媛県限定で栽培が許可されている品種で、県外での栽培は禁止されています。一般向けの苗が出回っていないため、家庭菜園でも育てることができません。愛媛県内の農家のみが栽培を行っています。

まとめ

甘平は、愛媛県の温暖な気候と農家によって育てられる特別な柑橘です。濃厚な甘さは、一度食べると忘れられないほどのおいしさ。希少な品種だからこそ、旬の時期を逃さずに味わいたいですね。スーパーやネット通販で手に入るので、ぜひチェックしてみてください。

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