高値が続いたキャベツも平年並みの価格となる見込みです
キャベツは、冬季の小雨による影響で、主産地である千葉県産、愛知県産の生育遅れ・小玉傾向が発生しています。また、神奈川県産は歩留まり低下により切り上がりが早くなるため、全体として出荷数量はまだ平年を下回る見込みです。但し、出荷数量の落ち込みは小さいため、価格は5月を通して平年並みで推移する見通しが出ています。
そのほか、キャベツ以外の野菜の生育は概ね順調で、指定野菜15品目の内、11品目は5月を通して平年並みの価格をキープできる見込みとなっています。
にんじん、ばれいしょ、さといも、たまねぎは生育が遅れているようです
にんじんは、天候不順や冬季の低温・小雨の影響により、主産地である徳島県産は細物傾向となっていることに加え、切り上がりが早くなる見込みです。リレー産地である千葉県産の生育も遅れているため、全体として出荷数量は平年を下回るとともに、端境期の発生が懸念されている状況です。
また、同じく根菜類のばれいしょ、さといも、たまねぎも冬季の低温・小雨の影響により主産地における生育が遅れています。そのため、5月を通じてこれら根菜類の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回る見込みとなっています。
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