パス株式会社
~カギケノリ・微細藻類の陸上養殖のスケールアップにむけた実証試験を開始~
パス株式会社(東京都渋谷区: 東証スタンダード市場 コード番号3840)の連結子会社である株式会社アルヌール(東京都渋谷区、以下、アルヌール)は、この度、アワビの陸上養殖を行っているA'Culture株式会社(千葉県いすみ市、以下、A'Culture)と、カギケノリ及び微細藻類の陸上養殖のスケールアップに向けて、実証試験を行うべく業務提携契約を締結したことをご報告いたします。
本業務提携に基づき、カギケノリの陸上養殖を1000リットル以上の規模へスケールアップを目指した実証試験を行います。アルヌール及びA'Cultureの持つ専門的な知識や技術を組み合わせることで、最も効率的に屋外での陸上養殖の研究開発を重ね、「KAGINOWA」プロジェクトにて取り組んでいる牛のげっぷ由来のメタンガスを削減できるカギケノリの大量生産を行い、GHG削減効果飼料添加物としての販売を目指します。
(A’cuture社の養殖用水槽)
■A'Culture株式会社について https://a-cul.jp/
会 社 名:A'Culture株式会社
住所:千葉県いすみ市深堀1885番地2
A'Cultureは、千葉県いすみ市内において、漁獲量が激減している国産アワビの課題解決をはかり、日本に日本産のアワビを流通するために持続可能な独自の養殖システムで日本の水産資源を守ることを目指しています。同社には、アワビの陸上養殖やICT化における技術の知識、経験を持ったチームが集結しており、アワビ養殖の排水を利用したスジノリ養殖や、ナマコ養殖などのアクアポニックス(複合養殖)も行っております。
カギノワについて https://kaginowa.com/
「カギノワ」は、「カギケノリ」の力で、畜産の脱炭素化と海の生態系の回復に取り組んでいます。「カギケノリ」を用いた飼料を開発し牛に与えることで、牛のげっぷに含まれる温室効果ガスの一種であるメタンガスの大幅な削減に貢献します。また、「カギケノリ」の海洋養殖を通して、海中の二酸化炭素を削減しながら海の生態系を回復することを目指します。
本プロジェクトに参加する自治体や企業を募り、海洋国家である日本において「カギケノリ」の大量養殖を海洋及び陸上と両側面にて養殖技術の開発、及び「カギケノリ」による「反芻家畜由来メタン」の削減効果のある飼料の開発により持続可能な社会の実現を目指していきます。
すでに多数の企業様・畜産農家様・研究者の皆さまがパートナーとして参画してくださっています。
■株式会社アルヌールについて https://www.alnur.jp/
会 社 名:株式会社アルヌール
本 社:東京都渋谷区神宮前六丁目17番11号 JPR原宿ビル
R&Dセンター:東京都豊島区高田一丁目25番3号
事 業 概 要:微細藻類の培養装置及びそのオペレーションノウハウを基幹技術とした、バイオメディカル・ヘルスケア分野及びCO2削減等環境分野における研究・開発及びその技術提供、関連商品販売
海藻の一種である「カギケノリ」の力で、日本の畜産と漁業を未来へとつないでいく環境プロジェクト「Kaginowa」の運営 https://kaginowa.com/
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