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「オーガニックライフスタイルEXPO」主催者に聞く、今後の有機農業について

「オーガニックライフスタイルEXPO」主催者に聞く、今後の有機農業について

2017年08月22日

オーガニックをテーマに農業や飲食関係、アパレル、コスメなどの出展者が集まった「オーガニックライフスタイルEXPO」。「環境保護や持続可能な生産を意識した農家の方が共感を集めやすい」と語る同イベント会長の徳江さんに、有機農業やオーガニックマーケットについて聞きました。

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“オーガニック”というキーワードを中心に、ライフスタイルビジネスの発展を目的とする「オーガニックライフスタイルEXPO」が2017年7月29日、30日に東京都で開催されました。オーガニックの認知をさらに拡大し、多くの消費者に訴求できる催しとして、農業関係者や飲食関係者に限らず、アパレルや化粧品メーカーなど240を超える出展者が勢ぞろいしました。

本イベントは、2016年の開始から2回目で、2日間で約2万3,000人が訪れ、大盛況で閉幕しました。主催のオーガニックフォーラムジャパン会長、徳江倫明(とくえみちあき)さんに、開催の背景や今後の業界動向についてお話をうかがいました。

「オーガニックライフスタイルEXPO」の開催にいたる背景や思いを教えてください。

2016年の「第1回オーガニックライフスタイルEXPO」はオーガニックマーケットの活性化と情報の広がり、さらにビジネス参入への道を切り開くことを目的としていました。消費者の方と一緒に、オーガニックという市場を盛り上げたい。そのためにBtoBtoC(他の企業から仕入れた商品を消費者に販売する事業のこと)にあたる「販売可能」な展示会とし、初回開催で約2万人もの方にお越しいただき、今回の第2回目の開催に大きな手応えを感じました。

消費者はオーガニック製品のどんな点に関心を持っているのでしょうか。

2006年に有機農業推進法が制定されて以降、国内におけるオーガニック市場は少しずつ広がり始めました。しかし、2011年の東日本大震災と福島第一原発事故によって、東北から関東という広大なエリアにおける有機農業が、一時減少傾向を見せたのも事実です。

一方で、環境や食の安全に関する消費者の意識が高まり、小売業界にも新しい動きが出てきつつありました。そのため、2015年4月に「とことんオーガニックシンポジウム2015 環境と農業 -有機農業の原点がマーケットを活性化する-」を開催したところ、参加者の熱意からオーガニックの裾野の広がりを実感しました。震災によって、人々の自然や環境保護への意識が切り替わったことも影響しているのでは、と推測しています。

海外では、オーガニック先進国といえるEU諸国や北米だけに限らず、中国、韓国、インド、タイといったアジア諸国でも、有機農業とオーガニック関連のマーケットは拡大を続けています。特に、タイなどのアジアでは、国を挙げて有機農業に取り組むところもあります。

EU諸国などの前例から学べることのひとつは、食の安全や有機農業の拡大という目的から更に一歩踏み出して、環境保護や持続可能な生産や消費といった、社会的な意味が重要視されていることです。
特に、世界的に問題とされている気候変動や食糧問題解決の一端として、小規模農業による食料生産の安定性が注目され始めました。家族農業や生物多様性を中心とした社会構造を考える「オーガニック3.0(※1)」や、持続可能な開発のために2015年に国連が定めた17の目標「SDGs(※2)」でも、サスティナビリティ(持続可能性)の強化が提唱されています。有機農業の普及拡大の必要性は、日本のみならず世界全体に共通することなのでしょう。

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