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魚の水槽と水耕栽培が合体 無農薬野菜が育つ「アクアポニックス」とは

魚の水槽と水耕栽培が合体 無農薬野菜が育つ「アクアポニックス」とは

2017年10月26日

野菜の水耕栽培と魚の養殖技術を組み合わせ、野菜と魚を同時に育てる「アクアポニックス」というシステムがあります。生態系を生かした農法として、世界で注目を集めています。「アクアポニックス」を日本に広めようとしているのが、株式会社おうち菜園です。アクアポニックスを日本で始めた経緯や詳しいシステムについて、代表取締役社長の濱田健吾(はまだけんご)さんにお話をうかがいました。

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野菜と魚を同時に育てるアクアポニックス

アクアポニックスとは、魚と植物と微生物の3つが支えあって育っていく「循環型農業」のことです。魚を養殖しながら野菜の水耕栽培を行い、野菜と魚を同時に育てます。

魚を飼えば、魚はフンをします。それを野菜が栄養として吸収するため、水が浄化されます。浄化された水は再び魚の水槽へ戻るため、水槽の水換えが不要です。生態系を生かした循環型システムにより、魚の飼育と野菜の成長が同時にできるのです。農薬や化学肥料は使用しないため、完全オーガニックで野菜を育てることができ、サラダ菜、ネギ、ルッコラなどの野菜からミントやバジルなどハーブ類の栽培が可能です。

このアクアポニックスを日本で広めるための事業展開しているのが、株式会社おうち菜園です。2014年、代表取締役社長の濱田さんが「消費者が自分で野菜やハーブを育てていける暮らしや社会を実現したい」と、同社を設立しました。

自然の生態系が目の前に

「私がアクアポニックスを知ったのは2012年のことです。アマゾンに住むピラクルという淡水魚の養殖に使った水を隣の畑に移す、という農業について紹介したウェブサイトを見たのがきっかけです。もともと宮崎県の田舎で、魚屋の長男として育ち、魚釣りが大好きだった私にとって『魚で野菜を育てる』というコンセプトは素晴らしく魅力的に映りました」。

濱田さんは、さっそくベランダに小さなシステムを作ることにしました。当時はアクアポニックスを紹介する日本語の書籍や動画などはなく、すべて英語で情報を入手する必要がありました。

「試行錯誤の末、やっとシステムが出来上がりアクアポニックスを始めると、そこに自然と生態系ができ、半永久的に循環を繰り返します。毎日魚にエサをやり、たまに水を足すだけで野菜がすくすくと育っていく。目の前で繰り広げられる自然の神秘に胸が躍りました」。

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