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飲食店でネズミが出た時の駆除対応まとめ! ビル内店舗での費用負担者は?

Maya Fukuoka

ライター:

飲食店でネズミが出た時の駆除対応まとめ! ビル内店舗での費用負担者は?

徹底した衛生管理や清潔感が求められる飲食店にとって、常に大きな悩みのタネとなっているのが「ネズミの発生」です。

ネズミは不潔な印象を与えるだけでなく、食中毒の発生やお店の信用失墜に繋がり、場合によっては営業停止に追い込まれることも考えられるため、見つけ次第の迅速な駆除対応が不可欠です。

そこで本記事では、飲食店でネズミが発生した時の対応や駆除費用、ビル内店舗の場合の費用負担などについて徹底的に解説します。

ネズミがもたらす被害やリスク、飲食店スタッフで取り組める予防対策も紹介していますので、飲食店のネズミ被害にお困りの人はぜひ最後までご覧ください。

飲食店でネズミが発生した時の駆除対応


ネズミの存在は、不快感や不潔な印象を与えるだけでなく、お客さまや従業員の健康、お店の評判にも大きな影響を及ぼします。

最悪の場合、営業停止・禁止に追い込まれるなど、飲食店の経営に甚大な被害をもたらす可能性があるため、ネズミを見かけたら迅速な対処が必要です。

まずは、飲食店でネズミが発生した際に取るべき駆除対応について、以下の3点を見ていきましょう。

  • 飲食店のネズミ駆除は専門業者に依頼しよう
  • 飲食店のネズミ駆除に掛かる費用相場
  • ビル内店舗での駆除費用は誰が負担する?

なお、飲食店のネズミ相談は専門業者にまず相談することがおすすめです。

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放置NG!飲食店のネズミ駆除は専門業者に依頼しよう

飲食店でネズミを見つけた場合、たとえ1匹見ただけであっても早急に専門業者に依頼することを強くおすすめします

ネズミは「1組のつがいが居たら1年後には1万匹まで増える」と言われるほど繁殖力の高い害獣です。ネズミにとって安心・快適な環境が整っている飲食店では、あっという間に数が増えてしまうため、手に負えない状態になる前に専門家の手を借りましょう。

また、ネズミ駆除の施工には、その道のプロでないと難しい専門的な知識や技術が必要になります。加えて、感染症などの衛生的なリスクや、建物・備品などへの物理的な被害も伴うため、安全面を考慮して飲食店のネズミ駆除は専門業者に依頼するのが賢明です。

なお、専門業者はお店で発生した被害を徹底的に調査し、場所や状況、予算などに応じた最適な駆除方法を提案してくれます。1匹でも見かけたら速やかに専門業者に相談して、ネズミ被害を最小限に抑えましょう。

飲食店のネズミ駆除に掛かる費用相場

飲食店でのネズミ駆除の費用相場は、一般的に10〜50万円程度とされています。

ただし、害獣駆除に掛かる費用は、お店の面積や被害状況、駆除方法や施工業者などによって変わるため、上記の金額はあくまで目安として参考にしてください。

なお、食中毒や感染症などの衛生的なリスクが考えられる飲食店では、再発防止を含めた完全駆除が求められるため、戸建て住宅などに比べて高額になる傾向があります。被害が深刻な場合は、複数回に分けた施工や年間契約が必要になり、更に費用が高くなる可能性も。

駆除費用を抑えるためには、3〜4社ほどの複数業者から見積もりを取り、料金やサービス内容をじっくり比較検討することが重要です。見積もり料金だけでなく、アフターサポートや接客対応、実績・口コミなども確認し、心から信頼できる業者を見極めましょう。

ビル内店舗での駆除費用は誰が負担する?

