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アイクス

”勘と経験をデータ化”-収穫量データの仕組み化で農業の現場を変える『ハカドリ』

公開日:2025年04月25日

アイクス
「現場の生の声」から生まれた『ハカドリ』は簡単操作で収穫量を自動記録。作業はQRコードを読み取って計量器に載せるだけ。目視も転記も不要です。作業時間の短縮と記入ミスの防止を実現します(特許申請中)。

株式会社アイクス(本社:茨城県つくば市、代表取締役CEO:高橋優太)は、農業向け収穫量記録支援システム『ハカドリ』の提供を2025年2月16日から開始しました。本システムは、手書きが主流の収穫データの記録作業を、簡単かつ正確にデジタル化する仕組みです。

『ハカドリ』では、栽培列や品種が登録されたQRコードを読み取り、計量データと紐づけて記録することで収穫データをExcel形式に出力します。作業は収穫カゴとセットになったQRコードをスキャンし、計量器に収穫物を載せるだけ。手書き記入や集計作業を経ることなくデータを正確に残すことが可能となり、記入ミスや作業時間の削減と農場運営の省力化・省人化を支援します。
取り入れやすさと使いやすさを追求
「農業支援ツールは高価で手が出ない」
「IT操作が苦手なスタッフに使いこなせない」

誰でも簡単にスマート農業を始めるきっかけとなることを目指して、『ハカドリ』は 導入しやすい価格帯と、わかりやすい仕組みを追求しています。
初期費用: 34,500円(税込)※基本料金 別途導入支援のオプションプランあり。
月額利用料:14,980円(税込)
(詳細は『ハカドリ』サイト: https://www.ai-css.com/hakadori.html

収穫記録のデジタル化に必要な機能を厳選し、手ごろな価格と実用性を両立。機材設置もシンプルなので、最小限のトレーニングで利用を開始できます。
開発の背景
 現在でも農作業現場の多くでは収穫量を目視・手書き・手計算で管理するアナログ業務が主流ですが、人手不足が進行する状況で一人当たりの作業負担はより大きくなり、記録ミスや漏れにつながっています。
 労働力不足を補うため、政府は2030年度までにスマート農業の活用割合50%以上に高める目標を掲げていますが、日本政策金融公庫が2025年1月に行ったスマート農業に関する調査によると導入率は約45%で、導入に際しての課題は「初期投資費用が高い」が約8割(79.0%)と最も高く、次いで「ランニングコストが高い」(34.7%)、「データの活用が難しい」(17.7%)と続いています。
一方でスマート農業に対する期待は「農作業の省力化」(83.1%)が最も高くなっており、【2ステップで計量業務が完了】【導入・継続しやすい価格】を実現した『ハカドリ』は、スマート農業導入に対する課題へも期待へも応えるツールです。
日本政策金融公庫農業景況調査:令和7年1月特別調査:スマート農業について


『ハカドリ』導入前後の比較

<誰でも簡単に使えて便利なもの>を届けるべく、数か月にわたり農業現場でのヒアリングと実地観察を行い、【シンプルな操作】【手の届く価格】【業務フローに即した設計】で、実用性の高い計量支援ツールを開発しました。

ヒアリングを重ね現場の声を機能に反映

ヒアリングを重ね現場の声を機能に反映

システムの構成と主要機能