大切に育てられた松戸の梨
ブランドは「幸水」や「豊水」だけでなく、香りと甘さが特徴の「かおり」、新しい食感と甘さを兼ね備えた「あきづき」、酸味が少なく、甘くてひときわ大きい「新高」など、人気の品種の梨も収穫できる。園によって、扱う品種が異なるため、各園を巡って食べ比べを楽しむのもおすすめ。
松戸市発祥の「二十世紀梨」とは
「二十世紀梨」は、300gほどの重さで果肉は黄緑色。甘みの中にさわやかな酸味を持ち、やわらかな果肉は果汁を多く含んでいて食味に優れている。
その歴史は古く、1888年に松戸市で発見されたのが始まり。当時13歳だった松戸覚之助氏が親類宅で見つけた苗木を譲り受け、それを実家の梨園で育てたところ、10年後に青梨が結実。しばらくの間「新太白」という名前で呼ばれていたが、専門家に質の高さが認められ、「二十世紀を代表する品種になってほしい」という願いを込めて、1904年に「二十世紀」と命名された。同じ時期に、鳥取県でも育苗が始まり、全国的な人気品種となった。
10月までが旬。松戸の梨狩り&直売スポット
松戸で楽しめる梨は収穫時期順に、幸水(こうすい)、豊水(ほうすい)、菊水(きくすい)、二十世紀(にじっせいき)、新星(しんせい)、かおり、あきづき、新高(にいたか)、新興(しんこう)の10品種。時期をずらしながら、それぞれの味、歯ざわりを楽しめる。
■開園期間/~10月中旬
■梨狩り料金/入園無料、1kgあたり650円
■梨園の場所/全52園で梨の直売を実施。そのうち29園で梨もぎ体験ができる
・松戸市高塚上地区(17園・梨もぎは13園)
・松戸市高塚下地区(16園・梨もぎは6園)
・松戸市五香金ケ作地区(12園・梨もぎは5園)
・松戸市六実地区(7園・梨もぎは5園)
■各梨園の住所や連絡先情報は松戸市観光協会ホームページへ