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横浜の地産地消を一大プロジェクトへ 濱の料理人、椿直樹さん

横浜の地産地消を一大プロジェクトへ 濱の料理人、椿直樹さん

2017年08月11日

横浜を全国に誇れる地産地消都市にすることを目指し、「濱の料理人」プロジェクトを起こしたのが、横浜野菜に惚れ込んだ名物シェフ、椿さんです。横浜野菜の魅力を伝える活動に迫りました。

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横浜の地産地消を一大プロジェクトへ 濱の料理人、椿直樹さん
(c)川名マッキー

約370万人の人口を抱える横浜市で「地産地消」の普及活動を10年以上にわたって続けている人がいます。横浜市の地産地消プロジェクト「濱の料理人」発起人の椿直樹(つばきなおき)さんです。

「地産地消をもっと身近なものにしたい」という椿さんは、自身が経営するレストラン「大ど根性ホルモン」と「ど根性キッチン」のオーナーシェフです。

農作物を「作る」立場でなく「使う」立場から、地産地消の普及に取り組んでいます。地産地消への取り組みについて、椿さんにお話をうかがいました。

横浜野菜にほれ込んだ名物シェフ

椿さんは、横浜市・保土ヶ谷区生まれの生粋のハマッ子。国内外のフレンチレストランで修行を積んだのち、2012年に独立。現在は横浜市内に2店舗を構えるオーナーシェフとして、忙しい毎日を送っています。

自身の店で提供するのは、もちろん横浜の地場野菜。店の名物「ど根性サラダ」は、横浜産の野菜が、たっぷり20品目以上味わえる人気の一品です。使用する野菜は、コマツナ、トマト、ネギ、ブロッコリーなど季節によって品目は変わりますが、どれも横浜の農家から直接仕入れた新鮮なもの。

野菜のこだわりや味の濃さなどが話題となり、口コミで人気になったと言います。「横浜と横浜野菜が大好き。もっと横浜の良さを出していきたい」という椿さんの思いが店づくりに色濃く反映されています。

ど根性サラダ

身近でこんなにおいしい野菜が採れる

今では横浜野菜の伝道師となった椿さんですが、最初から地産地消に関心が高いわけではありませんでした。きっかけは2002年、独立前に勤めていたレストランで、地場野菜のおいしさに驚いたといいます。「味の濃さ、野菜本来の香りやうまみのインパクトがすごかった。これまで有名産地や外国産の野菜を取り寄せて使っていたのはなんだったのか、と。身近でこんなにおいしい野菜が採れることを知らなかったんです」。

シェフ人生が覆されるほど感銘を受けた椿さんは、さっそく知り合いを通じて、横浜の野菜農家を訪ねます。「昼休みにスクーターで畑を訪ね、野菜を卸して欲しいと毎日頼み込みました。どうしてもその農家の作った野菜を店で出したかったんです」。農家がレストランに直接野菜を卸すのはまれな時代でした。取り引きが成立するまで半年間、毎日のように畑に通い、農家の方に頼み込んだと言います。

その結果、店で出した横浜の野菜は大好評でした。しかし、「地元で採れた野菜だと言ってもなかなか信じてもらえなかった。横浜に畑なんかないじゃない、って」。そんな言葉を耳にするうちに、椿さんの中にある使命感が湧きあがりました。「これは商売を越えて、横浜野菜のおいしさを伝えていかなければならない」。

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