「干し野菜」
今回はキュウリ・ナス・ニンジン・キノコ(マイタケ・シイタケ・エリンギ)を干してみました。
作り方
1. 野菜やキノコはお好みの大きさに切り、盆ざるに重ならないように広げます。
2. カラッとした晴れの日に、天日干しにします。
※今回はちょっと干しです。
ちょっと干し 半日~2日程度
しっかり干し 3日~
3. 適度に水分が抜けたら保存袋や瓶などに入れて保存します。
おいしい干し野菜を作るための5カ条
その1. 水気を残さない
洗って干すと、湿気が残ってカビやすくなるので干す前には洗わないこと。戻すときに水洗いして使用します。
その2. 用途に合わせて切る
カラカラに干して長く保存したいときには、千切りや薄切りがおすすめです。葉物類は風に飛ばされやすいので、大きめに切って干しましょう。
その3. 晴れて乾燥した日に干す
干し始めが大切!カラッとした日に風通しの良いところで干すのがポイントです。時間帯は午前9時ころから午後3時頃までがよいでしょう。
その4. 保存瓶や密閉容器に保存する
瓶や密閉容器に入れて常温保存します。乾燥材を一緒に入れると効果的です。しっかり干したものは長期間使用できますが、ちょっと干しは水分がまだ残っている状態なので早めに使い切りましょう。
その5. 戻し加減はお好みで
ちょっと干しの場合は、レンコンやゴボウのようにアクがあるもの以外は水に戻さず使用します。しっかり干しの場合は、水に5分~20分程度浸しましょう。
戻し汁には野菜の旨みが出ているので、出汁としておすすめです。
出来上がりの様子
干し野菜を使った料理
炊き込みご飯は、キノコや野菜の旨みを出汁にしたので、味付けは塩と醤油でシンプルに炊き上げました。
ピリ辛炒めはフライパンに油と生姜を熱し、香りが出たら干し野菜を水に戻さず加えて、軽く炒めます。
仕上げに塩とラー油、白ゴマを振ります。干し野菜を使って、実際に料理に応用してみると、水分が抜けることで野菜本来の旨みが凝縮され、出汁やコンソメなど旨みの素を入れなくても、十分おいしい料理が出来上がりました。
しっかり干しから、ちょっと干しまで野菜の種類や用途で料理のバリエーションが広がる干し野菜。
食卓をカラフルに彩って、食欲の秋を一層盛り上げてくれるでしょう。