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【挿し木】ガジュマルの増し方と育て方を観葉植物愛好家が解説。水挿しと土挿し、どちらが初心者におすすめ?

itoh.tomohiro

ライター:

【挿し木】ガジュマルの増し方と育て方を観葉植物愛好家が解説。水挿しと土挿し、どちらが初心者におすすめ?

ガジュマルは、太くうねった幹と気根が特徴的な観葉植物です。沖縄では「キジムナー」と呼ばれる精霊が宿る木として親しまれ、「多幸の木」とも呼ばれる縁起の良い植物です。室内に置くだけでおしゃれなアクセントになり、初心者でも育てやすいガジュマルですが、剪定した枝から“挿し木”で簡単に増やせるのも特徴です。今回は、ガジュマルの水挿しと土挿しの両方法を詳しく解説。早速、自分に合った方法を試してみてください!

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ガジュマルの基本情報


ガジュマル(学名:Ficus microcarpa)は、クワ科フィカス属の常緑高木。原産地は東南アジアや沖縄、屋久島などの亜熱帯地域で、自然界では高さ20mを超える大木に育ちます。特徴的なのは、幹の途中から伸びる「気根(空中根)」。これが地面に触れると太くなり、支柱根として木を支えるため、独特のボリュームある樹形になります。

葉は小判形で光沢があり、濃い緑色。耐陰性が高く、直射日光の当たらない明るい場所でよく育ちます。耐寒性は低めで、冬は5℃以上を保つのが理想。成長が早く、室内でも1年で30cmほど伸びるため、定期的な剪定が必要です。
風水では、金運アップや魔除けの効果があるとされ、ギフトにも人気です。

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ガジュマルを挿し木で増やす魅力

ガジュマルを挿し木で増やす最大の魅力は、親株の剪定枝を有効活用できる点。成長が旺盛なガジュマルは、枝が伸びすぎて形が崩れやすいですが、切った枝を挿し木にすれば無駄なく新しい株を生み出せます。

成功率も高く、初心者でも1〜2ヶ月で発根が見られることが多いです。また、挿し木苗はコンパクトに育てやすく、卓上サイズのミニガジュマルからスタート可能。気根を活かした個性的な樹形を楽しめ、室内の癒し空間をカスタマイズできます。さらに、挿し木は種まきより手軽で、取り木より失敗が少ないため、気軽にチャレンジできるのも魅力です。

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挿し木の方法【水挿しと土挿し】

ガジュマルの挿し木には、主に「水挿し」と「土挿し」の2つの方法があります。
水挿しは瓶やコップに水を張って枝を浸すシンプルな方法で、発根の様子が視覚的に確認でき、初心者向き。

土挿しは挿し木用土に挿して育てる伝統的な方法で、土環境に慣れた根ができ、長期的に安定します。どちらも5〜7月の生育期が適期ですが、水挿しは室内で年中可能。土挿しは土の管理が鍵で、根腐れに注意が必要です。

詳細は後述の各編で解説します。

挿し木の適期

ガジュマルの挿し木適期は、成長が活発な5月〜9月。特に5月上旬〜7月上旬がベストで、気温20〜25℃、湿度が高い時期に発根率が90%以上と高まります。
剪定シーズンと重なるため、切った枝をすぐに活用可能。秋以降は休眠期に入るので避け、冬は低温で失敗しやすいです。室内管理なら通年OKですが、暖かい場所を選びましょう。

ガジュマルの挿し木の基本【水挿し編】

水挿しは、枝を水に浸すだけで発根を促す方法です。透明な容器を使うと根の成長が観察でき、ワクワク感があります。ガジュマルは発根しやすいので、成功率が高く、水耕栽培への移行もスムーズです。

水挿しに必要な道具と準備

ガジュマルの水挿しに必要な道具は以下の通りです。

● 清潔なガラス瓶やコップ(100〜200ml程度)
● 健康な枝(10〜15cm、若い枝先が理想)
● 清潔なハサミ(アルコール消毒)
● 手袋(樹液対策)
● 霧吹き(葉水用)

このほか、枝を剪定し、下葉を2〜3枚残して切り口を水に浸すなどの準備が必要。樹液が出るので、手袋は必須です。

水挿しの手順

ガジュマルを水挿しする手順は下記の通りシンプル。うまくいけば、1週間以内に成果を感じられます。

1. 親株から元気な枝を10〜15cmで切り、切り口を斜めにカット。
2. 下葉を除去し、葉が水に触れないよう調整。
3. 瓶に水を入れ、枝を浸す(切り口が完全に水没)。
4. 直射日光を避けた明るい窓辺に置き、2〜3日おきに水を交換。
5. 1〜2週間で白い根が見えたら成功。根が5cm以上伸びたら土へ移行。

