農薬との混用OK！普段使いできる省力・高コスパBS資材「GAXY（ギャクシー）」

公開日：2025年08月27日

最終更新日：2025年08月28日

近年、極端な高温・低温、長雨や干ばつなどの異常気象により、栽培環境は不安定さを増しています。その影響で、作物が受けるストレスは年々深刻化しており、安定した収量や品質の確保が難しくなっています。こうした状況の中、植物の本来の力を引き出し、健全な生育を支える「BS（バイオスティミュラント）」が注目を集めています。数多くのBS製品が市場に登場する中で「GAXY（ギャクシー）」は、農薬との混用が可能で、希釈倍率が高く、効果も優れているという三拍子そろった特長を持ち、現場で“本当に使える”BS資材として高い評価を得ています。今回は、その魅力を詳しくご紹介します。

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「GAXY」は、フランス・ブルターニュ地方に自生する海藻「アスコフィラム・ノドサム」を原料にした機能性BS剤です。

ココが違う！「GAXY」のメリット

1.農薬との混用が可能

一般的な海藻由来のBS資材では、農薬と混用するとゲル化や沈殿が起こることがありますが、「GAXY」はUPL社独自の製造技術により、混用時の安定性を確保※。これにより、農薬散布のタイミングで同時に施用でき、作業の省力化が可能です。
※希釈する水に不純物がないこと、混合の順番（農薬の混合を後にする）、適切な倍率での混合をお願いします。

2.希釈倍率が非常に高く、少量で効果を発揮

葉面散布での希釈倍率は5000〜1万倍と非常に高く、単位面積当たりの使用量が少なくて済むため、コストパフォーマンスに優れます。
例：10aの圃場において、1万倍希釈液200Lを散布する際に必要となる「GAXY」の原液量はわずか20mL。「GAXY」１本（原液１L）で約50回使用でき、１回当たりのコストはわずか528円　※メーカー希望小売価格26,400円（税込み）から算出。

3.ドローン散布に対応する低粘度設計

粘度が高いBS資材は散布時にノズル詰まりの原因となることがありますが、「GAXY」は低粘度でドローンなど無人機散布にも適しており、広範囲の作物に効率的に施用できます。（※適切な倍率での混合をお願いします。）

4.植物生理に深く作用する高機能性

「GAXY」は、植物の内生ポリアミン生成を促進し、花芽誘導や果実の肥大・均一化、品質向上などが見込めます。これは、単なるストレス緩和にとどまらず、生殖成長を支える高度な生理作用を持つことを意味します。また、「GAXY」は根の活性を高め、肥料要素の吸収を促進する効果も期待できます。特に、高温環境で吸収が阻害されやすいホウ素やカルシウムの吸収効率改善に期待でき、肥料と併せて施用することで、高温障害（ホウ素欠乏、カルシウム欠乏など）の改善に寄与すると期待されます。

5.幅広い作物に対応

園芸作物、穀物、果樹など、作物を問わず使用できる汎用性の高さも魅力です（果樹では果粒の均一化や病害抑制効果が確認されています。）

品種の力を引き出す「GAXY」の活用事例

北海道　ミニトマトの事例

■品種：キャロル系試交品種　■撮影日：2024年7月12日　※サカタのタネ調べ

課題：高温下での生育不良、着果性、果実の品質低下
施用方法：7月中は草勢が弱かったため、「GAXY」を希釈倍率5000倍で10日おきに葉面散布（写真は3回目の様子）した。草勢が活発になった8月以降は、希釈倍率1万倍で月２回のペースで葉面散布を実施。
結果：葉のツヤ・頂芽の状態・着果性・果ぞろいが、高い次元でバランスが取れ、収量・品質ともに大幅にアップした。

「GAXY」使用のポイント

・推奨希釈倍率を守りましょう

「GAXY」は原料であるアスコフィラム・ノドサムを特殊な製法により破砕・抽出・濃縮することで、5000～1万倍に希釈しても高い効果が期待できます。そのため、3000倍以下の高濃度で散布をすると肥料の吸収バランスが崩れ、草勢が強くなり過ぎてコントロールが効かなくなる可能性があります。希釈倍率の推奨値は、葉面散布の場合は5000～1万倍、水耕栽培や養液土耕の場合は5万倍以上の希釈が無難です。初めて使用する際は低い濃度から始め、作物の様子を見ながら調整するようにしてください。