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畜産する都立高校 覚悟を持って動物に愛を注ぐ畜産科学科の実習

畜産する都立高校 覚悟を持って動物に愛を注ぐ畜産科学科の実習

最終更新日:2017年12月12日

都立瑞穂農芸高校にある東京で唯一の畜産科学科は、さながら山間の小さな農場です。牛舎、豚舎を中心に放牧場や作物を育てる畑、堆肥を作る場所も設けられており、生徒たちは動物の世話をはじめ、多岐にわたる農作業のほとんどを自分たちで手がけています。恵まれた環境の中で毎日動物と触れ合い、生徒たちは畜産科学科でどんなことを学び取っているのでしょうか。

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酪農類型の実習 乳牛の世話と生乳の提供

畜産

酪農女子に訊く

「動物が好きだから、動物に関わることをやりたいと思って入学しました。最初は牛の大きさにびっくりしたけど、すぐに慣れました。今はかわいいいですよ」。
取材インタビューに対して、屈託なくそう語ってくれたのは、畜産科学科3年生の高原さん。彼女は酪農類型の生徒で、瑞高祭では同類型のリーダーを務めました。

類型専門コース

ここでいう「類型」とは専門コースのこと。畜産科学科では1年生で農業全般について学び、畑仕事をして農作物を育てたり、トラクターなど農業機械の操作も習得します。そして2年生から酪農・養豚・実用動物の各類型に分かれ、専門的な体験学習を行います。
実用動物とは同校が平成5年から設けている、イヌ、サル、モルモット、フェレット、マウス、ウサギといった愛玩動物や実験用動物で、繁殖技術の基礎などを学びます。それを活かし、ペット関連の職場や専門学校、研究員養成施設などに進む生徒もいます。

生乳は「東京牛乳」に

例えば高原さんの選んだ酪農の場合、毎朝7時半から牛舎で管理作業を開始。一旦教室に戻った後、1時限目の最初に搾乳実習。搾った生乳は、集乳車が集めに来るまでタンクに保管します。そして放牧、給餌、掃除、夕方の搾乳と、普通の酪農農家と変わらない作業を平日は5~6人、休日は3~4人の当番制で行います。
こうした毎日の管理・搾乳はもとより、直腸に手を入れて子宮はどこかを探ったり、人工授精を行ったりする実習もあります。
生徒が搾った生乳は、多摩・八王子地域の酪農農家の生乳を原料とする「東京牛乳」(協同乳業(株)による東京都地域特産品認証商品)になります。もちろん相応の報酬も得られます。この収益は畜産科学科運営の貴重な財源になります。

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