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自然を作る アクアポニックス農法が示す循環型農業モデル

自然を作る アクアポニックス農法が示す循環型農業モデル

最終更新日:2017年12月13日

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本の農家が取り組まなければならないのが、化学肥料や農薬を使わないオーガニック(有機)農産物の増産です。12年のロンドン大会以降、オーガニックを優先的に使用する調達基準が設けられ、世界的に有機栽培のニーズが高まっています。より食品の安全・安心を求める機運の中、ホリマサシティファーム株式会社(東京都品川区)は、ハワイ大学が研究してきた「アクアポニックス農法」を運用するシステムを共同開発。環境に優しい都市型農業モデルを提案しています。

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アクアポニックス
アクアポニックス

植物と魚 お互いの特長を活かし、補完しあって育つ「アクアポニックス農法」の仕組み

アクアポニックス農法は、およそ40年前にアメリカで研究がはじまった水耕栽培(Hydroponics)と、魚の水産養殖(Aquaculture)を融合した有機循環エコシステムです。魚と植物の生育に必要な栄養分をそれぞれが供給しあって、お互いに成長する好循環を構築します。
循環のスタートは魚。真水の中で成育できる淡水魚の排せつ物から生成されるアンモニアが、水中のバクテリアによって亜硝酸塩、さらに硝酸塩へと変換されます。硝酸塩は、植物の成長に不可欠な養分。それを含んだ水を利用して水耕栽培を行います。植物が養分として硝酸塩を消費したクリーンな水が、魚にとって最適な状況となって、再び水槽に戻ってくるというサイクルを確立したのが「アクアポニックス農法システム」です。
システムを運用するために必要なのは魚のエサだけ。近年、注目を集める植物工場と異なるのは、農薬を使用しないことはもちろん、化学肥料も用いないことで、実質的な有機栽培を実現します。
耕作面積が小さいことと、真水の確保が難しいという土地柄から、アクアポニックス農法は、ハワイ大学で最先端の研究が行われてきました。食糧自給率の向上に課題を持つハワイでは、同州の農業省もバックアップ。産学が連携する中に同社が合流し、システムとして運用する方法を確立するための研究を進め、2012年、アメリカUSDAのオーガニック認証を取得しました。
 

堀雅晴社長

ホリマサシティファーム 堀雅晴社長

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