今回比較したヨーグルト
- ナチュレ 恵 雪印メグミルク
- カスピ海ヨーグルト フジッコ
- Bifix ヨーグルト 無脂肪0 グリコ
- パルテノ プレーン 森永乳業
- 豆乳で作ったヨーグルト トーラク(販売元はポッカ・サッポロフード&ビバレッジ)
- 明治ブルガリアヨーグルト 明治乳業
- ビヒダスヨーグルト 森永乳業
比較条件
何も加えない、プレーンの状態で食べ比べる
ナチュレ 恵
一口目の感想は「酸味が少ないスタンダードなヨーグルト」。
このヨーグルトは、主要なヨーグルトに使われているビフィズス菌類だけでなくガセリ菌SP株も使われています。牛乳の味もはっきり感じられ、牛乳メーカーがこだわって作ったという印象の味です。
カスピ海ヨーグルト
とろりとした食感が独特です。他のヨーグルトにはない、口当たりの滑らかさです。酸味はあるのですが、食べ慣れているビフィズス菌のヨーグルトの酸味とは異なり、ヨーグルトではない発酵食品の酸味と似ている気がします。香りも少し独特なので癖が強いというほどではないですが、今まで食べた事がない人が初めて口にすると少し驚くかもしれません。
Bifix ヨーグルト 無脂肪0
ほんのり甘酸っぱく、ヨーグルトと言うより乳酸菌飲料に近い味わいです。水飴や寒天を加えて味付けや食感が調整されているため、通常の無脂肪ヨーグルトと比べると食べやすいです。
パルテノ
「3倍濃縮製法」と書かれているだけあって、ヨーグルトの水分を取り除きたんぱく質を通常の3倍に濃縮したヨーグルトです。濃密さが他のものとは全く違います。食感はサワークリームなどに近く、脂肪分が持つ独特の口溶け感があります。
豆乳で作ったヨーグルト
糖分を加えて甘くしてあります。見た目は他のヨーグルトと違って淡いベージュで、豆乳の色をしています。味としては豆乳の豆臭さがほとんどありません。調製豆乳よりも甘酸っぱさが加わる分、食べやすくなっています。砂糖などを全く入れていないプレーンヨーグルトと比較した場合、食べやすい味ではないかと思います。
食べ方で選ぶ
朝食にそのまま食べる場合
いわゆるプレーンヨーグルトとして食べる場合のおすすめはこちらの2つです。
- ナチュレ 恵
- Bifix ヨーグルト 無脂肪0
恵はいわゆるスタンダードなプレーンヨーグルトですが、ブルガリアヨーグルトやビヒダスと比較すると、酸味が控えめなので何も加えず、ある程度の量を食べたいという場合は最も食べやすい味ではないかと思います。
Bifixについては「ヨーグルトは食べたいけれどカロリーが気になる」という場合におすすめです。恵が100gあたり 63kcalなのに対し、Bifix は37Kcalとなりますので、カロリーはほぼ半分です。ブルガリアヨーグルトも無脂肪のものは38kca1ですが、こちらは味付けをしていないので酸味がはっきりしています。ただしBifixはカロリーが低く酸味も強くないのですが、水飴で甘味をつけていますので糖質を控えたい場合には向きません。
シリアルなどにかける場合
- カスピ海ヨーグルト
- ナチュレ 恵
カスピ海ヨーグルトの独特のとろみがシリアルと合わせる事でまろやかな口当たりになります。ナチュレ 恵なども合いますが、テクスチャーが固めなのであらかじめかき混ぜて柔らかくしていない時は、シリアルにかけるよりヨーグルトの中にシリアルを入れる方がよく馴染みます。
フルーツと合わせる
- パルテノ
元々ヨーグルトとフルーツは相性がいいのです。酸味の強いフルーツなどと合わせる場合、ヨーグルトに砂糖を入れたり、はちみつを足したりするなどで甘味をプラスした方が味のバランスが良くなります。パルテノの場合、味が濃厚なので熟した甘味が強い果物でも酸味が強い果物でも相性を選びません。パルテノで濃厚すぎる場合は、普通のプレーンヨーグルトを水切りすると、ある程度濃厚でパルテノよりさっぱりと仕上がります。
目的から選ぶ
朝食にたんぱく質を補うために食べる
- ナチュレ 恵
- カスピ海ヨーグルト
- Bifix ヨーグルト
- パルテノ
食べ合わせ方で選ぶヨーグルトが変わって来ます。トーストとコーヒーに合わせる、ご飯と味噌汁と香の物にデザートとして食べるなどの状況によって、食べるヨーグルトの量が変わってきます。ある程度の量のヨーグルトを食べるならナチュレ 恵、カスピ海ヨーグルト、Bifixがおすすめです。朝食はビスケット型のバランス栄養食やクラッカー程度のごく軽い物でなければ食べられないけれど、たんぱく質は摂っておきたいという場合であれば、たんぱく質量が高いパルテノをおすすめします。パルテノは小量でも満足感があるので、節食している場合にもおすすめです。
コレステロール値を下げたい、イソフラボンを摂りたい、牛乳が苦手・飲めない
- 豆乳で作ったヨーグルト
体のために豆乳を飲みたいけれど苦手という人や、牛乳アレルギーもしくは牛乳でお腹を壊しやすい人におすすめです。ヨーグルトを食べるのが目的というより、豆乳が苦手だけど豆乳を摂取したいという人におすすめしたいヨーグルトです。
牛乳臭くないヨーグルトが食べたい
- カスピ海ヨーグルト
乳製品の風味が控えめです。酸味の質なども普通のヨーグルトと異なるので、好みが分かれますが「ヨーグルトが苦手だけどカスピ海ヨーグルトは平気」という人もいるようです。
菌の種類によって食べ分ける
市販されているヨーグルトは、商品によって発酵に使われている菌が異なります。それぞれ期待できる健康効果がありますので、味や食感以外の部分でも選んでみて下さい。
食べ比べたヨーグルト以外の使用菌や期待される効果についても以下にまとめました。
薬ではありませんので、食べれば食べる程効くという物ではありません。体の免疫細胞の多くは腸で作られます。腸内環境の改善は健康に大きくつながっていますので朝ごはんをはじめ、空腹時などにヨーグルトを食べる事は健康のためにおすすめです。
【関連記事】