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株式会社Season

生産組合の解散という危機を乗り越えた、極上のぶどう。大粒で糖度の高い「三和(みわ)ぶどうジュース」の開発秘話。

公開日:2023年02月20日

京都府福知山の特産、大粒で糖度の高い「三和(みわ)ぶどう」をご存知でしょうか?

約40年前に三和町でぶどうの栽培が始まりました。豊かな自然に育まれたぶどうは「甘い」「美味しい」と徐々に人気が高まり、今では秋の風物詩、三和の特産品として地域の人々に親しまれています。

組合長の逝去と、組合の解散。ぶどう生産は存続の危機に

この三和のぶどうに多大な貢献をされたのが大原野開発生産組合の組合長です。「もっと美味しいぶどうをつくりたい」「もっとたくさんの人に楽しんでもらいたい」昼夜を問わず考えて、自分の田植えや稲刈りさえ後回しで動き回っていました。

病気と闘いながらも「三和ぶどうという特産品を通じて、三和を元気にしたい」という強い信念のようなもので動いていた組合長が2020年に亡くなりした。組合長のご逝去に伴い、組合員の高齢化も相まって、生産組合は解散することになりました。残された組合員も苦渋の決断でした。

三和ぶどうの素材にこだわり素材を生かす

ここ三和町は自然豊かな丹波の山々から優しい風が盆地に流れ込んできます。昼夜の寒暖差が大きく、肥沃な土壌であるという丹波地域特有の気候風土が甘くて優しい香りのする美味しい作物を育みます。

三和のぶどうを求めてお客さんが三和町に来るようになりました。福知山市外からもたくさんお客さんが来て、三和町が賑やかになりました。さらに町民はこの三和ぶどうを大切な人に贈っていました。

「元気?」「また1年よろしくね」「いつもありがとう」そんな気持ちをぶどうにこめて。

三和のぶどうがなくなるということは、その賑やかな時間や空間が三和町から減ってしまうということを意味します。

ぶどう栽培を承継しよう

組合長の奥様にもお話を聞きました。今は亡き組合長のぶどうへの強い想いにあらためて心をうたれました。そんな中、組合長が亡くなる前のやりとりを思い出しました。

夜更けに酔っ払った組合長が家にやって来て、ぶどう栽培の楽しさや魅力、一方で、なかなか人件費がかさんで経営は苦しいということ、いろいろなことを熱心にお話してくれました。

「ぶどうの後継者がいない・・・ぶどう作らへんか?」とぶどう栽培のお誘いもありましたが、そのとき私達は万願寺とうがらしの栽培をはじめて間もなかったこともあり、お断りしていました。「興味はありますが、ぶどうは万願寺とうがらしと忙しい時期がかぶるのでとても無理です」と。

組合長が亡くなり、組合が解散することが決定し、三和ぶどうの歴史に幕がおろされてしまうかもしれない状況。いよいよそれが現実になりつつあるのを目の当たりにして、私たちは寂しさと、ある種、危機感を覚えました。

それは、三和町の地域資源を活用させてもらってビジネスをしている私たちにとって、今後、目を背けることはできない問題定義だったからです。

このぶどうを贈ることが町民にとってライフサイクルの一部になり、心を通わせ大切な誰かと繋がる文化になっている。このまま衰退させるわけにはいかない。私たちや、地域の課題だと感じたのです。三和の元気を維持するために、この三和ぶどうを通じて三和の魅力を伝えていくことで、文字通り命をかけてぶどう作りに取り組んだ組合長の情熱を引き継いでいきたい。私達はぶどうの栽培を承継することを決意しました。

お客さまの日常に、自然を感じるひと時をお届けしたい

コロナ禍で制限された生活を強いられ、窮屈な日々を過ごされている方がほとんどかと思います。そんな皆様の日常に自然を感じるひとときをお届けしたいと思っています。このプロジェクトを応援してくれるメンバーで、新しいぶどうのブランドを作っていきましょう。みなさんの心のふるさととして寄り添える町、福知山市三和町でありたい。そう思っています。

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新月収穫[朔(さく)]・満月収穫[望(ぼう)]・樹上完熟

月の満ち欠けぶどうの収穫

フランスやイタリアには、太陰暦に基づいた農業暦にしたがって種まきや収穫などを行っている農家がいます。そうすることでぶどうや畑のポテンシャルが最大限に引き出せると考えられています。その話を聞いた時、月の動きの影響を考えるなんて、とてもロマンチックな感がしました。

従来の「樹上完熟」はギリギリまで樹上で育てて完熟したものを収穫しています。それに加え2022年は、新月の日、満月の日にも収穫してみました。海の潮の干満もそうですが、自然界のあらゆるものは月の満ち欠けに影響されると言われています。ぶどうの味にも変化があるのでしょうか。

では、3種の収穫の違いをお話しします。

新月収穫とは

新月とは太陽から見て、太陽→月→地球の順番に並んでいる状態です。別名、朔月(さくげつ)とも言われます。

基本的に見ることが出来ません。満月のようにエネルギーに満ち溢れた状態ではなく満月が動とするなら、新月は静と表現出来るようです。 

新月は月齢0とも表現され、月の満ち欠けのリセットであると同時にエネルギーのリセットされるタイミングとされています。

何か新しいことに挑戦する時や、新たな歳のスタートである誕生日に飲んでみるのはいかがでしょうか?

