食べたイチゴを種から育てる魅力
私がイチゴを種から育てたきっかけは、イチゴを食べていてふと、「イチゴの種ってこの粒々なのだろうか?もしそうなら発芽するのかな」と思い植えてみたことです。イチゴの種はほとんど販売されていないので、食べたイチゴの種を植えることで、貴重な体験をできるのが魅力です。
食べたイチゴの種を植えて育てる方法
植え付け時期
イチゴが出回る1~4月
用意するもの
- イチゴ
- 3号ポリポット
- 野菜用培養土
- プランター(幅約65センチで3株、幅約40センチで2株が目安)もしくは7号鉢(直径21センチで1株が目安)
- 化成肥料またはイチゴの肥料
- 排水ネット
手順
1. イチゴの皮を剥いて、数日間皮を乾燥させておきます。

2. 数日後、乾燥したイチゴの皮の表面を指でなぞり、粒々=種を取ります。

3. 3号ポリポットに野菜用培養土を入れ、5~10粒種をまきます。1~2月に植え始める場合はまだ寒い時期なので発芽するまでは室内の窓ガラス越しに置いておきます。暖かくなる4~5月頃に外で育てるようにします。

4. 時期にもよりますが、大体1カ月で発芽します。

5. 葉っぱが3枚くらいになったら、一番大きい苗を残して他の苗を間引きします。


間引きした苗

間引きした苗は植え替えることもできます
6. 10月になったら7号鉢もしくはプランターに植え替えます。野菜用培養土を入れ、7号鉢で1株、幅40センチのプランターで2株、幅65センチのプランターで3株を目安に植え替えます。

7. 冬の間は葉っぱが枯れたら定期的にとります。

8. もし花が咲いた場合は、2月までは摘み取ります。受粉したとしても寒さで大きくなりませんし、春までは株に栄養を集中させたいからです。


9. 3月になったら追肥をします。使用している肥料にもよりますが、1株当たり10グラム程度追肥をします。追肥する場所は株の周りでもいいですが、あまり根元に近すぎると肥料やけをしてしまうのでプランターの縁の部分に肥料を与えたほうが枯れる心配も少なくなります。

10. 3月以降に咲いた花は筆を使って人工授粉をします。暖かくなってミツバチや虫が飛んでいる場合は虫が受粉してくれるので、人工授粉をしなくても大丈夫です。


虫が受粉している様子
11. 受粉後1カ月くらいでイチゴが赤くなってくるので、赤くなり始めたら排水ネットをかぶせて防鳥対策をします。防鳥対策をしないと収穫間近に鳥に食べられてしまいます。

12. 全体が赤くなったら収穫です。私が種をまいたのは4月だったのでちょうど400日で収穫できました。

13. もし春に実がならなかったとしても、翌年花が咲いて実がなるので、諦めずに育ててみてくださいね。

14. イチゴは5月以降に伸びてきたつるを土に植えて子株を取ることができます。この子株を育てることで、イチゴの株を増やすこともできます。

上手に育てるための注意点
できるだけ早めに植えよう
イチゴはある程度、株が大きくなってからでないと花が咲きません。種から育てる場合寒くなる11月頃までにある程度株を大きくしておかないと翌年の4月に花が咲かないので、できるだけ1、2月に種を植えるようにしましょう。
夏の日差しには気を付けよう
種から育てると夏の日差しに耐えられず葉焼けをしてしまいます。最悪の場合枯れることもあるので、6月から8月までは直射日光が当たらないように寒冷紗(かんれいしゃ)を被せるか、半日陰で育てるようにしましょう。

夏の日差しにより葉焼けしたイチゴ
食べてみた感想
今回は少し酸味のあるイチゴになりましたが、種から育てた採れたてのイチゴは本当においしかったです。もし酸味のあるイチゴが苦手な方はジャムにするのもおすすめです。採れたてのイチゴで作ったジャムの味は市販されているジャムよりぐんとおいしく感じられますよ。

まとめ
イチゴを種から育てることは苗から育てるより難しいですが、発芽してから実がなるまで育てることはとてもいい経験になると思います。
発芽したての小さいイチゴの葉っぱはかわいいですよ。毎日見ているだけでも癒されるのでぜひこの機会に始めてみてはいかがでしょうか。
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