農業体験と研修制度

山梨県立農林大学校が提供する「就農トレーニング塾」は、農業経験が少ない方を対象に、基本的な栽培技術や農作業の体験を通じて、農業に必要な心構えを養う研修プログラムです。平日1日コースや週末コース（年間10回）があり、果樹や野菜、有機農業などのコースが選べます。

この事業では、農作業の経験が少ない就農希望者を対象に、農家や農業法人のもとで農作業を体験する機会を提供します。体験コースは「農家コース」と「農業法人コース」があり、5日以上20日以内の期間で実施されます。交通費や宿泊費は自己負担となりますが、体験は無料で行うことが可能です。

山梨県農業振興公社が実施する「やまなしあぐりゼミナール研修」は、県が認定した先進農家のもとで実践的な技術研修や農業経営に関する座学研修を行います。研修期間は1年以上2年以内で、果樹、野菜、畜産の分野での研修が可能です。研修生は国の新規就農者育成総合対策事業（就農準備資金）の対象となります。

山梨県立農林大学校では、県内の農業法人等への就職を目指す方を対象に、栽培技術や農業経営に関する知識を習得するための職業訓練を行っています。訓練期間は9ヶ月間で、果樹コースと野菜・有機農業コースがあります。訓練期間中は雇用保険基本手当等を受給することができます。

この事業は、概ね50歳以上のシニア世代を対象に、ベテラン農家の栽培ほ場で果樹や野菜の実践的な技術研修を行います。研修期間は5月から3月までで、果樹や野菜の各コースが用意されています。