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兵庫県、株式会社播磨灘が養殖水産物のBAP認証加工工場基準を取得。真牡蠣でのBAP認証取得は日本初

公開日:2025年04月09日

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国際認証取得によって高品質で安心安全な真牡蠣の販売を促進

BAP認証を運営するグローバルシーフードアライアンス(GSA: Global Seafood Alliance、代表:マイク・コシス)は、2025年4月兵庫県姫路市の株式会社播磨灘(代表取締役 永良裕泰)が真牡蠣にて養殖水産物の国際認証、BAP認証の加工工場基準5.1版を取得した事を報告いたします。
株式会社播磨灘のホームページ https://harimanada.co.jp/

今回の取得について
株式会社播磨灘の加工工場にてBAP認証加工工場基準を取得したことにより、BAP認証基準に含まれる、食品安全、環境への責任、社会への責任、動物の健康と福祉、トレーサビリティの要求事項を満たしたことが証明されました。
特に食品安全はGFSI(Global Food Safety Initiative)の承認のある基準への準拠を証明したことになり、高品質で安心安全な真牡蠣が提供可能です。

      工場外観

    連続式プロトン凍結機

       包装設備

認証の対象範囲
株式会社播磨灘の加工工場にて生産される真牡蠣全てがBAP認証1つ星の対象となります。
-殻付牡蠣
-冷凍殻付牡蠣(生食用)
-むき身牡蠣
-三倍体牡蠣

<関係者からのコメント>
永良裕泰(株式会社播磨灘、代表取締役)
牡蠣業界で初めてのBAP認証の取得は、弊社にとりまして大きな飛躍であると考えております。すでにISO22000、フラッグシップ認定も取得しており、東南アジアはもとより、中東、そして欧州と販路を拡大し、世界中の皆様に弊社の安心安全なおいしい牡蠣をお届けできるよう取り組んでまいります。今後につきましても役職員一同、品質向上に努め、微力ながら牡蠣業界のために精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。

デニス・ガーシン(Global Seafood Alliance、マーケットディベロップメント シニアディレクター)
株式会社播磨灘様が、牡蠣を対象とした加工会社として日本で初めてBAP認証を取得したことを称賛します。
この取得は、環境管理と持続可能な水産物の実践に対する同社の献身の証です。
私たちは、同社が今後も積極的な変化を推進し、国連の持続可能な開発目標(UNSDGs)を支援するリーダーシップを発揮することを期待しています。

株式会社播磨灘について
生牡蠣(むき身牡蠣・殻付牡蠣)のパック商品の生産と、殻付牡蠣の冷凍加工の他に、親会社である丸魚水産株式会社と連携して、様々な冷凍加工販売を行っています。
また、2022年より、昨今の気候変動による原料調達に対する課題解決や、商品力強化、地域振興強化を目的として、三倍体牡蠣の養殖にも取り組んでいます。
また、消費者の皆様により安心で安全な商品をお届けするために、2023年4月にはISO22000認証を取得し、HACCPの衛生工場にてより一層の食品安全に注力しています。
2023年2月には新たに連続式プロトン凍結機を導入し、大幅な生産効率改善も実現しています。

BAP認証について
BAP(Best Aquaculture Practices)認証は、養殖水産物のふ化場、飼料工場、養殖場、加工工場を対象としその全ての段階において環境や社会への責任、養殖される魚介類の健康、食品安全を保証する認証制度です。
2024年7月時点で、生産現場では45カ国で39魚種、3,675施設で認証を取得しており、BAP認証水産物の世界合計は 250万4931トンです。
BAP認証の基準は、以下の4つの柱により構成されています。
-環境への責任(生息地の保全、水質、排水などの問題に対応)
-養殖される魚介類の健康と福祉(疾病管理などの問題に対応)
-食品安全(禁止されている抗生物質やその他化学物質を不使用)
-社会への責任(生産者や従業員の人権と安全が守られた労働環境の整備と運営の徹底)

BAP認証ラベルを選ぶ理由
2050年には世界人口は100億人に近づくと予想されています。
健康なタンパク質の安定的な供給源を維持することはかつてないほどに重要となっています。
安全で、責任ある、倫理的な方法で育てられたお魚を示す青いBAPラベルを選ぶことで、この達成に貢献する事ができます。

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