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地元の不動産会社が経営する企業版福利厚生型農園。異業種の農業参入を可能にするシステムとは?

地元の不動産会社が経営する企業版福利厚生型農園。異業種の農業参入を可能にするシステムとは?

「未経験で農業に参入したい」「ブルーベリー栽培で収入を得たい」・・一見ハードルの高そうな農業の新規参入を可能にするのが、オーシャン貿易のブルーベリーバックカルチャーシステムです。今回は、同社のシステムによって社会課題の解決とグループ会社の福利厚生の充実を目指す福岡市の不動産BPO会社FORWORKSを取材しました。

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貿易会社が開発!農業初心者でも導入しやすい『ブルーベリーバックカルチャーシステム』とは

「食」を中心に世界と日本を結ぶオーシャン貿易株式会社 代表取締役会長 米田多智夫氏

『ブルーベリーバックカルチャーシステム』を開発・販売しているのは、オーシャン貿易株式会社。1973年、日本で初めてタスマニアから牛ハラミを輸入した商社で、米田多智夫市(会長)が設立しました。

現在は水産物・青果物の輸入販売を主軸とする一方、北極圏で養殖されるブランドサーモンのプロデュースなど、単なる売り買いに止まらない事業を展開。「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の精神を大切に、関わる人すべてが利益を享受できるビジネスにこだわっています。

『オーシャン貿易』の詳細はこちら

『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』の詳細はこちら

企業の福利厚生や障害者雇用にもプラスに!遊休地や耕作放棄地を利用した『ブルーベリー栽培』

福岡市中心部のオフィス街にある株式会社FORWORKS。全国の賃貸不動産会社の管理業務を請け負うBPOサービスの会社です。農業未経験の同社がブルーベリーバックカルチャーシステムによるブルーベリー栽培を始めたのは、2024年に同社事業本部共創推進室室長の村田弥教(ひさのり)さんが社外研修「ソーシャルイノベーションスクール(SIS)」で社会課題を解決するビジネスプランを発表したのがきっかけでした。

株式会社FORWORKS 事業本部共創推進室室長の村田弥教さん。ご自身も自宅の庭でブルーベリーを育てている

村田さん

2024年の秋、SISの卒業課題で、『だれひとり取り残さない耕作放棄地再生プロジェクト』というテーマで、観光農園に取り組むソーシャルビジネスプランを提案しました。そのプランをグループ会社の執行役員会で発表したところ、社員の福利厚生や障害者雇用の受け皿としても期待できるので、会社の新規事業で取り組んでみようということになったんです。

栽培する作物は、健康志向や将来性、集客力などについて熟慮した結果、イチゴなどに比べて栽培の手間もかからず、数年で収穫可能なブルーベリー栽培に決定しました。商材導入については、いくつかの候補の中から、BtoB取引を行う上で信頼性の高いオーシャン貿易に依頼することになりました。

村田さん

2025年1月には、役員会で正式に決定しました。ここまでとんとん拍子で進むとは思っていなかったので、正直びっくりしました。とはいえ、動き出すことが決まったので、まずは土地探しからスタートしました。

周囲へのヒアリングの結果、事業に活用できそうな自社管理物件オーナー所有の耕作放棄地がすぐには見つからなかったため、知り合いの農家に尋ねてみたら、村田さんの自宅近くに1800坪の耕作放棄地があることが分かりました。

村田さん

天神から車で約20分、外資系の大型商業施設も近いので、家族で楽しんでもらうにはいい場所です。何より自宅に近いので、会社の行き帰りに立ち寄ることができます。すぐ農業法人を立ち上げることも難しいので、地主とタッグを組む形で始めることになりました。当初の計画より耕作地が広くなるなど追加費用も発生しましたが、CSRやESGのための先行投資として承認されました。

従業員やサポートメンバーも加わっていよいよブルーベリー栽培がスタート!

こうして3月からスタートしたブルーベリー栽培事業。まずは、草刈機やトラクターなども投入しながら2週間ほどかけて耕作放棄地の土地を整備しました。

村田さん

定植は来年くらいかなと思っていたんですが、遅れたら収穫も1年ずれてしまいます。オーシャン貿易さんのアドバイスもいただきながら、作業を進めることができました。4月初旬に防草シートを貼ったら、ポットとアクアフォーム、液肥のコントローラなど次々と搬入。その後、管理棟のためのビニールハウスや、防風・防鳥ネットの設置工事も進めました。

4月中頃に、苗の定植がスタートしました。

村田さん

収穫時期がずれるよう品種選定をオーシャンさんにアドバイスいただき、約60種類約850本のブルーベリーをポットに植えました。アクアフォームをポットに入れる作業や、植え付け、ドリップピンの設置などは従業員30人ほどが手伝ってくれました。ブルーベリーのほかにも、ブラックベリーやラズベリー、イチジクなども植えました。120坪ほどの人工芝のスペースには大型の遊具やハンモックを置いて夏はミストで涼みながら、かき氷やスムージーを提供して社員とその家族で楽しんでもらえる憩いの場所になりそうです。

さらに5月には、日々の作業補助や来園者の募集活動、広報などの農園サポートメンバーを社内公募。村田さんをリーダーに、14名のメンバーが集まりました。メンバーでまず行なったのは農園のネーミングを決めること。話し合いの結果、町名を取って「Berry’s Park Nago ベリーズパーク名子」に決定。ロゴも完成しました。

サポートメンバーに手を挙げてロゴ制作に関わった田代夏空さんは「これまで社内行事はあっても、繁忙期と重なったりしてなかなか参加する機会がなかったので、公募に参加することにしました。プロジェクトの話を初めて聞いた時はびっくりしましたが、新しいことに挑戦できる環境っていいなと思いました。雲仙のブルーベリー農園に視察にも行きましたが、たくさんの品種があって、粒も大きいのにびっくりしました。」と当時を語ります。

サポートメンバーとして活動する田代夏空さん

サポートメンバーの皆さん

栽培の現状について、「自宅から近いので、出社前後や休日に見に行くことはできるのですが、毎日は行けない時も当然あります。タイマーをセットしているので、灌水と施肥は機械が自動でやってくれるというのは、手間もかからず安心です。苗の育ち方とか、ホースの出が悪いなど、何か困ったことがあれば、オーシャンさんにLINEやビデオ通話で相談しています」と村田さん。

潅水設備などが整っているため経験が浅い方でも安心

ブルーベリー栽培で描く可能性と未来

『ベリーズパーク名子』は、2027年6月オープン予定です。まずはグループ会社の福利厚生施設としてブルーベリー狩り農園をスタートします。一般向けの農園ではありませんが「地域の幼稚園や保育園の子供たちを呼びたいですね。」と村田さん。十分な収穫が得られるようになれば、こども食堂や居住支援法人の方々に向けて食材提供やスイーツショップにも卸していきたいと考えているようです。

村田さん

もともとパティシエになりたかった社員がいれば、スイーツ部門をつくるというのもいいですね。まずは会社の事業として持続させることが目標です。

サポーターに加わった田代さんも「インスタグラムも立ち上がったので、花が咲いたり実が生ったりしたら、どんどんアップしてファンを増やしていきたいですね」と楽しそうに語ってくれました。

今後は農業法人を立ち上げて事業の多角化、農業分野で障害者の方が活躍することで、自信や生きがいを持って社会に参画できる「農福連携」を実現したいと考えています。不動産オーナーを招待しての親交イベントや社宅事業の法人への案内なども視野に入っているとか。グループ企業ならではの多様なステークホルダーの存在により、農園の活用の可能性も広がっています。

「遊休地」や「耕作放棄地」の課題は日本各地で発生しています。その課題を「異業種参入」というかたちで解決しようとする同社の取り組みと、それをサポートする『ブルーベリーバックカルチャーシステム』の今後から目が離せません。

『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』の詳細はこちら

商品名

ブルーベリー人工培地養液栽培システム『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』
初期導入コストの目安:100万円~600万円(税込)

お問い合わせ

オーシャン貿易株式会社 アグリ課
〒604-8134 
京都府京都市中京区六角通烏丸東入堂之前町254 WEST18 4階
TEL:075-255-2400
お問合せはこちら

取材協力

株式会社FORWORKS
〒810-0001
福岡市中央区天神四丁目2番31号
第2サンビル 2F

HP
https://forworks.co.jp/

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