ノウフクの日記念イベント2025の様子は?
ノウフクの日は11月29日=Nobember(ノウ)29(フク)にちなんで2024年に制定。
農福連携のさらなる展開や普及を目指し、同イベントが開催されました。
総合司会は株式会社AGRIKO 代表取締役で農福連携に取り組む俳優の小林涼子(こばやし・りょうこ)さん。
内閣官房長官の木原稔(きはら・みのる)さん及び農林水産大臣の鈴木憲和(すずき・のりかず)さんのビデオメッセージから始まり、会場には農福連携に取り組んでいる若手農業者や地域協議会・ユニバーサル農園の実践者、さらには農福連携の現場で活躍する盲ろうトライアスリートの中田鈴子(なかた・すずこ)さんが登壇。先行事例や農福連携を通じて目指したいことなどのテーマで熱いトークが展開されました。
農福連携に取り組む若手農業者の事例

実際に農福連携に取り組んでいる若手農業者としてロックファーム京都株式会社の河村嶺(かわむら・れい)さん、Home Baseの畠一希(はた・かずき)さん、株式会社ポタジェの澤邉友彦(さわべ・ともひこ)さんが登壇しました。
農業現場での障害者の活躍について
ロックファーム京都では17名の障害者が活躍。
ネギの選別・箱詰め、コーンの播種・管理、イチゴの管理・収穫など幅広い作業を担っています。
「細かい作業が好きな人が多く、その個性が農業にフィットする」と河村さんは話しました。
Home Baseではエダマメの運搬やハクサイの袋詰めなどを障害者が担当しています。
受け入れたことで作業量も売上もアップ。そして障害者には農作業を楽しんでもらえており、双方に良い効果をもたらしてると言います。
畠さんは障害者の働きぶりについて「最初は時間がかかるけど、慣れればとても丁寧でスピーディー」と話しました。
受け入れ側が気を付けること
一方、障害者の受け入れには課題も多くあり、受け入れ側が対策を講じることも重要です。3事業者共通して「障害者の特性を理解し、生かす」ことの重要性を強調しました。
「受け入れ側の心構えも大切」と話すのはハーブの生産から販売まで行っているポタジェの澤邉さん。
障害者の成長は緩やかなので、しっかりと待ってあげたり、繰り返し同じことを説明してあげたり、些細な気遣いを意識することが重要だと言います。
こうして障害者と接していく中で、その心の豊かさにも気づいたそうです。
また、Home Baseではツールを使った対策も導入。収穫時の負担を軽減するために電動収穫バサミを導入するほか、熱中症対策としてスポットクーラーや水冷服を導入したそう。
畠さんは「まずは1回取り組んでみてほしい。うまくいかないときももちろんあるが、障害者と一緒に成長していく心構えを」と話しました。
農福連携産品が多数展示

今回は聞いて、知って、「食べて」とある通り、さつまいもジャムや餅菓子の「果実なきモチいちご」、狭山茶など多様な農福連携産品が展示。試食も行われ、多くの人でにぎわいました。
農福連携の現場で活躍する盲ろうトライアスリート

終盤には農福連携の現場で活躍する盲ろうトライアスリートの中田鈴子さんが登壇。
生まれつき聞こえない・弱視という特性を持ちながらも、現在は就労継続支援B型事業所で茶摘みやタマネギの調理などさまざまな作業に従事。プライベートではマラソンやトライアスロンにも挑戦しており、延べ150以上の大会で完走したと言います。
「盲ろう者はチャレンジする機会すら与えられないことが多々ある。でも、ほんの少しのサポートや周りの理解さえあれば、できることはたくさんある」と話し、会場全体が温かい拍手で包まれました。
















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