マイナビ農業TOP > STORY:〜美しく、そして優しさ溢れる島を目指して〜 沖縄 宮古島の離島“来間島”で、島内をお花でいっぱいにする『KURIMA”花プロジェクト』が始動 シーウッドホテルも参画し、140万本分のひまわりの種を寄付

株式会社飯田産業

〜美しく、そして優しさ溢れる島を目指して〜 沖縄 宮古島の離島“来間島”で、島内をお花でいっぱいにする『KURIMA”花プロジェクト』が始動 シーウッドホテルも参画し、140万本分のひまわりの種を寄付

公開日:2024年07月03日

沖縄県の宮古島の最南端に位置する来間島では、島内をお花で埋め尽くし、美しい島の美観を創りあげることを目的とした『KURIMA”花プロジェクト』が2024年春からスタートしました。

プロジェクトは活動方針に賛同する来間島島内の有志の会、「“KURIMA”花プロジェクト委員会」が推進しており、この度、株式会社飯田産業が運営する「宮古島来間リゾート シーウッドホテル」(以下、シーウッドホテル)も、観光産業を担う立場として参画を決定し、140万本分のひまわりの種を寄付いたしました。

今回のストーリーでは、プロジェクト開始に至った経緯や、企画・推進を担う裏側、今後の展開についてシーウッドホテルの総支配人である谷圭右にインタビューを実施いたしました。

PHOTO by color balance

“来間島”から、ゴミを無くしたいという想いで発足

“KURIMA”花プロジェクト発足のきっかけは、現来間自治会長 砂川重信氏(以下、砂川氏)の「来間島からゴミを無くしたい」との想いからスタートしました。「島内が綺麗で美しければ、誰もがその美観を守ろうとする意識や習慣が生まれるはず。その先には、美しい来間島の景観を維持すると共に、住む人の心も優しく美しくいられる島があるはず。それが来間島にとっても必要である。」と砂川氏は心の底でずっと抱き続けていたようです。

宮古島来間リゾート シーウッドホテル 総支配人 谷圭右

宮古島は、コンパクトな島に「二つの空港」という利便性と「ミヤコブルー」と称される「東洋一のビーチ」を擁する沖縄の離島です。ハワイ諸島と同じ緯度であることから本州では見られない、ハワイの星空を眺めることができるため、“日本のハワイ”とも言われています。ここ数年でリゾートホテルの進出が相次ぎ、リゾート開発が進んでいるエリアで、宿泊施設の客室数は6,000室を超え、石垣島と肩を並べる程にまで増加しました。

その宮古島の南西部に位置する来間島は、周囲9㎞ほどの小さな島で、島民100名程が暮らしています。空港を有する「下地エリア」に位置し、宮古島からは来間大橋を渡って気軽にアクセスできます。「ミヤコブルー」の美しいグラデーションが有名な前浜ビーチ、サンセットが一望できる長間浜、フィリピンまで遮蔽物のない立地で眺める満点の星空など、宮古島の中でも自然観光に適しているのが来間島です。

島の観光化が進む一方で、交通事故の増加やゴミ捨てをはじめとする諸問題が顕著となってきました。ただこれら諸問題は観光客増加に起因するものだけではなく、島民たちのゴミのポイ捨てや路上駐車などの習慣によっても起こり得ます。砂川氏は、これらの問題を根本から解決するべき問題と捉えています。「決して観光だけが悪いわけではない。地域も既得権を主張するのではなく、観光立国を掲げる我が国が目指す観光産業の実現に向けて、“地域と観光の共存”を実現していきたい」と砂川氏は言います。自身が来間島の自治会長という立場となったことで、今回のプロジェクトを立ち上げ、島内を美しくするべくまずはお花を植えることからスタートしました。

シーウッドホテルがプロジェクトに参入し、第一弾として140万本分のひまわりの種を寄贈

砂川氏の“地域と観光の共存”という想いに賛同し、シーウッドホテルでも、観光産業を担う立場として参画を決めました。プロジェクトの最初に選ばれた花は「ひまわり」です。その理由は、ひまわりは土壌の保水性や浸水性の向上を促す緑肥でもあり、農地にとっての栄養素となるからです。ひまわり畑の増加はその美観だけに留まらず、地域に住む農家の方々にとっても有益となります。またひまわりの花言葉は、「あなたを見つめる」そして「光輝」で、「観光」の語源でもある「国の光を観ること」に繋がります。今回のプロジェクトで植えられたひまわりの花が、太陽のように光り輝き、島民はもちろんのこと、訪れる方々に幸せを届ける花となってほしいという願いが込められています。

シーウッドホテルではプロジェクトの参画と同時に、140万本分のひまわりの種を来間自治会に寄付し、活動のための原資を提供しました。また今回ホテルの総支配人が委員会のメンバーの一員となり、来間島のどこにひまわり畑があるのか、開花予定日はいつ頃なのかがひと目でわかる、「ひまわり散策マップ」を作成しました。それだけでなく、ひまわり畑周辺の駐車場確保から、プロジェクトの広報活動までシーウッドホテルが幅広く担当しています。

委員会メンバーには、地域の農家や馬主の方々、島内の飲食店やフォトスタジオ、宿泊施設の他、多業種のメンバー20名が集い、2024年4月29日にはプロジェクトの第一歩として、地域の方々とシーウッドホテルのゲート前にてひまわりの種まきを行いました。そのひまわりが5月から見頃を迎え、訪れる観光客からも注目を集めています。

持続可能なプロジェクトを目指し、官民一体で来間島をもっと美しくする

“KURIMA”花プロジェクト委員会は、本プロジェクトを推進していくことで、地域と観光が共存する観光モデルを創り上げるまで、発展させていきたいと考えています。特に「量より質」を重視した観光の実現に沿う取り組みとなるよう、今後は宮古島市の協力も仰いでいく予定です。官民一体の取り組みとすることで、公共施設の整備や維持管理にも力を入れることができ、住民たちが住みやすい環境づくりにも、観光地で重要な島の景観にも繋がります。来間島を「誰もが住みたくなる島」「多くの観光客が訪れる島」に創り上げる事業に“KURIMA”花プロジェクトを成長させていくいきたいと考えています。

第一弾となったひまわりの種は再利用できるため、二次活用し事業化することによって翌年の活動にもつなげられる仕組みをつくり、持続可能な活動に繋げていきます。現状では島内の交通安全や駐車場対策、細かい運営体制の整備、広報活動の定常化などの課題が想定されますが、初年度となる今回の取り組みを通じてこれらの課題を明らかにし、“KURIMA”花プロジェクト委員会にて協議を重ね、美しい来間島の自然を守っていきたいと思います。

『KURIMA”花プロジェクト』の最新情報は以下URLからご覧いただけます。

シーウッドホテル公式HP:https://www.seawoodhotel.com/

シーウッドホテル公式Instagram:https://www.instagram.com/seawoodhotel/

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