再生栽培(リボベジ)とは
リボベジとはスーパーで買った野菜や果物の根元の部分や葉っぱを使って再び育てる栽培方法です。リボベジのメリットは初心者でも始めやすいことや、植物の生命力を身近に感じることができる点です。根や葉っぱが出てくると毎日の観察が楽しくなりますし、観葉植物のようにインテリアとしても楽しめます。
小松菜をリボベジする方法
栽培時期
小松菜は暑さにも寒さにも強いので一年中栽培することができます。
ただ、3~4月は寒さにさらされた後、気温が上昇することで花を咲かせてしまいます。花が咲いても菜花として食べることができますが、気になる方は3~4月を避けて栽培しましょう。
用意するもの

- 500mlのペットボトル
- ハサミまたはカッター
- 食器用スポンジ
- アルミホイル
- 水耕栽培用の液体肥料
- 油性ペン
手順
1. スーパーで買ってきた小松菜を根元から約5センチ残して切ります。

2. 500mlのペットボトルの上部を切ります。

3. スポンジの研磨剤の部分を取り除き、飲み口にはまるくらいの大きさに切り、スポンジの真ん中に穴を開けます。

4. 開けた穴に小松菜の根元を入れます。

5. 切ったペットボトルの飲み口がある方を、飲み口を下にして4のスポンジを入れます。さらに、それをもう片方のペットボトル(底がある方)に入れます。

6. 小松菜の根元が水に浸かるくらいの量の水を入れます。
水は毎日新しいものに交換してもいいですし、減った分を追加してもかまいません。
数日経って根が出てきたら、水から液体肥料に変えます。

液体肥料は水耕栽培用のものを使います。
微粉ハイポネックスを使う場合の希釈倍率は1000倍です。
希釈倍率1000倍では水1リットルに対して1グラムの肥料を入れます。もし2リットル作る場合は2グラムの肥料を入れます。
その他の液体肥料を使う場合は外箱や取り扱い説明書に水耕栽培用の希釈倍率が書いてあるので、その指示に従ってください。

EC計があると便利です。EC値は1000µS/cm~1300µS/cmにします。

7. ペットボトル(底がある方)の切り口の少し下に印をつけます。

8. ペットボトルをアルミホイルで巻きます。(飲み口がある方も巻きます)

9. 先ほど付けた印の線まで液体肥料を入れます。
あとは「液体肥料が減ったら線まで追加する」を繰り返します。
1カ月くらい経ったら、一度液体肥料をすべて入れ替えます。

置き場所は室内のカーテン越しがおすすめ。冬場は窓越しでも大丈夫です。

10. 葉っぱがたくさん出てきたら、食べる分だけ収穫しましょう。
なお、葉っぱは数枚残しておきます。そうすることで、光合成が途切れず成長が早くなり、次の収穫も期待できます。



11. 収穫後数週間経つと、また新しい葉っぱが出てきます。
このようにすれば、半永久的に収穫することができます。

上手に育てるための注意点
藻が生えていないか観察しよう
液体肥料を入れている養液に藻が生えたら、養液に光が入っている可能性があるので、アルミホイルを巻き直すなどして遮光します。また、藻が生えた養液は一度洗い流して、新しい液体肥料を入れます。
根の色を観察しよう
根の色が少し黒っぽくなってきた場合は、養液の水温が高いことや液体肥料の濃度が濃いことによる根腐れの可能性が高いので、この場合は風通しの良い場所に移動して、液体肥料をもう一度新しいものに変えておきます。
追加していると気づかぬうちに濃度が濃くなっていることがあるので、そうならないためにも定期的にEC値を測るか、液体肥料の入れ替えを数週間おきにするとよいでしょう。
理想の根の状態は真っ白ですが、育てていると根も老化してくるので、写真のような色になっていれば問題ありません。

屋外で育てる場合は防虫対策も忘れずに
カーテン越しで育てられますが、屋外でももちろん育てることができます。
その場合は虫の被害に遭わないようにネットをかけるなどして、防虫対策をしましょう。
小松菜を使った料理
ナムルや、炒め物、お浸しなど幅広い料理に活用できます。
ぜひ自分で育てて、自分で食べる楽しみを味わってくださいね。

まとめ
小松菜は再生力が強く、栽培する季節を選ばなくてもいい便利な野菜です。リボベジや家庭菜園に興味がある方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
「YouTubeでわかる! スーパーで買った野菜・果物で家庭菜園」(マイナビ出版)




















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