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農業とビールのおいしい関係~ゴーヤーから造られたビール~

農業とビールのおいしい関係~ゴーヤーから造られたビール~

まだまだ暑い日が続いています。キンキンに冷えたビールがおいしいこの時期にこそ、皆さんに飲んでいただきたいビールがあります。それは沖縄のゴーヤーから作られた、ヘリオス酒造の「ゴーヤーDRY」です。今回は「ゴーヤーDRY」が生まれた経緯やおすすめの理由をご紹介していきます。

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ゴーヤーに含まれる成分とは

ゴーヤーには独特の苦みがあり、好き嫌いが分かれる野菜です。でも、その高い栄養や効能を知れば、好きになるかもしれません。

疲労回復にピッタリな苦味成分

ゴーヤーの苦味成分となるモモルデシンには、胃腸の粘膜保護や食欲増進の効果があるといわれています。自律神経のバランスを整える働きもあるそうで、落ち込んだ気分をリフレッシュさせたり、頭痛やめまい、吐き気やだるさなどの自律神経失調症の症状を緩和させたりする効果も期待できるそうです。

ダメージを受けた肌にたっぷりのビタミンCを

ゴーヤーに含まれる成分のうち、忘れてはいけないのがビタミンCです。その含有量は、なんと100g中に75mgも含まれています。ビタミンCは、メラニン色素の生成抑制作用や高い抗酸化作用があるといわれています。夏の強い紫外線によってダメージを受けた肌のケアなどに、是非積極的に摂取していきたい成分です。疲労回復にも効果的といわれており、汗で失われてしまったビタミンCを補給するためにも、ゴーヤーは役立ちそうです。

むくみ改善やダイエットの味方となる成分も

。ゴーヤーには、このむくみ改善に役立つカリウムが100gあたり260mgと豊富に含まれています。このカリウムという成分は、塩分過多によって身体の中に溜め込まれた水分の排出を促してくれます。また、ビタミンCの抗酸化作用による血流改善も相まって、むくみ解消に一役買ってくれるでしょう。

ゴーヤーには糖の代謝を高めるビタミンB1や、糖の吸収を抑制する食物繊維が含まれています。食物繊維は便秘や腸内環境の改善、デトックス効果も期待できますし、体型が気になる方には、嬉しい効果効能がたくさん含まれているといえます。

ゴーヤーDRY

ヘリオス酒造では、1996年6月からビールを造り始めていましたが、ずっと思い続けてきた夢がありました。それは、「沖縄の作物を使ったビール(発泡酒)を造る」ということ。

ビールのおいしさを決める重要な要素のひとつに、“苦味”があります。そして、その“苦味”を持った作物といえば、ゴーヤーが思い当たります。特に沖縄では昔から「沖縄の夏はゴーヤーで乗り切る」と愛され続けてきている食材です。このゴーヤーをふんだんに使い、沖縄の酒造メーカーだからこそ造ることができるビール(発泡酒)として、「ゴーヤーDRY」は生まれました。

ゴーヤーDRYの原料となるゴーヤーにも当然こだわりたいと、栽培農家から直接仕入れを行い、自分たちの眼で厳選した純沖縄産ゴーヤーのみを使用しているそうです。

ここまで聞くと、ゴーヤーの苦味が強いのではないかと気になる方もいるのではないでしょうか。しかし、実際に飲んでみると強い苦味はなく、スッキリとした飲み口で、キリっと爽やかな味わいに驚くことでしょう。

他では味わえない、ゴーヤーDRY最大の特長「苦味のタイムラグ」

ここまで「ゴーヤーDRY」についてご紹介してきましたが、他のビールや発泡酒と最も異なる点、そして最大の特長があります。それは、「苦味のタイムラグ」を体験できることです。

本来、ビールや発泡酒の苦味はホップによって造られるのですが、「ゴーヤーDRY」はホップに加えて、ゴーヤーも使用しています。そのため、最初に一口飲んだ段階で感じるホップの苦味と、その後に爽やかなゴーヤーの苦味が口いっぱいに広がり、その余韻を楽しむことができます。

グラスに注ぐとわかる特長として、ゴーヤーDRY独特の泡立ちが挙げられます。しっかりとしたクリーミーな泡で、持ちが良いというのも特長です。この泡がおいしさに蓋をしてくれて、最後までおいしく飲むことができるのです。飲むときにはグラスに移して、その泡にも注目してみてください。

ビール女子編集部でも「ゴーヤーDRY」を飲んでみた

実際に「ゴーヤーDRY」を飲むためには、ヘリオス酒造直営店で飲む方法と販売店で購入する方法があります。

今回、ビール女子では銀座にある「銀座わしたショップ」でビールを購入しました。「ゴーヤーDRY」以外にもヴァイツェンタイプの「青い空と海のビール」やホワイトエールの「シークヮーサーホワイトエール」が販売されていました。

グラスに注いでみると、聞いていた通りのクリーミーで、消えにくい泡。他のビールと比べると倍くらい長持ちしたように見えました。

まず最初に口に入れた瞬間、しっかりとした苦味を感じたのですが、すぐにひいて、むしろ甘いとさえ思いました。そして面白かったのが、さらに別の苦味が押し寄せてきたことです。なるほど、これが「苦味のタイムラグ」か。

また、苦いといっても飲みにくいものではなく、キリッとした辛口をさらに盛り立ててくれる爽やかな苦みでした。揚げ物やしっかりとした味つけの肉料理、そしてもちろん、沖縄料理にとてもマッチしそうです。

是非、皆さんも「苦味のタイムラグ」を感じながら、ゴーヤーから造られた「ゴーヤーDRY」を楽しんでみてください。

 

協力:ヘリオス酒造 ゴーヤーDRY

 

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