なぜ「リビンマッチは怪しい」と思われるのか？
一括査定という仕組みがわかりにくい
リビンマッチは、ユーザーが無料で物件情報を入力するだけで、最大6社の不動産会社にまとめて査定依頼ができるサービスです。しかし「なぜ無料で使えるのか？」という疑問が湧くのも当然です。
実際、ユーザー負担なしに運営が成り立つのは、査定を受けた不動産会社がリビンマッチに支払うシステム（情報提供料）によって成り立っている仕組みです。この広告モデルを知らないと「無料＝後からお金がかかるのでは？」「個人情報は大丈夫？」と不安に感じられるのも無理はありません。
電話やメールが複数届くことへの不安
リビンマッチを利用すると、一度に複数の不動産会社から連絡が来る可能性が高いです。実際に、「しつこく電話がかかってくる」「メールが複数届いて面倒」という声が見られます。これは査定希望者への迅速な対応である一方、連絡過多によるストレスを感じる人にとっては怪しさの要因になり得ます。
しかし、リビンマッチ側では「電話を控えてほしい」「メール希望」と備考欄で連絡方法の希望を出せる機能があり、実際にこの設定で営業電話が完全になくなったという声もあります。
ネガティブな口コミが一部に存在する
ネット上には「電話やメールが多すぎて迷惑だった」「広告が過剰に引っかかって不信感を抱いた」といったネガティブな口コミが一定数あります。
ただし、これらはリビンマッチ自体ではなく、一括査定でつながった不動産会社の営業方法によるケースがほとんどです。リビンマッチ側は登録後にも業者の対応をモニタリングし、クレームがあれば提携解除などを行う体制を整えています。つまり「怪しい」の真実は、むしろ不動産業者の一部の対応品質にあるように感じます。
リビンマッチは本当に怪しい？安全性を検証
運営会社は信頼性が高い
リビンマッチを運営するのは、2004年創業の株式会社シースタイル（現：リビン・テクノロジーズ）。同社は2019年6月に東京証券取引所マザーズ市場（現グロース市場）に株式上場しており、情報・通信業界の企業として市場に信頼されています。
また、個人情報の適切な取り扱いを示すプライバシーマークも取得しており、個人情報保護への取り組みがしっかりしていることも大きな安心材料です。さらに、Yahoo!やGoogle公式のマーケティングパートナー認定を受け、ITインフラ面でも一定の水準を満たしている点も信頼性を高めています。
こうした上場企業ならではの透明性や、情報セキュリティへの配慮が「怪しい」という印象をしっかり払しょくできるポイントです。
利用者の声・評判からわかる実態
リビンマッチ利用者の声には、良い口コミと悪い口コミの両方があります。良い点として「簡単に査定依頼できた」「対応が丁寧で安心だった」「地方物件でも査定してくれた」といった評判が数多く見られ、満足度が高いと感じる声が多いです。
一方で、「電話やメールがしつこかった」「営業電話にストレスを感じた」といったネガティブな声も一部あります。しかし、こうしたマイナス面はリビンマッチの仕組みに起因するものではなく、提携先の不動産会社の対応スタイルによるケースが多いと運営側も認識し、業者へのフィードバックや提携解除など対応を実施しています。
つまり「怪しい」と感じる背景には、実は不動産業者側の対応品質のばらつきが影響していることがわかります。
登録されている不動産会社は安全
「怪しい業者に当たるのでは？」という不安に対し、リビンマッチがどのような基準で提携業者を選定しているのかを知ることは安心材料になります。リビンマッチでは、宅建業の免許を有する業者であることを前提に、地域密着型の信頼できる不動産会社を選定し、審査を通過した会社のみと提携しています。
また、利用者からのクレームが多い業者は契約を打ち切るなど、定期的に業者の品質チェックも行われています。つまり、登録業者は誰でも自由に参加できるわけではなく、一定の信頼性と対応品質が求められているのです。
査定後に契約を断っても大丈夫
「無料査定を依頼したら、売却を断れないのでは？」といった不安を持つ方も多いようですが、リビンマッチの利用はあくまで情報収集のためのツールであり、査定後に契約を強制されることは一切ありません。
不動産会社によっては積極的にアプローチしてくる場合もありますが、嫌な対応があれば無視して問題なく、またリビンマッチの運営に相談することも可能です。実際に「しつこい電話があったため、連絡をやめてほしい」と依頼したところ、運営側が対応してくれたという口コミも確認されています。
リビンマッチを賢く使うためのポイント
電話対応が苦手な方は備考欄で調整
