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ウェブ制作のプロが解説!「農家のこだわりホームページ」7選

ウェブ制作のプロが解説!「農家のこだわりホームページ」7選

2017年07月29日

自分のホームページを持つ農家の方が増えてきています。そこで、魅力的な農家のホームページをピックアップ。さらに、ウェブ制作現場で活躍するプロフェッショナルから、それぞれのホームページに対して解説などをお聞きしました。

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ウェブ制作のプロが解説!「農家のこだわりホームページ」7選

消費者へ生産物を直接販売する機会が増えたことで、独自のホームページを持つ農家も増えてきました。
これから「ホームページを作りたい」という方や、「ホームページをリニューアルしたい」、という方のために、魅力的なホームページを運営している農家をピックアップ。さらに、アートディレクター、ウェブデザイナー、ウェブ開発者と第一線の現場で活躍するプロフェッショナルから、それぞれのホームページの魅力についてお話をおうかがいしました。

1:清六ファーム(山形県南陽市)

栽培作物:お米、さくらんぼ、ぶどう

清六ファーム(山形県南陽市)

山形県で米、サクランボ、ぶどうの栽培をしている小関ファミリー。丁寧に作物に向き合っている姿は、ホームページ内にあるブログ「清六日記」から発信される他、やわらかな日差しの写真一枚一枚からも感じ取れます。また、トップページでは、こだわりの作物の写真を表示しており、サクランボに見立てたロゴも素敵です。

<プロの解説>

「みずみずしいフルーツの写真をきれいに並べることで、印象的なページに見せています。手書き風のロゴが、作物を大事にする作り手の思いを伝え、見る人に安心感を与えています」(アートディレクター・白井さん)

清六ファーム
http://www.seirokufarm.com/

2:永島農園(神奈川県横浜市)

栽培作物:しいたけ、キクラゲ

永島農園(神奈川県横浜市)

力強いロゴは、見るからに歴史のある農家の佇まい。このホームページは500年も前から同じ土地で農業を営んでいる永島農園のものです。読み応えのある農園の歴史の記事や、こだわりの栽培作物の紹介のほか、購入できる直売所の情報も掲載。SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)も運営しており、タイムリーな出店内容などはFacebookでチェックできます。

<プロの解説>

「ロゴや背景、文字色などホームページ全体のバランスが良いのが印象的です。レイアウトが一般的なホームページと異なる点は、一目置くところ。ナビゲーション部分にイラストが使われている所が、見る人に愛着を感じさせてくれます」(ウェブ開発者・村松さん)

永島農園
http://nagashima-nouen.jp/

3:おだやか家(神奈川県相模原市)

栽培作物:津久井在来大豆、野菜

おだやか家(神奈川県相模原市)

神奈川県相模原市には江戸時代から続いている「津久井在来」という品種の大豆があり、おだやか家でもこの大豆を育てています。味噌を作るワークショップや、全て地元の作物を使った醤油作りなどをしています。大きくイメージのしやすい明るい写真が印象的なウェブサイトは、ブログやSNSと合わせて、おだやか家をよく知ることができる見やすい作りになっています。

<プロの解説>

「全体をホワイトで統一することで、無添加、有機栽培のようなシンプルで健康的な印象を与えています。スマートフォンでも自動的に最適化されて表示されるレスポンシブ対応になっているので、ユーザーにとって使いやすいホームページです」(アートディレクター・白井さん)

おだやか家
http://odayakaya.com/

4:ナイスファーム(富山氷見市)

栽培作物:お米、野菜

ナイスファーム(富山氷見市)

富山県氷見市にて米や野菜を無農薬・無肥料で育てているナイスファーム。自然栽培の素晴らしさに感銘を受けて、脱サラして農家になったという方がオーナーです。定期的に更新しているSNSも、ホームページ内で大きめのスペースを用いて紹介しています。畑で採れた野菜で作ったビーガン料理を提供する店「たねのわ」もオープンし、”タネからこだわっている”思いが綴られた、「たねのわ」専用のホームページも設けています。

<プロの解説>

「ブラウザ全面に写真を使ったデザインは、とてもインパクトがあります。このタイプのページは、トップページの写真のイメージがそのままホームページのイメージとなり、印象に残りやすい特長があります」(ウェブデザイナー・池端さん)

ナイスファーム
https://nicefarm.jimdo.com

5:寺田農園(岐阜県高山市)

栽培作物:トマト

寺田農園(岐阜県高山市)

飛騨高山という自然豊かな土地でトマトを栽培している寺田農家。完熟するまで待ってから収穫したトマトをたっぷり使い、トマト以外に何も足さずにジュースにしたトマトジュースについても紹介しています。ロゴのところどころに、トマトを連想させる丸いモチーフを使っており、愛くるしい雰囲気のホームページです。

<プロの解説>

「手書き風のフォントやフリーハンドで描いたようなデザインが、優しい雰囲気を漂わせています。トップページで自動表示されるスライドが、製品や農園のイメージを効果的に伝えています」(アートディレクター・白井さん)

寺田農園
http://www.terada-nouen.co.jp/

6:WABISUKE(京都府南丹市)

栽培作物:平飼いたまご

WABISUKE(京都府南丹市)

京都府の養鶏農家WABISUKEのサイトは、まずトップページのデザインにひかれます。大きく配置された写真から、農園の雰囲気が伝わってきます。かわいいたまごのイラストがポイントとなり、次々とコンテンツを読み進めたくなります。のびのびと過ごす鶏の自由な雰囲気から、たまごのおいしさに期待が高まります。

<プロの解説>

「スクロールすると写真や文字が次々と出てきて、視差効果を使った見せ方がおもしろいと思います。写真も卵型にくりぬかれていて、印象的です。卵を連想させる黄色と白を基調とした配色が、養鶏農家のホームページにピッタリはまっています」(ウェブ開発者・村松さん)

WABISUKE
http://eggwabisuke.com/

7:三木江農園(愛媛県西予市)

栽培作物:みかん、みかんジュース

三木江農園(愛媛県西予市)

愛媛県西宇和地方で、みかんを栽培している農園です。みかんの棚田を上空から眺めたランドスケープを大きく配置したページは迫力があります。農園でとれたみかんで作る、濃厚なみかんジュースも作っていて、ホームページから直接購入できるようになっています。

<プロの解説>

「みかんジュースの商品ラベルと同じ形を、ロゴやECサイトへの導入ボタンにうまく使っています。そのため、ユーザーは自然とこのサイトとみかんジュースを結びつけてイメージできます」(ウェブデザイナー・池端さん)

三木江農園
http://mikie-noen.com/

印象的な農家のホームページの共通点は?

ここで紹介した7つのホームページに共通することは何かあるでしょうか? アートディレクターの白井さんは、「生産物に対する“おいしそう”“健康的”といったイメージは、どのホームページでも強く打ち出せていると思います」と評価しています。デザイナーの池端さんは、「一番力を入れている作物や商品がある農家のホームページは、その強みを活かしたデザインが採用されているため、印象に残りやすくなります」とコメントしています。

一方、開発者の村松さんは、「今の時代は、スマートフォン対応のホームページを作ることは必須です。スマートフォンやタブレットでも最適な状態で表示される“レスポンシブ対応”になっていないホームページも見受けられました。今後はもっとレスポンシブ対応のホームページ作りが求められるのではないでしょうか」と指摘しています。

企業や商品を紹介するホームページと同様に、農家のホームページでも、いかに“売り”となる点を伝えられるかが大切なポイントかもしれません。まずは気になるホームページを見つけ、どんな点が良いのかなどを検討してみると、ホームページ作りの参考になりそうです。

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