再生栽培(リボベジ)とは
リボベジとはスーパーで買った野菜や果物の根元の部分や葉っぱを使って再び育てる栽培方法です。リボベジのメリットは初心者でも始めやすいことや、植物の生命力を身近に感じることができる点です。根や葉っぱが出てくると毎日の観察が楽しくなりますし、観葉植物のようにインテリアとしても楽しめます。
なお、ジャガイモやサトイモ、ヤマイモなどのイモ類は種芋を植え付けて栽培することが多いですが、 サツマイモは基本的に種芋ではなく苗(つる)を植えます。今回はサツマイモからつるを出させて、リボベジしていく方法を丁寧に紹介します。
サツマイモをリボベジする方法
栽培時期
2~3月:サツマイモを用意し、水耕栽培する
5月:土に植え付ける
10月:収穫
用意するもの
- サツマイモ(品種は好きなものでOK)
- 鍋
- 料理用の温度計
- 食品トレーや豆腐の容器などの空き容器(お皿でもOK)
- 支柱または50センチくらいの棒
- 黒マルチシート(なくても可)
手順
1. 鍋に48℃のお湯を入れ、サツマイモをその中に入れて蓋をします。厳密に48℃でなくても構いません。50℃前後であれば大丈夫です。
ちなみに今回は念のため2本用意しました。

2. 定期的に水温を測り、水温が下がっていたらお湯を入れて温度を調整します。


3. 40分経ったら、サツマイモを取り出して、食品トレーや豆腐の容器などの空き容器に水を入れ、サツマイモが3分の1程度浸かるようにします。

4. 毎日水を交換し、サツマイモにぬめりが出てきた場合は水で軽く洗います。
5. 数日経つとサツマイモから根や葉が出てきます。

6. 5月中旬にサツマイモからつるを取り外し、土に植え替えます。つるの長さが30センチ以上になっているものが好ましいです。

7. 土に支柱を斜めに挿して穴をあけ、サツマイモのつるが4~5節埋まるように植えます。



株間は約30センチにします
8. 3カ月くらいで葉が生い茂ったら、つる返しをします。つる返しは、つるが根付くのを防ぎ、イモに栄養を集中させるために行います。


9. 植え付けから130日くらい経ったら、1株試し掘りをします。サツマイモがしっかりできていたら他の株も収穫します。もしまだ小さかったらあと10~20日収穫を待ちます。私は栽培開始から230日目、土に植え付けてから139日目に収穫しました。

1つのサツマイモから5本つるを取って植え、合計で19本収穫できました!

たくさんサツマイモが収穫できた
10. 収穫後は新聞紙に包んで、段ボールに入れて冷暗所で1~3カ月熟成させるとほくほくしておいしいサツマイモになります。
上手に育てるための注意点
アブラムシに注意しよう
サツマイモは比較的病害虫に強いですが、アブラムシによる食害や、アブラムシを媒介にモザイク病を発症することがあります。気づいたらすぐに除去しましょう。
収穫時期に注意しよう
収穫が遅くなりすぎるとイモが割れてしまうので、こまめに様子を見て、適切な時期に収穫しましょう。

食べてみた感想
焼き芋や大学芋にして食べましたが、ほくほくしていてとてもおいしかったです。


サツマイモの葉や茎の活用方法
サツマイモは葉や茎まで食べることができます
サツマイモの葉は食べることもできます。あく抜きをした後、きんぴらにするととてもおいしいですよ。サツマイモの葉はスーパーではほとんど買うことが出来ないので、葉を食べることが出来るのはサツマイモを育てた人の特権ですのでぜひ食べてみてくださいね。


緑肥として活用することもできます
サツマイモのつるを数週間乾燥させた後、スコップやハサミで細かくして土に埋めれば、数カ月で緑肥になって春頃には肥えた土になります。



まとめ
今回はスーパーで買ったサツマイモをリボベジする方法について紹介しました。収穫時期さえ気を付ければ比較的育てやすい作物で、長期貯蔵ができ、さらに緑肥として、残渣は肥料として活躍してくれるのでとてもお得です。この機会にぜひ栽培してみてくださいね。
「YouTubeでわかる! スーパーで買った野菜・果物で家庭菜園」(マイナビ出版)


















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