ビル内の一角を借りて営業している飲食店でネズミが発生した場合、そのビル全体の維持管理責任がある「建物の所有者(貸主)」が費用を負担するケースが一般的です。

ただし、ゴミを放置していたり清掃を怠っていたりした場合など、衛生管理の不備が原因で発生した場合は「店舗の使用者(借主)」の負担になることもあります。

発生原因 具体例 負担者
物件側の問題 ・経年劣化による亀裂や隙間から侵入した
・共用部分にあるものが原因で発生した
ビルの所有者
借主側の過失 ・生ゴミを放置していたことで発生した
・日々の清掃を怠っていたことで発生した
・修繕していなかった壁穴や隙間から侵入した
店舗の使用者

なお、ビル内の店舗を貸し借りする際に結ぶ賃貸借契約で、ネズミ駆除の費用負担に関する規約が決められている場合もあるため注意が必要です。契約書の内容を事前にしっかり確認し、不明な点があればオーナーや管理会社に相談してみましょう。

飲食店でネズミが発生した際の被害・リスク

以下では、飲食店スタッフや経営者が絶対に知っておくべき、ネズミによる被害・リスクについて詳しく解説します。

  • 衛生面の悪化による健康被害
  • 建物・備品や食材への物理的な損害
  • クレームの増加やお店のイメージダウン

最悪の場合、営業停止や廃業に追い込まれるなど、飲食店の経営に甚大な影響を及ぼす可能性もあるため、起こり得る被害をしっかり把握して適切な対策を講じましょう。

衛生面の悪化による健康被害

飲食店でネズミが発生した際に最も注意すべきなのが、衛生面での被害・リスクです。

ネズミは、サルモネラ菌やレプトスピラ菌などさまざまな病原菌を持っており、食事に訪れたお客さまや店舗で働く従業員に甚大な健康被害をもたらす可能性があります

例えば、ネズミに噛まれたり、糞尿や体毛が食品や食器に混入したりすると、食中毒や感染症の原因となり、ネズミに付着しているイエダニからは、皮膚炎やアレルギー症状が発生します。

特に小さなお子様や高齢者、免疫力が低下している人は感染症に罹りやすく、重症化すると命に関わることも。お客さまに安心して食事を楽しんでもらうためにも、日頃から店内の衛生管理を徹底することが大切です。

建物・備品や食材への物理的な損害

ネズミは、一生の間伸び続ける鋭い前歯を持っており、その歯を削るために常に何かをかじる習性があります。建物の柱や壁、電気配線やガス管、家具・調理器具など、あらゆるものが標的となるため、店舗に物理的な損害を受ける可能性が非常に高いです。

例えば、柱や壁をかじられると建物の耐久性が弱まり、電気配線やガス管がかじられると漏電やガス漏れが発生し、最悪の場合は火災に繋がる危険性があります。

更に、ネズミは餌を求めてお店中の食材を食い荒らすため、飲食店にとっては経済的な損失も大きいです。ネズミは雑食性であらゆる食材を食べるため、被害が拡大するとお店の営業に支障をきたす場合も

大切なお店を守り、お客さまに安全でおいしい料理を提供するためにも、ネズミの早期発見・早期対策や食材の適切な保管を徹底しましょう。

クレームの増加やお店のイメージダウン

飲食店でネズミが発生すると、「不快」「不衛生」といったネガティブなイメージが広がり、利用者からの苦情・クレームが増加する可能性があります

特にSNSや口コミが普及している現代では、ネガティブな情報が瞬く間に拡散されることもあり、「〇〇というお店でネズミを見た」といった情報が広まれば、客足が遠のいて売上が減少することは避けられません

ネズミの存在は、清潔で安全な環境で食事をしたい利用者の信用を大きく損なう問題です。一度失った信用を取り戻すことは容易ではなく、お店の存続に関わる場合も十分に考えられるでしょう。

また、お店でネズミを見た利用者が保健所へ通報し、衛生管理が不十分であると判断された場合は、食品衛生法に基づいて改善指導や営業停止処分を受ける可能性があります

最悪の場合、営業許可が取り消されて閉店に追い込まれることも考えられるため、日頃からの衛生管理やネズミ予防を怠らないようにしましょう。

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飲食店スタッフで取り組めるネズミの予防対策

ここからは、飲食店スタッフで取り組めるネズミの予防対策を3つ紹介します。

  • 毎日の清掃で店内を清潔に保つ
  • 侵入経路となる穴や隙間を塞ぐ
  • ネズミが嫌がる忌避剤を使用する

ネズミは繁殖力や警戒心が非常に強く、一度棲み着いてしまうと自力で駆除するのはほぼ不可能です。上記の3点をスタッフ全員で心掛け、ネズミを寄せ付けない環境を作りましょう。

