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ユニオンフォレスト株式会社

「儲かる農業で子供たちが帰ってこれる町にしたい」元小学校教諭の挑戦

公開日:2021年05月20日

「儲かる農業で子供たちが帰ってこれる町にしたい」

元小学校教諭の挑戦

広島県世羅で農業を活性化する事業に取り組み

広島県呉市にある「PEAceNUTS Café 」で、そこから車で1時間ほど離れた世羅町の自家農園で収穫した落花生や新鮮な野菜を使い、丁寧に作ったスープやクッキーを販売している女性がいます。彼女の目標はこの土地に安定した雇用を作り、子どもたちがこの土地で幸せで豊かに暮らす未来を夢見て、チャレンジを続けています。

その農園、「ReSEED」を率いる森澤祐佳さんは、もともと小学校の教諭でした。広島県呉市出身の森澤祐佳さんの最初の赴任先が、広島のほぼ真ん中に位置する小さな町、世羅の小学校でした。赴任した当初は豊かな自然以外は何もない町に驚いたそうですが、多くの人たちが農家を営み、温かい人情溢れる町にすぐ馴染んでいきました。しかしやがて祐佳さんは、大きくなった生徒たちが進学や就職で世羅を離れた後、本当は世羅に戻って来たくても仕事が無いため、帰れない状況にあることに気づきます。

5年教師をしたのち、「子供たちを世羅に戻すために、安定した雇用を創成したい」という気持ちから未来を見据えた「種まき」をすることを決意します。1つは革新的な「かっこよくて、 稼げる農業」の確立。2つめは若い世代がリモートワーカーとして世羅で働けるよう、シェアオフィスというインフラの整備。3つめは最先端の教育を受けられるオンラインラーニングを軸とした放課後スクールの教育です。この目標をまとめて、種を意味するSeed (シード)に かけて「ReSEED(リシード)」というプロジェクトにしました。

農業の知識を一から学ぶべく1年間研修を受けた後、球場1つ分ほどある何もない土地 を、石を拾い、雑草を取り、農地として耕せるように準備することからスタートしました。度重なる苦労と試行錯誤の結果、この自社の「ReSEED農園」で様々な野菜を収穫できるようにはなりましたが、鮮度が命の野菜を扱う農業は人件費が高く「単なる美味しい野菜づくりでは儲からない」ことを実感します。そこで、「加工して付加価値をつけて儲かる農業の確立」を考え、広島の新名産を作るべく、いろいろな野菜の栽培を試みました。その中で、種屋さんから教えてもらった、当時誰も手をつけていない、おおまさりという手間がかかるけれども、一般的なものの倍ほどあり甘く食味のよい品種のピーナッツの栽培に挑戦し、成功しました。広く知られる煎ったものではなく、ゆでて食べるために品種改良された落花生です。

そのおおまさりを使って焼き上げたクッキーを販売を始めたところ評判もよく、同時に商品開発をしてきた農園の新鮮な色とりどりの野菜を使ったピザやスープとともにカフェで提供、通信販売を始めます。祐佳さんのところの野菜は美味しい、という口コミから少しずつ通販も軌道に乗り始めリピーターも増えてきました。祐佳さんはみんながハッピーでピースフルになるような広島発のブランドになりたいという思いを込めて、この世羅産のおおまさりに 「PEAceNUTS (ピースナッツ)」と名付け、新しい広島の名物として売り出したいと思っており、現在は今後戻ってくるであろう海外の旅行客向けの施策や商品開発に着手しています。

「教師をやめ農業を始めよう」と決意してから約9年経ちました。もっと商品を開発し種類を増やしたい。オンライン販売の体制を確立し、SNSも効果的に使いたい。商品の販路を広げようとした矢先のコロナ禍…。始めたいこと、わからないこと、問題だらけに思えても、祐佳さんはスピードを緩めることはありません。まだ安定した雇用が出来る規模にはなってい ませんが、2つめ、3つめの種まきのために着実に準備を進めています。祐佳さんの最初の教え子は今年で22歳。早くたくさんの若者を雇えるような状態にしたい、祐佳さんのチャレンジは続きます。

PEAceNUTS

https://peacenuts.jp

PEAceNUTS Cafe, ReSEED農園に関する取材、お問い合わせ

広報担当:森澤祐佳、森澤愛子

PEAceNUTS Café(ReSEED広報部)

呉市焼山三ツ石町1-9

0823-33-7778

pr@peacenuts.jp

ReSEED農園

世羅郡世羅町下津田22

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