水挿しの注意点

水が汚れると腐敗の原因になるので、こまめ交換を。直射日光で水温が上がると根が弱るため、日陰を厳守。気温15℃以下は避け、葉水で湿度を保ちましょう。

根が出た後も水が濁りやすいので、定期チェックを。失敗時は枝が黒く変色するので、早めに切り直しを。

ガジュマルの挿し木の基本【土挿し編】

土挿しは、挿し木用土に枝を挿して自然に発根させる方法です。土環境に適応した強い根ができ、長期栽培に適します。ハイドロボール併用で水耕移行も可能です。

土挿しに必要な道具と準備


● 挿し木用土(市販の無菌土、または赤玉土小粒)
● ポリポット(3号サイズ)
● 清潔なハサミと手袋
● 霧吹きとラップ(保湿用)
● 割り箸(穴開け用)

準備は水挿し同様。土を湿らせ、ポットを新聞紙で覆って作業スペースを確保します。

土挿しの手順



1. 枝を10cmで切り、下葉を除去。
2. 土を湿らせ、中央に割り箸で穴を開ける。
3. 枝を5cm深く挿し、軽く押さえて固定。
4. ラップで覆い湿度を保ち、明るい日陰に置く。
5. 土が乾かないよう霧吹きをし、1ヶ月で根を確認したら通常管理へ。

根が出たら徐々にラップを外し、慣らします。

土挿しの注意点

土の過湿で根腐れしやすいので、表面が乾いたら霧吹きで湿らせるだけ。直射日光が当たるのはNGですが、風通しを確保する必要があるので注意が必要です。

古い枝を使うと発根率が下がるので、若い枝を選びましょう。失敗してしまった場合は、土を必ず交換して再挑戦するとよいでしょう。

発根までの管理ポイントと適切な環境


発根中は、枝がストレスを感じやすい時期。安定した環境で守ることが成功の鍵です。下記のことを意識して管理してくださいね。

直射日光を避けた明るい日陰が理想


直射日光で葉焼けすると発根が止まってしまうため、置き場所はレースカーテン越しの窓辺が最適です。1日4〜6時間の柔らかい光で、根の成長を促します。暗すぎると徒長するので注意しましょう。

室温は20〜25℃程度がベスト

ガジュマルは熱帯植物なので、20℃以上をキープしましょう。室温が15℃以下になると成長が止まってしまいます。冬は暖房の近くを避け、安定した室温を心がけましょう。

水を清潔に保つ

水挿しではこまめに水を交換し、土挿しでは霧吹きで清潔な水をあげましょう。汚れた水はを与えると菌を招き、腐敗の原因になります。葉水でホコリを落とせば、病気を防げます。

徹底比較!水挿しと土挿し、どちらを選ぶべき?

水挿しと土挿し。どちらも魅力的な増やし方ですが、ガジュマルを育てる環境や、ご自身の技量に合わせて選ぶと良いでしょう。 以下で比較します。

項目 水挿し 土挿し
難易度 簡単(視覚的にわかりやすい) 中級(土管理が必要)
成功率 高(80〜90%) 高(85〜95%)
必要な道具 瓶・水のみ 土・ポット必須
発根期間 1〜2週間 2〜4週間
メリット 室内向き、清潔 強い根ができやすい
デメリット 水替え必須。土への移行でストレスがかかる 根腐れのリスクあり

初心者に向いているのは?

初心者なら水挿しをおすすめ。道具が少なく、根の様子が見えてモチベーションが保てます。失敗しても再挑戦しやすいです。

室内で育てるなら?

室内で育てる際も水挿しが最適。土の散らかりがなく、水耕栽培へ直結。ハイドロボール併用でインテリアとしてもおしゃれです。

挿し木の成功率を高めるコツ

●若い枝を選ぶ:発根率が2倍以上にアップ
●切り口を斜めに:吸水面積が増え、根が出やすい
●保湿を徹底:ラップや霧吹きで湿度80%以上を
●樹液対策:ハサミを消毒し、手袋着用
●観察の徹底:毎日チェックで早期トラブル発見。 これらを守れば、成功率95%超えも可能。失敗したら枝を短く切り直しを

挿し木以外でガジュマルを増やす方法はある?

