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株式会社ミライ菜園

農作物の4分の1は、収穫前に失われている。「見えないフードロス」をAIでゼロにしたい

公開日:2026年04月01日

株式会社ミライ菜園
病害虫予測アプリ「TENRYO」で農家の経営リスクをなくし、持続可能な農業を実現する

「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。株式会社ミライ菜園はこの夢の実現を本気で目指しています。

「薬は症状が出てからでは遅い」--これは人の健康管理だけの話ではありません。農作物も同じです。病害虫によるダメージが出た後に農薬を散布しても、商品価値は元には戻りません。

筑波大学発のアグリテックスタートアップ・株式会社ミライ菜園(本社:名古屋市昭和区、代表取締役:畠山友史、以下「ミライ菜園」)は、病害虫が発生する「前」にAIがアラートを届け、農家の経営リスクをゼロに近づける夢に、真正面から挑んでいます。

■ 「畑のフードロス」--消費段階より大きな、農業のロス問題

食品ロス削減への関心が高まる中、農業現場にはあまり知られていない、より深刻なロス問題があります。FAOの報告や関連研究によれば、世界の主要作物は病害虫により収量の10~40%を失っており、平均すると約4分の1が収穫前に損なわれています。ミライ菜園はこれを「畑のフードロス」と定義しています。

日本国内の農産物の病害虫被害を試算すると年間約700万トン相当。一般的に認知されているフードロス(約460万トン)を上回る規模でありながら、社会的な認知はほとんど進んでいません。

さらに、気候変動によって病害虫の発生傾向は年々予測しづらくなっています。3月に対策すればよかったアブラムシという害虫が2月に大発生してしまったり、2024年には愛媛県でカメムシが例年の80倍規模で発生するなど「防除暦(ぼうじょごよみ:慣行的な農薬散布スケジュール)」だけでは、こうした異常発生への対応が困難になっています。

■ 被害が出てからでは遅い。「予防的防除」で農作物を守る
農作物に病害虫の被害が出た後では、農薬を散布しても回復しません。商品価値を失った農産物は廃棄するほかなく、農家にとって甚大なロスとなります。一度失われた収量は、その作では取り戻せません。

解決策は「被害が出る前に予防的に防除を行うこと」--これがミライ菜園の取り組みの出発点であり、すべての農家に届けたいメッセージです。

■ AIドクターアプリ「TENRYO(テンリョウ)」

ミライ菜園が開発した「TENRYO」は、20年分の気象データと病害虫の発生履歴を学習した独自のAIが、直近の気象データなどを分析。1週間後の発生の危険リスクを事前にアラートする病害虫予測アプリです。

暖冬など異常気象の影響もリアルタイムで考慮し、真冬に3回のアラートを発報して被害を未然に防いだ実績もあります(後述)。「遅すぎず早すぎない最適タイミング」での防除を実現することで、農薬効果の最大化・散布回数の削減(省力化)・収量の安定化を同時に達成します。

※TENRYOは現在予測技術を含む特許を6件取得