水はけ対策として「グリグリ」をやってみる

木々に囲まれた傾斜地に作った小さな畑
谷にある私の畑は、雨が降ると畝と畝の間に水たまりができるほど水はけが良くありません。全体的に粘土質で、土壌改善をするのが難しかったため、山からふかふかの土を持ってきて畝を作り、なんとか畑として成立させていました。
できれば水はけを良くしたい。でも、面倒くさいし体力もない。加えて、あまり化学的な方法も使いたくない-。そんな気持ちがあります。そこで試してみたのが「グリグリ」です。
「グリグリ」とは、株式会社高田造園設計事務所の高田宏臣(たかだ・ひろおみ)さんが紹介している土壌改善の方法のひとつです。土中に硬い層がある場合は、35cmほどのマイナスドライバーで穴を開け、炭やもみ殻燻炭を落とし込んで水が浸透する縦の通り道をつくります。さらに落ち葉を詰めると湿気を含み、菌糸が繁殖して縦方向に広がります。これにより、水はけがよくなり、大雨でも土が詰まりにくくなります(1)。
体力を使わず簡単にできそうで、しかも自然な方法で水はけを改善できるので、これを試してみようと思いました。
用意したもの

購入したドライバーともみ殻燻炭
● 大きなドライバー(45cm) 約1,400円
● もみ殻燻炭(50L) 約1,000円
● 落ち葉
ホームセンターで大きなドライバーともみ殻燻炭を購入しました。

見たことのない大きなサイズのドライバー
もみ殻燻炭は自作することもできるのですが、数時間かかること、火の始末が不安なことから購入しました。
落ち葉は側溝に詰まっているものを使います。掃除しながら資材を集められるので一石二鳥でお得な気分です。

古民家の側溝に詰まっている落ち葉
本来は竹炭も必要ですが、ホームセンターで見つけられなかったため今回はカットしました。ネット通販を見ると1L500円ほどで園芸用の竹炭が売られているので、春・夏の野菜を植える前に竹炭も追加しておきたいと思います。
取り組んだこと

グリグリします
● もみ殻燻炭をまく
● ドライバーで畝間に穴をあける
● もみ殻燻炭と落ち葉を入れる
ドライバーで穴をあけて、そこにもみ殻燻炭と落ち葉を入れました。
落ち葉を入れることで、微生物の餌としての効果・水分保持の効果が期待でき、最後は分解されて土になるというメリットがあります。
もみ殻燻炭を入れることで、通気性や排水性が高まります。表面が多孔質のため、菌や微生物が住み着きやすいようです。
反省と感想
「グリグリ」を実践して感じたことは以下の通りです。
思ったよりも粘土質だった

浅い層から粘土質
畝間に45センチのドライバーを刺したところ、思っていた以上に粘土質であることが分かりました。いくら畝自体には柔らかい土を使っていても、柔らかい層の下には粘土質の層が立ちはだかっているのです。
例えばトマトは根が1mほどになるのですが、この粘土質の部分に根が入っていくのかと思うと、呼吸しにくいだろうなと思いました。
グリグリでどうにかできる範囲ではなく、もっと抜本的な改善が必要なのかもしれません。
グリグリは体力を使わないので女性でも簡単にできる
カチカチの土でも、ドライバーを差し込んで穴をあけることは簡単にできました。私は力がある方ではなく、支柱を立てるだけでも一苦労するようなタイプですが、ドライバーは簡単に差し込めます。「グリグリ」は、力のない女性でも簡単にできると分かったのは収穫です。
日照不足は品目選びでカバー

太陽が出る方向に生えている杉の木
特に冬は日光が当たらないのですが、大きな木を切り倒すのは難しいので、これは諦めようと思います。
春菊やねぎ、ほうれん草などは半日陰でも育ちやすいようなので、比較的育てやすい作物に絞って栽培しようと思いました。冬は自宅で水耕栽培やきのこ類を栽培するのもひとつの手かもしれません。しいたけの菌床は、1,000円ちょっとあればネットから購入できます。
まとめ
以前からやってみたかった「グリグリ」に取り組んでみました。すぐに効果が出るわけではなく、じわじわと効いてくるものだと思うので、穴を増やし、竹炭も入れつつ、今後の畑の様子を見守りたいと思います。
水はけが悪く、日陰になりやすいという条件のよくない畑。だからこそ、改善したことがどのように効くのか観察しながら畑を楽しみたいです。
参考
(1)『よくわかる土中環境』高田宏臣著



















