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株式会社テムザック

『雷粉』の名称で全国の飲食店などに提供

公開日:2023年12月20日

株式会社テムザック
農業WORKROID『雷鳥シリーズ』などを用いて育てた米を米粉に

株式会社テムザック(本店:京都府京都市、代表取締役社長:川久保 勇次、以下「テムザック」)は、農業WORKROID『雷鳥シリーズ』などを用いて耕作した米粉用米を収穫して米粉化し、出来上がった米粉を『雷粉』と命名しました。『雷粉』は全国の飲食店などに試作用米粉として提供しております。また、2023年12月20日(水)からは試作への活用を希望され、感想をお聞かせいただける飲食店などを募集します。

▼なぜ「雷粉」?
「雷」は、稲の妻と書いて「稲妻」とも言いますが、”雷光が稲を豊かに実らせる”という言い伝えから生まれた言葉と言われています。古来より豊作をもたらす稲の伴侶と考えられてきた「雷」に、最先端農業ワークロイド「雷鳥シリーズ」を活用した米粉という意味を掛け合わせて『雷粉』と命名しました。

『雷粉』は、2022年12月に締結した延岡市および北浦農業公社との連携協定に基づき、当社が農業WORKROID『雷鳥シリーズ』などを用いて今年稲作を行った2品種の米(ミズホチカラ、ふくのこ。いずれも米粉用品種)を米粉にしたものです。
稲作にかかる労力を大幅に削減するロボット稲作(WORKROID農業)の手法を確立し、耕作放棄が懸念される小規模圃場や不整形地でも、手間を最小限にして稲作を維持するとともに、米粉の製造・流通による付加価値創出・収益化をめざします。


雷鳥1号:雑草防除ロボット
雷鳥2号:多機能農業ロボット(収穫・耕起等)
雷鳥3号:害獣駆除ロボット

- 希望される飲食店などへの米粉のご提供

製造した『雷粉』を、料理や洋菓子等の試作に活用を希望される方に対して提供します。
当社webサイトの問合せフォームよりご連絡をお願いします。なお、提供できる量には限りがございます。また『雷粉』を用いた試作品はぜひwebサイトやSNSでご紹介ください。
お問い合わせフォーム


雷粉

- 『雷粉』2品種の成分分析結果

ミズホチカラ

ふくのこ

- テムザックの省力化農業の取り組みについて

テムザックは、2022年12月、ロボットを活用した稲作について延岡市と連携協定を締結(*1)し、2023年春には、最先端実践拠点として「アグリ研究所(*2)」を開設いたしました。農業経験のない人でも取り組める省力化農業 “WORKROID農業”として、米粉用米の水稲直播栽培を開始し、雑草防除ロボット『雷鳥1号』の開発・投入、ドローンによる播種作業の実施、水管理システムの運用などを実践(*3)してまいりました。また『雷鳥3号』による害獣追い払いの検証(*4)も行っており、米作りに関するあらゆる工程の省力化に取り組んでいます。米作りにかけた労働時間は既存農業と比べ大幅に削減したにもかかわらず、無事稲穂が実り800kg弱(24aの圃場より)収穫することができました(*5)。
これにより「大幅な省力化」「土地に張り付かない農業」などを実現できる可能性を確認することができました。今後は収穫ロボットなども開発し順次投入するとともに、収穫した米を米粉にすることで、6次産業化の仕組みづくりにも挑戦します。

WORKROID農業(播種~収穫まで)の紹介動画: