世界には「農作業をしながら飲むためにつくられたビール」があることをご存知でしょうか。ベルギーでは昔から、農家が夏の農作業中に喉を潤せるよう、冬から春先にかけてつくっていた「セゾン・ビール」が存在します。
2017年8月1日にオープンした「マイナビ農業」では、そんなセゾン・ビールのように、気軽に飲んでもらえるビールをつくりたいと考えました。そこで、サイトオープンの記念として今回、編集部の手によってオリジナルビール「マイナビール」をつくることにしました。
今回は編集部によって「マイナビール」をつくっている様子をリポートします。
昔ながらの酒蔵で手作りビールをつくる
7月某日、「マイナビ農業」編集部が「マイナビール」をつくるために向かったのは、茨城県那珂市に位置する木内酒造。
手作りビール工房の流れは以下のようになります。
まずは打ち合わせからスタート
ビールづくりを始める前に、まずはどんなビールをつくりたいのかを想像しながら4つのスタイルのビールを試飲して話し合っていきます。
手作りビール工房では、小麦を使って苦みの少ない「ホワイトエール」、甘みがありながらもしっかりとした苦味のある「ペールエール」、麦の甘みを感じる「アンバーエール」、香ばしい苦味と甘みのある「スタウト」の4種類から元となるスタイルを選んで、ビールをつくります。さらにスタイルを決めた後は、苦味や色合いを好みに合わせて可能な範囲で調整することできます。
普段クラフトビールを飲む機会が少ないという編集部のメンバーは、実際にそれぞれ味わいの異なるビールを試飲しながら考えていきます。
ビールの原材料として使用されるのは麦芽、ホップ、水、酵母の4つ。麦芽はビールのスタイルを決めたところで、使用する麦芽が決まりました。続いて苦味と香りをつけるビールにはとても重要なホップを選びます。パックされたホップ、ひとつひとつ香りを試しながらイメージを固めていきます。
自分たちで身体を動かしながら、つくり上げていくオリジナルビール
どんなビールをつくるか決めたところで、さっそく麦芽の計量です。指定された「ペールモルト」、「ミューニックモルト」、「クリスタルモルト」を指定された量になるよう、量っていきます。今回360本分のビールをつくるために使用する麦芽の合計はおよそ13kg。「なかなかの肉体労働!」と編集部の男性陣が中心となって力を合わせます。
計り終えた麦芽は機械にて破砕します。細かく砕かれることによって、さらに香りが強くなります。どこか懐かしく感じるその香りを「ゴマみたいな香りがする」と表現した編集部メンバーもいました。
次回はいよいよビール完成です。
1種類のビール・330ml瓶45本コースから予約できます。
取材協力:木内酒造 手作りビール工房(http://hitachino.cc/visit/tezukuri.html)
編集:ビール女子編集部
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