2022年は9月26日、新月の日に収穫しました。

満月収穫とは

満月とは太陽から見て、太陽→地球→月の順番に並んでいる状態です。別名、望月(ぼうげつ)とも言われています。太陽からも月からもエネルギーを受けているので、満月の日はエネルギーに満ち溢れていると言われています。

実際にヨーロッパでは月の満ち欠けに沿った栽培方法があり、「バイオダイナミック農法」と呼ばれています。 

この農法を実践して質の高いぶどうから美味しいワインを作ることに成功し、数々の賞を受賞しているそうです。

2022年は10月10日、満月の日に収穫しました。

樹上完熟とは

完熟の状態になるまで樹上で育て、収穫するぶどうです。

普通のぶどうよりおよそ二か月近く長い間、樹の上でじっくりと熟していきます。

私たちの「三和ぶどう」のこだわり生産について

こだわり① 農薬を使わず、樹上でじっくりと完熟させてから収穫

栽培期間中は農薬を使わず、手間はかかりますが草刈りや虫の捕殺などでぶどうが健康に成長できる手助けをしています。

種のあるぶどう(※)は樹上で完熟させることができるので、ぶどう本来の味わいを楽しめます。ワインのように毎年味が異なり、その違いを楽しんでもらえるのも醍醐味です。

※生食用では種無しぶどうが主流で、一般的にぶどう栽培ではジベレリンというホルモン剤を使った処理がされています。

ジベレリンには、受粉阻害や果実の肥大や成長を促進するという効果があり、種のない食べやすいぶどうをつくることができます。

一方で、種ができないことで果実と軸が皮一枚だけでつながっていて、房から果実がとれやすくなるという特徴があります。

そのため、早めに収穫することになります。それに対して種のあるぶどうは種の部分と軸とがつながっているため果実がとれにくく、樹上でじっくりと完熟させ、うまみとコクを凝縮させたぶどうをつくることができます。

こだわり② 極上の果実のみを1粒1粒厳選して使用しています

皮の破れ、実の張りを目視で丁寧に確認しています。

文字通り1粒1粒厳選した極上の果実のみを使用しています。

売れ残りや傷がついたぶどうではなく、ジュースのために育てた新鮮なものを使用しています。

生食として食べても美味しい果実を使用しているので、ぶどうをそのまま食べているような贅沢な味わいです。

こだわり③

果汁100%ジュースと言っても大きく2種類あります。濃縮還元とストレートです。濃縮還元は、果汁を長時間加熱し水分を飛ばして濃縮したものに再度水分を戻す製法です。体積が5から6分の1になるので輸送コストを抑えられますが、果実の香りや風味、ビタミンなどの栄養素は失われます。

一方、ストレートは搾ったままの果汁をそのまま瓶詰します。

新鮮な香りや風味をそのまま楽しめます。

仕様について

(1)三和ぶどうジュース [樹上完熟] 小売価格 3,240円/本

原材料名:ぶどう(京都府産)

賞味期限:ラベルに記載

保存方法:直射日光を避け、常温。開封後はお早めにお召し上がりください。

内容量:720ml

ジュース内に沈殿物や浮遊物が生じることがあります。これらは酒石酸等のジュースの成分であり、品質上問題ありません。

特定原材料7品目:該当なし

特定原材料に準ずるもの21品目:該当なし

配送方法:常温

(2)三和ぶどうジュース [朔、望] 小売価格 3,780円/本

原材料名:ぶどう(京都府産)賞味期限:ラベルに記載

保存方法:直射日光を避け、常温。開封後はお早めにお召し上がりください。

内容量:720ml

ジュース内に沈殿物や浮遊物が生じることがあります。これらは酒石酸等のジュースの成分であり、品質上問題ありません。

特定原材料7品目:該当なし

特定原材料に準ずるもの21品目:該当なし

配送方法:常温

(3)セミドライレーズン 小売価格 1,058円/ 袋

原材料名:ぶどう(京都府産)

賞味期限:ラベルに記載

保存方法:直射日光を避け、常温。開封後はお早めにお召し上がりください。

内容量:80グラム

ジベレリン処理をしていないため、種が含まれます。種に注意してお召し上がりください。

特定原材料7品目:該当なし

特定原材料に準ずるもの21品目:該当なし

配送方法:常温

(4) 万願寺とうがらし味噌 小売価格 1,058円/個

原材料名:万願寺とうがらし(京都府産)、醤油、米こうじ、砂糖、醸造調味料 / 保存料(ソルビン酸K)

賞味期限:ラベルに記載

保存方法:直射日光を避け、常温。開封後はお早めにお召し上がりください。

内容量:120g

特定原材料7品目:小麦

特定原材料に準ずるもの21品目:大豆

配送方法:常温

(5)万願寺とうがらし(京都府産) 小売価格 1,620円/kg 

7月に1kgお届け

(6) ぶどう(京都府産) 非売品

品種: マスカット・ベーリーA (種あり)

農薬: 栽培期間中不使用

10月~11月に3房お届け

(7) 黒枝豆(京都府産) 小売価格 2,160円/kg

10月に1kgお届け

クラウドファンディングにて1月27日(金)~2月28日(火)までの期間限定先行予約販売で大好評をいただいています。

https://camp-fire.jp/projects/view/639295

スケジュール

2021年7月 新商品の企画スタート

2022年8月 クラウドファンディング準備スタート

2022年12月~2023年3月 SHIBUYA QWSにて商品紹介

2022年1月下旬 クラウドファンディングスタート

2022年1月下旬 記者会見・プレスリリース

2022年2月末 クラウドファンディング終了

2023年4月上旬 リターンを順次配送

2023年5月下旬 リターンを配送完了予定

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