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【旬花】夏を連れてくる花「ひまわり」

【旬花】夏を連れてくる花「ひまわり」

2017年07月31日

夏になると、大輪のひまわりを見かけるようになりますね。
ひまわりは観賞するだけでも素敵で、元気をもらえる花ですが、世界中で食料としても利用されています。
夏の季節の花、ひまわりについてご紹介します。

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夏になると、あちらこちらで大輪のひまわりを見かけるようになりますね。

「太陽王」と呼ばれるフランスのルイ14世はこの花を好み、自分の紋章にしています。

ベルサイユ宮殿の正門には、今もひまわりが植えられています。

ひまわりは観賞するだけでも素敵で、元気をもらえる花ですが、世界中で食料としても利用されています。

夏の季節の花、ひまわりについてご紹介します。

ひまわりの名前の由来

ひまわりの名前の由来は、「太陽を追って咲く」ことに由来しています。

漢字では「向日葵」と書き、太陽を向くことをあらわしていますね。

これは、他の言語においても同様です。

ひまわりを表す単語をみてみると、英語では「太陽の花」という意味を持ちます。

また、フランス語でも「太陽をまわる花」というがあります。日本のみならず、世界でも太陽に向かって咲く花として有名です。

古代メキシコやペルーなどでは、太陽の神様をあらわすものとして考えられていました。

古代「ひまわりは太陽を追う花」とされてきたのです。

ひまわりの花言葉

「私はあなただけを見つめる」という花言葉も、太陽の動きを追う性質が由来となっています。

その他にも「愛慕」・「崇拝」などがあります。

「崇拝」に関しては、15世紀のインカ帝国でひまわりを太陽神の象徴としていたことに由来しているといいます。

ひまわりは本当に太陽を追うのか

名前の由来や花言葉でもみてきたように、ひまわりが太陽を追って咲くのは共通の認識のようです。

では、本当に太陽を追うのでしょうか。

実は、ひまわりの花は一度咲いてしまうと、ずっと東向きで動かなくなります。

太陽を追うように東から西へと動くのは、本葉が開き、つぼみが開き始めるくらいまでのことです。

若いひまわりがこのように動く理由は、一説によると葉にたくさんの光を受け、養分を多く作り出すことによって成長するためだといわれています。

ひまわりの原産地

ひまわりは北アメリカが原産の植物です。

先住民のアメリカ・インディアンは儀式の際に使用したり、食料にしていたようです。アリゾナやニューメキシコ付近では5000年も前から栽培していたという記録もあります。

日本には、17世紀頃に中国から観賞用として渡ってきました。

当初はひまわりという名前ではなく、「丈菊(ジョウギク)」と呼ばれていたそうです。

ひまわりの利用法

現在、ひまわりの生産国として有名なのはロシア・ウクライナ・トルコなどです。

ロシア・中国・中南米の国では、主に食料として栽培されています。

食用になるのは、その種です。

炒って食べたり、お菓子やパンに練り込んだりして食べています。

また、種はそのまま食べるだけではなく、油を絞って「ひまわり油」として利用されます。

ひまわり油は食用に使われる油として世界で第4位の生産量があり(2002年)、ヨーロッパではサラダやマリネに適しています。

ヨーロッパでは大部分がひまわり油を使用しているそうです。

ひまわり油にはリノール酸やビタミンEが多く含まれています。

これらの成分は成人病の予防に効果があると言われています。

私たちも積極的に摂取したい油の一つですね。

ひまわりの後の場所はよく作物が育つ?

昔から農業では、ひまわりを植えた後の場所に小麦を作ると、豊作になると伝えられてきました。

これはVA菌根菌という菌の効果で生育が良くなるからです。

この菌はカビの仲間で、周りの土からリン酸等の養分や水分を集めます。

それらをひまわりに渡し、ひまわりから糖分などをもらうことで共生します。

その後ひまわりが枯れ、土に戻ると栄養が豊富な肥料となり、次の作物がよく育つのです。

このVA菌根菌との共生のため、ひまわりのそばに花や野菜を植えてもあまり育ちませんので注意が必要です。

ひまわりの品種

現在、日本で栽培されている油料用・食料用の品種は、ほとんどアメリカやヨーロッパからの輸入品種です。

園芸用の品種は、大・中・小輪種のほか、八重咲き種・スプレー種(枝分かれして多くの小輪の花をつける品種)があります。

また、花粉で汚れるのを防ぐために花粉が出ない品種もあります。

野生のひまわりは、さほど大きな花をつけません。

ひまわりの花は一輪ではない。

咲いているひまわりの花は一輪に見えますが、実は何千ものたくさんの小さな花が集まった花の集団です。

花によって役割分担をしており、虫を呼ぶ花、種をつくる花に分かれています。

一番外側についている花びら状のものは舌状花といい、おしべやめしべがありません。これは虫をおびき寄せる役割を持っています。

中心部にあるのが筒状花というおしべとめしべのある花があり、これが種になる花です。

ひまわりの育て方

ひまわりは基本的に強い植物のため、ほとんど手間がかかりません。

暑さだけでなく寒さにも強く、4から5℃でも発芽するほどです。

葉の色が薄かったり、茎が細かったりするときには、化成肥料を少しだけ株の間の土に軽く混ぜるくらいで様子をみましょう。

水やりは土が乾ききらない程度で大丈夫です。

ひまわりは連作のできない植物ですので、毎年同じ場所で育てることは避けたほうがよいでしょう。

ひまわりの種のまき時

ひまわりは一般的に背丈の高い植物なので、雨風に弱い性質があります。

そのため、九州など暖かいところでは台風を避け、少し遅くまいてもよいでしょう。

まくときは品種によって間隔が違います。

背丈や花が大きいものは30から40cm、小さいものは20から30cm離します。

種は、1ヶ所に2、3粒をまきましょう。

種をまいたら、たっぷり水を与えます。

7日くらいで発芽します。

その後、本葉が出たら生育の良いものを残して、後を抜き取ります。

ひまわりの病気

強くて手間のかからないひまわりですが、病気にかかることもあります。

主な病気は「菌核病」「空洞病」灰色かび病」などです。

この中でも菌核病はマメ科、アブラナ科など、多くの植物に感染しますので、見つけたらすぐに抜いて処分しましょう。

開花期に湿度が高いと、ひどい病気が出ることがあります。

また、菌核病がマメ科からひまわりに感染することもあります。

マメ科の作物を作った場所でひまわりを育てるのは、避けた方が無難です。

 

ひまわりは育てやすく、とてもキレイな花で、種を食べることもできます。

夏の思い出に子どもと一緒に育てて楽しんでみるのも、素敵な思い出になりそうですね。

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