ガジュマルを増やす方法としては挿し木がメインですが、以下の方法でも株を増やすことが可能です。

種子繁殖

種子は実から採取可能ですが、花が咲きにくい家庭栽培ではハードル高め。春に種を湿った土にまき、20〜25℃で管理。発芽まで2〜3週間かかり、気根の太い株ができやすいですが、時間(1年以上)と手間がかかります。初心者より上級者向き。

取り木

枝の樹皮を環状に剥ぎ、水苔で巻いて発根させる方法。親株から切り離さないので活着率高く、太い幹の株が作れます。夏に行い、2〜3ヶ月で根が出たら切断。挿し木より失敗しにくいですが、道具(水苔、ビニール)が必要です。

発根後のガジュマルの育て方

ガジュマルが発根したら、苗として本格管理へ。環境を整え、健やかな成長を促しましょう。

発根後の植え替えタイミングと土選び

根が5cm以上伸びたら、1〜2週間以内に植え替え。土は水はけの良い観葉植物用(赤玉土6:腐葉土3:パーライト1)。根腐れ防止に鉢底石を敷き、1回り大きい鉢へ。植え替え直後は直射日光を避け、土を湿らせる程度に。

置き場所と日当たりの注意点

明るい日陰(レースカーテン越し)が理想。直射日光で葉焼けするので、窓辺1m以内に。風通しを良くし、急な移動を避けましょう。屋外なら夏のみ、半日陰で。

水やりのタイミング・頻度

土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと与えます。春〜秋は週2〜3回、冬は月1〜2回。受け皿の水は捨て、根腐れ防止を。葉水で湿度を保つと葉が美しく育ちます。

肥料やりのポイント

成長期(4〜9月)に緩効性肥料を2ヶ月1回、または液肥を2週1回。冬は与えず、過剰で根傷めないよう薄めで。元肥として植え替え時に混ぜると効果的です。

ガジュマルを育てる上で注意したい病害虫

ガジュマルは丈夫な植物ですが、環境不良で以下の病害虫が発生しやすいです。被害を防ぐには、早期発見が鍵となります。

ハダニ

葉裏に白い斑点や蜘蛛の巣状の糸がつく小さな虫。乾燥で夏〜秋に多発し、葉を黄変させます。対策:葉水で洗い流し、殺虫剤(ベニカXなど)を散布。予防に湿度50%以上を保ちます。

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カイガラムシ

枝や葉に茶色の殻状の虫がつき、ベタベタの排泄物で汚します。風通しが悪く多湿の環境で発生。対策:歯ブラシでこすり落とし、乳剤系殺虫剤を散布。剪定で被害枝を除去し、定期チェックを行います。

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ガジュマルに関してよくある質問

Q1.ガジュマルの葉が黄色くなって落ちてしまった

主な原因は根腐れ(水やり過多)や日光不足。土が常に湿っている場合、植え替えで腐根を除去し、水やりを控えめに。日光不足なら明るい場所へ移動。寒さ(5℃以下)も要因なので、室内の温度にも気を配りましょう。復活には1ヶ月かかりますが、早めの対処で新芽が出ます。

Q2.新しい土へ植え替えた後に根腐れが起きてしまった

植え替え直後の過湿が原因。新しい土でも水のやりすぎで根が酸素不足になる場合があります。対策としては、植え替え後1週間の水やりは霧吹きのみで行い、土が乾いてからたっぷり与える方法が良いでしょう。排水の良い土を選ぶようにし、受け皿の水はこまめに捨てましょう。腐根が見えたらカットして再植え替えを。

Q3.挿し木で増やしたガジュマルは幹が太くならない?

挿し木苗は気根が細めで太くなりにくいですが、土埋めで太らせるコツがあります。気根が出たら土に埋め、肥料で栄養補給。1〜2年で変化が出ます。種まきより手軽ですが、太さを求めるなら取り木を検討を。

Q4.水挿しで根が出ないのはなぜ?

水の汚れや温度不足が原因です。水を交換せず放置すると腐敗します。15℃以下では成長止まるので、暖かい場所へ。枝が古い場合もNGです。若い枝を使い、切り口を斜めにカットしましょう。1週間で変化なしなら切り直しを。

Q5.冬に挿し木しても大丈夫?

休眠期で発根率が低く、枯れやすいのでおすすめしません。室内で20℃以上保てば可能ですが、基本的には気温が上がるGW明けごろまで待つのがベストです。冬越し苗は水やりを減らし、寒風を避けましょう。

まとめ

ガジュマルは挿し木で簡単に増やせ、水挿しなら初心者でも楽しめます。適期を守り、明るい日陰・適温・清潔管理で成功率アップ。発根後は水やりと肥料を丁寧に、病害虫に警戒を。太い幹の魅力的な株が育ち、室内が癒しの空間に。ぜひチャレンジして、多幸の木を増やしましょう!

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