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埼玉県飯能市「ブルワリー&レストラン(カールヴァーン)」が大切にした貿易会社ならではの取り組みと地域とのつながり

埼玉県飯能市「ブルワリー&レストラン<CARVAAN>(カールヴァーン)」が大切にした貿易会社ならではの取り組みと地域とのつながり

2017年09月28日

都心から電車に乗り、約1時間でアクセスできる飯能市。緑に囲まれ川を見下ろす断崖絶壁の景勝地に、今年新たにビール醸造所併設のレストランがオープンしました。自社農場を持ち、現在提供されているビールには、無農薬の自家栽培ホップが一部使用されています。東京から移住した醸造家の伊藤謙二(いとうけんじ)さんに、オープンまでの道のりや地域とのつながりを含めてお話をうかがいました。

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ブルワリー&レストラン< CARVAAN >(カールヴァーン)は、2017年7月25日に、株式会社FAR EAST(ファーイースト)(代表取締役:佐々木敏行(ささきとしゆき)氏)の本社がある飯能市にオープンしました。FAR EASTは、世界各地からナッツやドライフルーツなどの食品を輸入販売する会社で、都心を中心に11店鋪展開。本社がある飯能はオフィスだけでしたが、新規事業でブルワリー&レストランをスタートさせました。

全面ガラス張りの窓からは美しい緑。また、バーベキューや川遊びができる集いの場所ともなっている、飯能河原を見下ろす絶景のロケーションにあります。

店内では、醸造所を眺めながら自社製クラフトビールを味わえます。

自社輸入食材と自社農園のホップを組み合わせたオリジナルビール造り

現在、レストランで味わえるクラフトビールは4種類あります。自社で輸入しているエジプト産ライムを使用した「アラビアンライム・エール」、バナナのような香りとスムースな飲み口の「スペルト・ヴァツェン」、エジプト産コリアンダーと国産の柑橘系ピールを使用した「ファーイースト・ベルジャンホワイト」、コロンビア産の香り高いカカオニブを使用した「アンデスカカオ・スタウト」です。

すべてのビールに、自社農場で採れたホップを一部使用しています。また、自社輸入の食材を生かして、副原料として使っているのも大きな特長です。料理は、FAR EASTが世界各地から輸入してきた食材や地場野菜をたっぷり使った、様々な国の食文化を堪能できるアラブ・地中海料理が楽しめます。

2年目の自社農園ホップづくりへ

自社ビールに使われている無農薬ホップの栽培は現在2年目、自社醸造のビールに使用しているホップは使用量全体の一部だそうです。まだ栽培方法は試行錯誤しているところで、今後はもっと増やしていきたいそうです。また、レストランで使用するハーブやマスタードなども栽培しています。

ホップは、11種類栽培しています。各年によって、どの品種がよく実るかリサーチしているところだそうです。今回はチヌーク、コロンブスがよく採れたため、現在提供しているビールに使用されています。

別の畑にはハーブなどを育て、今後は醸造用ブドウ畑で栽培も始まる予定です。

貿易会社だからこそ感じた身近な農業

なぜ世界から食材を仕入れる貿易会社が飯能に農場をつくりたかったのでしょうか。

FAR EASTには、世界各地から誰も知らないようなワクワクするものや、食に関する文化を届けるという理念があります。

「食にフォーカスすると、農業は外せない」と伊藤さん。輸入食品に「パイナップルのドライフルーツ」を扱っているのですが、それを例として教えてくれました。

ウガンダのジャリ村に、住民主体で運営されているパイナップル農園があります。味はおいしいのですが、販売経路がなく、地元で消費されているだけ。現金収入につながっていなかったのです。そこでFAR EASTが協力し、パイナップルをドライフルーツにして日本に輸出。現在各店鋪で販売され、ジャリ村のパイナップル農園の方達にも収入が入ってくる仕組みがつくられました。

この例からもわかる通り、食材を輸入する前段階から現地入りし、農業、農園と身近に関わってきたからこそ、自社農園を飯能で始める事は自然な流れであったそうです。

地域の人たちが特別な日に集い、時間と空間を分かち合う場所

実はCARVAANは「スマートカジュアル」というドレスコードを設けているのですが、これにも訳があるのです。

以前、その場所には結婚式場併設の旅館「岩清水」がありました。おじいさん、おばあさん世代の人達の思い出の場所でしたが、そこは10年以上前に閉館。これから式を挙げる地元の人たちの式場もなく、ハレの日に行くレストランもありません。

そこで、ちょっと特別な日にジャケットを着て、オシャレをして時間と空間を共有できる場所になるよう願いを込めてCARVAANをつくったのです。また、ウェディングパーティーが出来る規模(室内105席、テラス20〜40席)で建設されました。内装も貴重なアンティーク品などを揃え、まさに至福の時間にふさわしい空間です。

人口が減り、若い人たちが都心へ引っ越してしまう中、そういった人たちが行きたくなるような「かっこよさ」を建物やデザイン、スタイルを持つことにもこだわったそうです。

もし気軽にオリジナルビールや直輸入のドライフルーツなどを楽しみたければ、すぐ近くにあるCARVAAN CAMP(カールヴァーン キャンプ)でカジュアルに楽しめます。こちらはドレスコードがなく、川遊びの後でも気軽に立ち寄れる場所です。オープンしたばかりの、ブルワリー&レストラン< CARVAAN >。地元の人たちの想いに寄り添い、農園や飯能の発展とともに益々期待が高まりそうです。

 

取材協力:ブルワリー&レストラン< CARVAAN >

〒357-0065 埼玉県飯能市大河原32-1

http://www.carvaan.jp/

 

編集:ビール女子編集部

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