リビンマッチの査定依頼画面には「依頼先企業に伝えたいこと」を記入できる備考欄があり、ここに「電話は控えてほしい」「メール連絡を希望します」と明記できる点が大きなメリットです。実際、備考欄で連絡方法を指定したことで、営業電話が激減したという利用者の声も多く、複数の不動産会社からの連絡によるストレスが解消されたと報告されています。
また、しつこく営業電話が続くようなら、宅建業法に抵触する可能性がある旨を伝えることで、連絡が止まるケースもあるため、法的な根拠を活用した対応も有効です。このような事前の備考入力と適切な断り方を組み合わせることで、査定依頼後も安心して利用できます。
怪しい業者を見分けるコツ
安心して取引するためには、不動産会社の信頼性を見極めるポイントを押さえることが重要です。まず、名刺やサイトに記載された宅地建物取引業免許番号を確認し、国土交通省の検索システムで有効性を調査しましょう。免許番号（都道府県知事や大臣免許など）だけでなく、更新回数を示す括弧内の数字が適切かどうかもチェックできます。
さらに、GoogleレビューやSNSなどで「悪質な対応がないか」「行政処分歴がないか」も調べることで、信頼性の高い業者のみを選択可能です。加えて、査定額の説明に根拠がなく「絶対にこの価格で売ります」といった根拠の薄い攻勢的営業は要注意。根拠を明示できるかどうか確認することが、安全な取引への近道です。
査定だけの利用もOK！契約の義務は一切なし
リビンマッチの査定サービスを利用したからといって、必ず売却契約を結ぶ必要はありません。「査定だけお願いしたい」「まだ売るか迷っている」という段階でも、気軽に情報収集の手段として活用できます。実際、多くの利用者が「今すぐ売る予定はないけど価格を知りたかった」といった理由で査定を申し込んでいます。
これはリビンマッチが売却意思の強いユーザーだけでなく、検討中ユーザーもターゲットにしているサービス設計だからこそ可能なことです。査定後に「やっぱり売らない」という判断をしてもまったく問題はなく、不動産会社に断りを入れればそれで完了。
しつこい営業があった場合は、リビンマッチの運営に相談すれば、状況に応じて対応してもらえる体制も整っています。このように「契約前提ではない」ことを知っておくだけでも、安心して一括査定を活用できるでしょう。
リビンマッチの基本情報
全国対応・最大6社にまとめて査定依頼
リビンマッチは、全国47都道府県に対応した不動産一括査定サービスです。物件情報を一度入力するだけで、最大6社の不動産会社に同時に査定依頼を出すことができます。従来のように1社ずつ連絡して査定を受ける必要がなく、短時間で複数社の査定額や対応を比較できるのが大きなメリットです。
「できるだけ高く売りたい」「信頼できる会社に任せたい」といった希望を叶えるためには、複数の会社から提案を受けて比較検討することが欠かせません。リビンマッチなら、その第一歩をスムーズに踏み出すことができます。
運営会社は上場グループ傘下で信頼性も◎
リビンマッチを運営するのは、リビン・テクノロジーズ株式会社。2004年創業の不動産テック企業で、長年にわたり不動産業界とITを融合させたサービスを展開しています。2022年には、東証プライム上場企業である株式会社ミクシィのグループに加わり、企業としての信頼性や資本力もさらに強化されました。
これまでに累計150万件を超える査定依頼があり、利用者からの満足度も高く、「安心して使えるサイト」として評価されています。公式サイトではプライバシーマークも取得しており、個人情報の取り扱いにおいても安全性に配慮されています。
戸建て・土地・マンションなど幅広い物件に対応
リビンマッチが対応している物件の種類は非常に幅広く、以下のようなケースでも利用できます。
・分譲マンション
・土地
・アパートやビルなどの収益物件
・店舗や事務所などの事業用不動産
・相続した空き家、農地、山林など
「住み替えを検討している」「相続した不動産を売却したい」「使っていない土地を手放したい」といったさまざまなニーズに対応しているため、個人・法人問わず利用しやすいのが特長です。
結論：リビンマッチは怪しくない
リビンマッチに対して「怪しい」と感じるのは、一括査定サービスの仕組みや営業連絡の多さなどに不安を抱く人がいるからです。しかし実際には、上場企業が運営し、個人情報保護や提携業者の管理体制も整った信頼性の高いサービスです。
利用者側で連絡方法の指定や断り方の工夫もできるため、トラブルを防ぐ仕組みも備わっています。
査定だけでの利用も歓迎されており、無理に売却を迫られるような心配もありません。不動産の相場を知るきっかけとして、リビンマッチは非常に有用な選択肢と言えるでしょう。
「怪しい」と感じるのは、知らないことによる一時的な不安であり、正しい情報を知ることでその印象は大きく変わるはずです。ぜひ安心して活用してみてください。