毎日の清掃で店内を清潔に保つ

ネズミは、餌となるゴミや食べ物やニオイに引き寄せられて飲食店に侵入します。そのため、毎日のこまめな清掃で店内を清潔に保つことが、飲食店におけるネズミ予防の基本となります。

飲食店を清潔な環境に保つための、具体的な清掃のポイントは以下のとおりです。

店内を清潔に保つ清掃ポイント

  • 調理器具や食器は使用後すぐに洗浄する
  • 食材は清潔な倉庫や密閉容器に入れて保管する
  • 餌や巣材になるゴミや段ボール・新聞紙を溜めない
  • 油分や食べカスの残る厨房・客席の掃除は念入りに
  • 冷蔵庫や調理台の下、排水溝などもこまめに清掃する

特に汚れやすい厨房や排水溝、客席周辺などはもちろん、冷蔵庫や調理台の下などの目立ちにくい場所も毎日こまめに清掃してください。また、ネズミの餌となる食材を適切に保管することや、巣材となる段ボール・新聞紙を適切に処分することも大切です。

お客様に気持ちよく食事を楽しんでもらうためにも、スタッフ全員で協力し、清潔な店内環境の維持を心掛けましょう。

侵入経路となる穴や隙間を塞ぐ

ネズミは、1〜2cm程度のわずかな隙間からでも建物に侵入します。そのため、建物の外壁や床下、天井裏などに穴や隙間がないかを定期的に点検し、万が一見つけたらネズミが侵入する前に速やかに塞ぐことが重要です。

ネズミが飲食店に侵入する主な経路としては、例えば以下のような場所が挙げられます。

ネズミの主な侵入経路

  • 壁・床・天井の亀裂
  • 壁の穴や配管の隙間
  • 配線の引き込み口
  • 換気扇や通風口

上記のような場所は、コーキング剤やパテ、金網などを使って塞ぐことで侵入を防ぐことが可能です。

とはいえ、上記の侵入経路はほんの一部であり、ネズミ駆除に詳しくない人が全ての侵入経路を特定することは容易ではありません。多くの時間や手間も掛かる作業になるため、飲食店では予防対策の段階でプロに依頼するのも賢い選択です。

ネズミが嫌がる忌避剤を使用する

飲食店でできる予防対策として、ネズミが嫌がるニオイや成分を発する「忌避剤」の使用も効果的です。

忌避剤は、侵入防止や寄せ付けないことを目的とした薬剤のため、上述した2つの予防対策と併用することで、より高い効果を発揮します。例えば、窓や出入り口などの塞げない侵入経路の近くに設置しておくと、近づいてきたネズミを追い払うことが可能です。

なお、人の口に入る食べ物を扱う飲食店では、使用する忌避剤の成分や安全性に注意が必要です。食材や人体に影響が及ばないよう、唐辛子やハーブ類などで作られた天然由来の製品を選びましょう。

飲食店でのネズミ発生は速やかに駆除業者に相談しよう

本記事では、飲食店でネズミが発生した際の駆除対応をはじめ、費用相場や負担者、被害・リスクや予防対策について解説しました。

飲食店でのネズミ発生は、利用者に不快感を与えるだけでなく、健康被害や物理的な被害、お店のイメージダウンなどに繋がる可能性があります。

場合によっては、経営に深刻な影響を及ぼすことも考えられるため、ネズミを見つけたら速やかに専門業者へ相談し、早期解決することが大切です

ぜひ本記事を参考に、適切な対応や予防策を講じて、お客さまに安心して食事を楽しんでもらえる清潔で安全なお店を維持しましょう。

飲食店のネズミ相談は「駆除ザウルス」に相談することがおすすめです。相談実績数25,000件以上、日本全国対応、最長5年の保証が付いていることから、飲食店のようなネズミ駆除に最適。相談/現地調査/見積もりは無料となっているため、まずは相談してみてはいかがでしょうか。

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なお、以下の記事にて、おすすめのネズミ駆除業者や選び方などを解説していますので、信頼して任せられる優良業者を探している人は併せて参考にしてください。

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