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農地も栽培ノウハウも確保!すぐに就農できる画期的な方法とは

農地も栽培ノウハウも確保!すぐに就農できる画期的な方法とは

農地探しや栽培技術の習得、機材の準備など、多くの就農者は次々と高いハードルに直面します。そんな就農者に共通する課題を、まとめて解決・対策し、スムーズに就農できる方法があります。新規就農者なら知っておきたい、そのサービスについて迫りました。

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農地も栽培ノウハウも確保!すぐに就農できる画期的な方法とは

農業を新たに始めるには、いくつものハードルがあります。農地の確保、施設や機材の準備、栽培技術の習得、販売。農業未経験の方にとって、これらをすべて1人で乗り越えていくためには、お金も時間も知識も必要です。そんな新規就農者が直面する課題を、すべてサポートしてくれる画期的なサービスがあります。seak株式会社が提供する「LEAP」です。

LEAPは、「LEt’s Agriculture Program」の頭文字を組み合わせたもの。代表取締役社長の栗田紘(くりたひろし)さんは、勤めていた会社を辞め、新規就農してトマト栽培に取り組んだ経験の持ち主です。その時に自身が直面したさまざまなハードルに、他の新規就農者も同じように直面していることから、新規就農者に共通する課題を解決するために立ち上げたサービスです。

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新規就農者が直面する課題とは

まず初めに、実際に農業を始めた方が、どのような点に苦労しているのか調べてみましょう。

全国新規就農相談センターが行った「新規就農者の就農実態に関する調査結果」(※1)によると、新規就農者が就農時に苦労した事例として、上位に挙げられているのが、「農地の確保」「資金の確保」「営農技術の習得」「住宅保の確保」といったことです。

さらに、「営農技術の習得」について詳しく見てみると、就農の準備段階で一般農家や農業法人、農業大学校、市町村などで研修を受けた人は、全体の75.0%。研修の期間については、「1年以上2年未満」が43.3%、「2年以上3年未満」が32.1%と、7割以上の方が1年から3年の研修を経て就農している実態がわかります。

農業は簡単に1人で始められる事業ではなく、農作物や栽培に関する知識を学んだり、作りたい作物に適した土地を探したり、さまざまなプロセスが必要となります。そこで、多くの新規就農者に共通する課題を全面的にサポートして、スムーズに就農できるように作られたサービスが、LEAPです。

農地はすでに確保済み

農地はすでに確保済み

LEAPでは新規就農のプロセスを、(1)準備、(2)農地、(3)施設/機材、(4)栽培、(5)販売の5つに分けて、それぞれで生じる課題に対して対策や、解決へのサポート体制が整えられています。

例えば(2)の農地についてLEAPは、拠点とする神奈川県藤沢市から新規就農者に認定されており、市や周辺の地権者と連携しています。そのため就農希望者は、場所などの条件を登録すれば、自分の条件に合った農地を探すことができ、農業を開始できるのです。

「袋栽培」をベースに栽培ノウハウを明確化

「袋栽培」をベースに栽培ノウハウを明確化

LEAPのサービスの中で最も特徴的なのが、(4)の栽培について。土壌学の博士号を持つ、同社CDO(最高開発責任者)を中心に、土中の良い微生物を積極的に増やしていくことで野菜のストレスを減らすと考え、農作物の栽培に最適な土を研究しています。そして独自に配合した土を袋に入れ、そこに苗を入れてビニールハウスの中で育てる“袋栽培”を行っています。これにより、どんな場所であっても植物にとって理想的な環境を整えることができます。

ビニールハウスの中で育てる“袋栽培”

潅水についても、手順に沿って栽培溶液を作り、朝一番に水やり装置に入れてタイマーをセットするだけ。農地の状況や天候に関係なく、農作物を栽培することができるのです。さらにビニールハウスには、センサーが設置されていて、温度や湿度などハウス内の状況は手元のアプリで、いつでもどこでもチェックできます。万が一、苗やハウスに問題が発生した時も、チャットや電話ですぐにLEAPの栽培管理本部に相談できます。よって、何年も研修を積むことなく、就農のスタートを切ることができます。

週35時間の労働で年間400万円強の粗利

週35時間の労働で年間400万円強の粗利

LEAPは、多くの新規就農者が直面する問題について予防と対策がとられているので、あらゆる工程が効率化されます。それによって、農業従事者の労働時間も大幅にカットできます。1日約7時間、週5日、年1,500時間(夏には丸1ヶ月間の休みを想定)の労働時間で、400万円強の粗収益を目指しています。

資金面でのサポートについては、金融機関と提携して、低利率の貸し付けメニューも準備しています。

将来的には、オーナーがLEAPを利用して農作業に必要な環境を一式整え、新規就農希望者が管理人として農作業を行う「オーナー制」も検討しています。

袋栽培をベースにした栽培ノウハウはもちろんのこと、新規就農に必要なサポート体制が整っているLEAPは、就農希望者にとって心強いサービスと言えそうです。

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seak株式会社
住所:東京都港区麻布十番2-8-10
http://seak.asia
※写真提供:seak株式会社

※1 平成28年度新規就農者調査(一般社団法人全国農業会議所 全国新規就農相談センター)
https://www.nca.or.jp/Be-farmer/statistics/pdf/OChagC5X8b3V3NsIcbsm201704071333.pdf

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